2023.07.31
ＮＯＴＥ（ブログ）のアーカイブを見ると、毎年７月の最終日に書く内容は決まっていて、今月が個展開催の月だったため、創作活動がターニングポイントを迎えたことです。私は７月の個展発表を目指して１年間を創作活動に邁進していて、今回も例外ではありません。今回の個展はコロナ禍が落ち着いたことで、多くの人が個展会場に足を運んでくれました。個展が何とか無事に終わったことで、とりあえずホッとしましたが、今回の個展で発表した作品が２年間のスパンでやっているので、その前半部分が終わったということに過ぎません。例年であると、ここから本腰を入れて新しい世界に飛び立つのですが、現在は後半部分の制作に精を出しているので、まだ完全に作品が終わった感じはありません。来る日も来る日も陶彫立方体を作っていますが、空調設備のない工房に籠るのは、最近の酷暑の中では辛いものがあります。制作時間を短縮して身体に負担がかからないようにしていますが、一旦創作活動が始まってしまうと、身体をかばうことを忘れてしまって、頭がボーとすることもありました。今月は個展開催期間を除くと、ほとんど工房に通っていましたが、昨日の叔母の一周忌法要は工房を閉めていました。今月の鑑賞は美術関係で「木島櫻谷展」（泉屋博古館）と嘗ての同僚が絵画を出していたグループ展２カ所（みつい画廊、うしお画廊）に行ってきました。映画では「ＴＡＲター」（シネマジャック＆ベティ）に行ってきました。今月は自分の個展があっために美術館等へ行く機会は少ない１ヵ月でしたが、それも仕方がないと思っています。特記することと言えば例年より早く陶土の注文と搬入を行いました。これは陶彫立方体が陶土を消費する量が多いことを意味しています。ＲＥＣＯＲＤは陶彫立方体関連と通常のＲＥＣＯＲＤの二本立てでやっています。これはなかなか多忙です。読書は和辻哲郎著による「風土」と「古寺巡礼」を気分に任せて読んでいます。今月も体調を崩すことなく、毎日元気に過ごせたことは幸運でした。