現代ドイツ絵画を代表する画家にアンゼルム・キーファーがいます。何年か前に箱根の「彫刻の森美術館」でキーファーの個展がありました。美術館にある絵画館で高い天井まである壁一面に掛けられた巨大絵画の数々が、…[続きを読む]
以前から興味はあったもののなかなか身近に感じることができなかったものがドイツ工作連盟です。19世紀末にあったユーゲントステイールからさらに前進して、美術と産業が密接に結びついた組織。20世紀初頭にミュ…[続きを読む]
最近ブログに高校時代に学んだフォーヴィズムやキュービズムについて書きました。さらに遡って中学時代の話です。中学生の頃はかなり記憶が薄れているのですが、美術の授業でただひとつ覚えていることはベテランの美…[続きを読む]
高校時代にフランス人画家ブラマンクを真似てフォーヴィズム紛いの油絵を描いていました。そのうち近・現代美術史に興味が出て、あれこれ調べるうち、やはりピカソの巨大さに気づかされました。自分が表現主義や抽象…[続きを読む]
高校時代に油絵を描き始め、最初に影響を受けたのが佐伯祐三でした。鋭く素早い筆致で描かれた風景画を見ながら、どうしてこんな空気を感じさせる雰囲気が出せるのだろうと思っていました。佐伯祐三画集にあったフラ…[続きを読む]
ロシア人画家カンデインスキーについては度々ブログに書いてきました。当時進歩的だった刊行物「青騎士」についても触れたことがあります。「青騎士」の翻訳が出版され、さっそく読んで感想を述べたこともあります。…[続きを読む]
法律文化社「ドイツ表現主義の世界」を読んでいたら、画家クレーとマッケがチュニジアを旅行し、そこから絵画表現が大きく変わったことが書かれていました。北アフリカの風土から受けた影響は、とくに色彩に表れてい…[続きを読む]
ドイツ表現主義と言えばエミール・ノルデを語らないわけにはいきません。ノルデも昨日や一昨日ブログに書いたバルラッハやキルヒナーと同様、自分が滞欧生活中に知り得た画家です。ノルデは重くて鮮やかな色彩がイメ…[続きを読む]
ドイツ表現主義を調べていくとベルリンの「ブリュッケ」とミュンヘンの「青騎士」という2つの芸術家集団に出会います。「青騎士」は年刊誌が発行され、カンデインスキーの理論が核になった集団であるのはよく理解で…[続きを読む]
「デイ ブリュッケ」はドイツ語で「橋」を意味します。ドイツ表現主義の中で重要なグループだった「ブリュッケ」は、自分が渡欧するまで日本でほとんど作品が紹介されることがなかったように思います。キルヒナーや…[続きを読む]
職場の同僚にK・コルヴィッツの画集を貸したことで、自分が影響を受けた女流芸術家について書いてみたくなりました。学生時代は先日のブログにも書きましたが、コルヴィッツ一辺倒でした。その後はレンピッカが好き…[続きを読む]
以前ブログに書いたことがあるK・コルヴィッツに関して興味ある論文を見つけました。「表現主義の女流画家」(三木順子著)にコルヴィッツと表現主義の関わりがあります。コルヴィッツは表現主義の画家たちより一回…[続きを読む]
画家カンデインスキーが推進した無対象絵画(抽象絵画)の考え方が、立体の場合はどんな現れ方をしたのか興味のあるところです。ロダンのもとを離れたブランクーシあたりが抽象彫刻の草分けでしょうか。バウハウスが…[続きを読む]
画家カンデインスキーのまとまった展覧会は2002年の春頃に東京国立近代美術館で開催されています。印象派の展覧会と違って、人ごみの中を観てまわることはなかったと記憶しています。自分が印象に残った作品は油…[続きを読む]
表題は江藤光紀著による「カンデインスキー/コンポジションとしての絵画」で、夏からずっと画家カンデインスキーに関わる文献を漁っていた自分が、「青騎士」「点・線・面」といった翻訳を読み終えた後、ようやく辿…[続きを読む]
昨日カンデインスキーの宗教画についてのブログを書いていて、ふと我が家にも宗教画(イコン)があるのを思い出しました。しかも玄関に飾っているのに気にとめていませんでした。我が家にあるイコンはガラス絵です。…[続きを読む]
20世紀初頭に抽象絵画の旗手として活躍したロシア人画家カンデインスキーのことを夏からずっと調べています。バウハウスの教壇にたって新しい美術教育を展開したことはよく知られていますが、抽象絵画とは縁がない…[続きを読む]
読書の秋と言うものの、なかなか時間が出来ず、夏から読んでいる本がいまだにあります。夏に画家カンデインスキーに関わる著作・翻訳を再読または新しく購入して読み始めましたが、まだ読み終えていません。カンデイ…[続きを読む]
以前タウン誌の取材を受けました。それが出来上がり1冊頂きました。作品というより自分のポートレートが大きく掲載されて、ちょっと照れます。ルポライターの文章を読んでいると、自分が言ったことで改めて自分の意…[続きを読む]
京都の話題が続きますが、京都国立近代美術館で開催されている「麻田浩展」を先日見てきました。この細密な幻想絵画をどこかで見た記憶があります。大きな展覧会だったかもしれません。没後10年と副題にあったのが…[続きを読む]
日本画家小泉淳作氏による「双龍図」は、かつてテレビで放映された制作ドキュメントで知りました。北海道の学校の体育館を借りて、綿密に描かれた下図から、いよいよ巨大な天井画に移していく過程は気迫に満ちていま…[続きを読む]
昨日行った横須賀美術館には谷内六郎館があって、「週間新潮」の表紙になった絵をまとめて見ることができます。この日は自分の教え子で仕事の同僚になった人が一緒でした。彼女は谷内六郎の世界が大変気に入って、「…[続きを読む]
今年春にオープンした横須賀美術館に行ってきました。美術館の目の前は海水浴場になっていて、企画展と常設展を見た後、海岸に行って渚を歩き、海の家で昼食をとり(美術館のカフェは予約でいっぱいでした)また美術…[続きを読む]
R・ドローネーはフランスの画家で、カンデインスキーと同じく抽象絵画の開拓者の一人です。「青騎士」にも参加し、同誌にブッセによる評論が載せられています。「外的な自然の模倣的再現を避け、それを自然の潜在的…[続きを読む]
年刊誌「青騎士」は1912年ミュンヘンで出版された、という訳者の前書きから始まって、この貴重な本に様々な芸術家が評論を寄せています。1912年といえば20世紀初頭。ほとんど1世紀前に書かれたものです。…[続きを読む]
ドイツ表現主義に興味を持ってから、当時住んでいたウィーンで資料集めをしていた時期がありました。「EXPRESSIONISMUS(エキスプレッショニスムス)」と表題にあった書物をいろいろ購入したものの原…[続きを読む]
20数年前にドイツやオーストリアで生活し、表現主義の枠に括られる多くの画家や音楽家の遺産をこの目で見ておきながら、表現主義の何たるかを知らず、キルヒナーやノルデの絵画世界がもつ漠然としたイメージだけで…[続きを読む]
20数年前に初めてヨーロッパに渡り、最初に降り立った都市が旧西ドイツのミュンヘンでした。東京〜パリ間をフライトし、パリを見ずにそこからすぐミュンヘンまで飛んでしまいました。日本の大学に通っていた当時か…[続きを読む]
ホルスト・ヤンセンと同じように、カール・コーラップもウィーンで初めて知った画家です。種村季弘著「断片からの世界」にコーラップに関する評論が掲載されていたので、これを契機にコーラップの絵を知った時の昔の…[続きを読む]
ウィーン幻想派画家やフンデルトワッサーほど国際的な名声を得ていないので、カール・コーラップを日本で知ることはありませんでした。20数年前にウィーンにいた頃、コーラップのタブローや版画を多くの画廊が扱っ…[続きを読む]
昨日は何故ホルスト・ヤンセン展の回想を書いたかと言えば、今読んでいる種村季弘著「断片からの世界」にヤンセンの評論が掲載されていて、20数年前にウィーンで知った卓越した素描画家の様々な面を知ることができ…[続きを読む]