Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 陶彫
2006.10.11

フンデルトワッサーや池田満寿夫の陶芸を見ていると、これはもう用途を持つ陶磁器とは異なり、むしろ陶を単なる素材として扱った立体作品と言えます。これは彫刻分野の仕事です。そこに工芸的な要素はありません。日…[続きを読む]

2006.10.10

昨日、フンデルトワッサーが作った陶芸のことをブログに書いた後、ふと思い出したのが池田満寿夫の陶彫「般若心教」です。去年、三重県にあるパラミタミュージアムに行き、池田満寿夫の陶彫コレクションを見てきまし…[続きを読む]

2006.09.11

5年前、たまたま見ていたテレビから信じられない映像が送られてきました。ちょうどその頃、陶彫で都市をテーマにした作品を作っていたので、これはテロの被害を表現したものかとよく聞かれました。以前のブログに書…[続きを読む]

2006.09.05

ブランクーシのことを考えていると、今制作中の木彫が「無限柱」に似てくるので少々困っています。確かに「無限柱」は美しい造形で、簡素化させた形態の極みだと思います。ルーマニアの門や家の装飾がブランクーシの…[続きを読む]

2006.08.27

ストイックな抽象表現をやっていると、具象的な表現に憧れ、人物を塑造してみたくなります。具象的なカタチには自分の頭では考えられない様々なカタチがあって観察を極めたくなるのです。抽象と具象は割り切って区別…[続きを読む]

2006.08.11

陶彫レリーフを屏風にした「発掘〜鳥瞰〜」を制作中の頃、主に日本画で行われている屏風表現がもっと様々なカタチになっていけたらいいなと思っていました。それから屏風を使った表現を考えるようになり、自由なテー…[続きを読む]

2006.08.06

作業場に教え子が来て、武器を作っているのかと聞かれました。確かに柱の先を尖らせて文様を加えた作品は槍のようにも見え、それらが数本立てかけてある作業場は異様な雰囲気です。いずれ20数本を彫り上げ、組み合…[続きを読む]

2006.07.25

刃物を研ぐのは制作に入る前に行う儀式のようなものです。でも木彫には絶対必要なことです。陶彫をやる時は土練りが儀式です。これは無心な状態に自分を保ちます。日常から離脱する瞬間かもしれません。スポーツクラ…[続きを読む]

2006.07.19

今日から突如として次作の雛型を作り始めました。実作品はサイズが大きく手間暇がかかるので、イメージしたものが即興で作れるものではありません。その点、雛型はデッサンより明確に形態を捉えることが出来るので、…[続きを読む]

2006.04.13

気候が暖かくなると新作に取りかかります。年間バイオリズムがあるようで、私はこの季節から作業を始めるのが常です。プランはずっと前から頭にあって、ようやく具現化するわけです。陶による作品を長い間やってきま…[続きを読む]