DIC川村記念美術館は、千葉県佐倉市の森の中にあって中世の城を彷彿とさせる美しい景観を持つ美術館です。ここでは私の感覚を擽る企画展が時々あって、橫浜から遠い美術館でもよく出かけます。箱の造形作家コーネ…[続きを読む]
今日は梅雨らしい鬱々とした天気でした。午前中は昨日から続いている作品の梱包作業をやっていました。今日は若いスタッフが2人朝から来ていて、それぞれ制作に励んでいましたが、10時半頃スタッフ2人と家内を連…[続きを読む]
先日、京都国立近代美術館で見た「戦後ドイツの映画ポスター」展は、時代背景を考える上で興味をそそる企画でした。第二次世界大戦後、ドイツは東西に分断されました。1990年に統一されるまで、ドイツの映画は東…[続きを読む]
現在読んでいる「芸術の摂理」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)には、「美学と倫理学」という章があって、西欧思想による芸術の成り立ちを解説した箇所があります。美学史的論稿という副題がつけられている米澤有恒…[続きを読む]
昨日、横浜のミニシアターにフィンランド・エストニア・ドイツ合作映画「こころに剣士を」を観に行きました。監督はフィンランド人、出演した多くの俳優陣はエストニア人という構成でした。時代は1950年初頭、舞…[続きを読む]
先日見に行った「クラーナハ展」が、NHK番組で取り上げられて、クラーナハが得意としたヌード絵画の分析を行っていました。肢体がリアルではないのは自分も理解していましたが、カタチの象徴化や色彩の艶めかしさ…[続きを読む]
三連休の最終日になりました。今日は工房へは行かず、家内と東京と横浜の美術館を巡ることにしました。師匠の池田宗弘先生は自由美術協会の会員で、例年この時期に先生から招待状が届きます。そこで今日が自由美術展…[続きを読む]
今日も朝から工房に篭りました。昨日の続きをやっていました。背の低いテーブル彫刻の陶彫部品がある程度出来上がってきたところで、早めに工房を閉めました。次の段階は次回にしようと思ったのでした。陶彫制作はま…[続きを読む]
私はこの手の映画が大好きです。政治とスポーツの分離を考えされられる一面があり、スポーツを芸術に置き換えれば、まさに私のツボに嵌まってしまうからです。ナチス政権に興味があると書くと語弊がありますが、当時…[続きを読む]
「城」(カフカ著 前田敬作訳 新潮社)の再読を始めました。先月の関西出張の時に新幹線の中で読んでいたもので、途中で放棄していたのでした。本著は読んでいくと何となく居心地の悪さを感じさせるような場面が多…[続きを読む]
20世紀最大の物理学者であったアルベルト・アインシュタインと、同じく最大の心理学者であったジームント・フロイトの往復書簡が、フロイト選集「宗教論」(日本教文社)の巻末に収められています。これは1931…[続きを読む]
「人間モーセと一神教」(フロイト著 吉田正己訳 日本教文社)終結部には、さらに「総括と反復」という最終部分がつけ加えられています。言わばこれは継ぎ接ぎだらけの論文で、時期的に発表を控えてみたり、条件が…[続きを読む]
学者の発表した論文に、その論文を起稿した動機を、国際情勢あるいは個人的な事情を鑑みて考察を試みることは、私に刺激を与えてくれます。自分の専門分野を駆使して社会問題を論じたものは、とりわけ興味が湧き、こ…[続きを読む]
「幻想の未来」は日本教文社が出しているフロイト選集8「宗教論」に含まれている論文です。「幻想の未来」という論文を読みたくなったのは、以前読んだ「フロイト入門」(中山元著 筑摩選書)によるもので、その時…[続きを読む]
先日、何気なく見たNHK番組が印象に残ってしまいました。「エヴァの長い旅~娘に遺すホロコーストの記憶~」という番組でした。取材を受けたユダヤ人のエヴァ・シュロスさんは現在86歳で、15歳の誕生日にポー…[続きを読む]
このところの国際情勢で気になることと言えば、北朝鮮の核実験や長距離弾道ミサイルの発射強行を受けて、米韓の軍事合同訓練の規模が大きくなっていることです。どうも近隣諸国の動きに目が奪われますが、人類史を精…[続きを読む]
かつて読んだニーチェの哲学書にも出てきた語彙ですが、精神分析学でフロイトが提唱したコトバが「自我・エス・超自我」です。現在読んでいる「フロイト入門」(中山元著 筑摩選書)第五章「フロイトの欲動の理論」…[続きを読む]
今だから語れる真実があるとすれば、かつて人々が経験した戦争の惨状だろうと思います。戦争は特定民族に焦点を当てて根絶させようとする大量虐殺を生み出し、その代償は孫子の代まで禍根を残すと言っても過言ではあ…[続きを読む]
2015年の大晦日になりました。毎年恒例になっていますが、今年の総括をしてみたいと思います。今年の7月個展で発表したのは「発掘~群塔~」と「発掘~丘陵~」でした。陶彫部品の多さで毎年更新している最近の…[続きを読む]
「ヒトラー暗殺 13分の誤算」というタイトルからして、面白い映画であることは間違いないと自分は確信しました。当時のドイツが封印した実話、しかも単独犯罪で仕掛けたのは一般人である家具職人、こんな史実の設…[続きを読む]
やっと週末になりましたが、やはり土曜日はウィークディの疲れがあって、創作活動に今ひとつ意欲が湧かないのです。今日の午前中は、定年退職が近い職員を集めた年金や保険に関するセミナーがありました。私もそれに…[続きを読む]
シュトレンとはクリスマス時期に売られるドイツの伝統的な菓子パンのことです。1980年から5年間オーストリアで暮らした自分は、何かの機会でシュトレンの存在を知り、大好物になりました。ちょうどその頃、洋菓…[続きを読む]
先月のことで日が経ってしまいましたが、橫浜の中心地にあるシネマジャック&ベティに表題の映画を観に行ってきました。ドイツ映画「顔のないヒトラーたち」は実話を基に描かれた秀逸な内容だと感じました。1958…[続きを読む]
「月映 つくはえ」は1914年(大正3年)9月から翌年の11月まで刊行された自刻木版画と詩による作品集です。この詩誌を作ったのは田中恭吉、藤森静雄、恩地孝四郎の3人の画学生でした。全7号まで発刊されま…[続きを読む]
このところ毎週土曜日になると美術鑑賞や映画観賞に出かけています。今日も例外ではなく、ほぼ一日をかけて神奈川県内を走り回りました。今朝工房に行けなかったのが残念でしたが、週末の疲労もあって仕方ないかなぁ…[続きを読む]
東京では既に終わってしまった展覧会ですが、「アール・ヌーヴォーのガラス」展はなかなか見応えのある印象的な展覧会だったので、感想を述べたいと思います。パナソニック汐留ミュージアムは興味深い企画展が多く、…[続きを読む]
やはり大著を読むのには相当の時間がかかることを改めて自覚しました。常に鞄に携帯しているのに、読みたい気分にならない時が結構あります。この場合、読書はリラックスタイムではないと思った方がいいのかもしれま…[続きを読む]
ジークムント・フロイトはウィーンに関わりの深い20世紀最大の精神分析の権威です。私は1980年から5年間ウィーンに滞在していましたが、フロイトの業績に触れることなく過ごしていました。フロイトの存在は知…[続きを読む]
「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)を読み終えました。ドイツ・ロマン派の画家C・Dフリードリッヒの絵画を中心に据え、それを契機に哲学・文学・医学等のドイツ思想を横断的に論じた…[続きを読む]
「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)を読み始めて随分時間が経っていますが、ようやく終盤に差し掛かりました。本書はドイツのロマンティク絵画を代表するC・Dフリードリッヒに関する…[続きを読む]
ドイツの文豪ゲーテの「色彩論」をきちんと読んだわけではありませんが、現在読んでいる「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)にゲーテの「色彩論」が引用されていて注目しました。著者の…[続きを読む]