Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 書籍
2009.06.04

通勤電車で読んでいる本にアントニオ・ガウディに関する文章が出てきたので、自分も実際に見たことのある建築や公園が思い出されてきました。ガウディはスペインのバルセロナで活躍した建築家で、うねうねとした曲面…[続きを読む]

2009.05.28

表題は八木一夫著「オブジェ焼き」(講談社)です。八木一夫は前衛陶芸家として知られ、用途を持たない陶による作品を作った草分け的な存在です。陶彫を表現方法に選んだ自分としては、八木一夫の「ザムザ氏の散歩」…[続きを読む]

2009.05.26

土曜日から二泊三日の出張があり、昨晩帰ってきて今日は代休です。出張でかなり疲労していたらしく、今日一日は眠気がとれず、ウトウトとした一日を過ごしました。創作活動をしようにもヤル気が起こりませんでした。…[続きを読む]

2009.05.18

表題は草間弥生著「無限の網」(作品社)で、水玉や網が増幅していく大掛かりな造形作品をパワフルに作り出している女性アーティストの自伝です。草間弥生という作家は、ちょうど30年前の自分の学生時代に、南天子…[続きを読む]

2009.05.07

表題は白倉敬彦著「夢の漂流物」(みすず書房)です。「私の70年代」と副題がついている通り、作者が交流した美術家や文学者を通して70年代を回顧し、その時代の側面を分析したエッセイです。自分は大学を出たの…[続きを読む]

2009.04.21

通勤電車に揺られながら読んでいるエッセイは、現代美術と文学を結びつけた刊行物に関するもので、興味が尽きません。書物は昔から大好きで、読書三昧の時期もありましたが、社会に出てからは読む時間が作れず、今は…[続きを読む]

2009.04.14

表題は峯村敏明著「彫刻の呼び声」(水声社)で、銀色一色のシンプルで現代的な装丁に魅かれて購入しました。彫刻とは何かを問う真摯な評論集で、時間をかけてじっくり読み込みました。一貫したテーマである「存在」…[続きを読む]

2009.04.06

職場が自宅から近くなり、電車の駅も各駅で三つ目で降ります。これは読書をするには中途半端な通勤時間です。電車に乗っている時間くらいし本が読めない自分はずいぶん長いこと鞄に同じ本を入れています。頭を使う現…[続きを読む]

2009.01.15

素材がもつ力を引き出すことは彫刻にとって重要なことです。石や木はもともと自然界にありのまま存在しているので、それらに手を加えることで豊かな表現を示せるならば、彫刻としては大成功と言えます。逆に手を加え…[続きを読む]

2009.01.14

毎日制作をしていて、ふと思うことがあります。作品制作はまず自分が作りたいイメージがあって、それをカタチにしたいと欲して制作をしているわけです。幸い個展やらグループ展で鑑賞者の目に触れる機会が持てている…[続きを読む]

2009.01.13

どうも公務や新作彫刻の追い上げやらで読書の時間が取れません。自家用車通勤も読書が出来ない原因です。自宅の書棚をながめると、読みかけの本がいろいろ目につきます。陶芸家八木一夫の随想集やら現代彫刻の評論集…[続きを読む]

2009.01.11

連休の作業中に、知り合いの美大生がやってきて「象徴主義」について調べていきました。「象徴主義」はG・モローに代表される19世紀末に登場した神秘的な主題を扱った一連の作品を指しますが、広い意味の象徴は古…[続きを読む]

2009.01.10

このブログはほとんど自分のメモとして書いているような内向きの文章になっています。三連休が始まり、まずやるべきことは「構築〜起源〜」の柱の修整彫りです。どこまで終わることができるのか。116本のうち64…[続きを読む]

2009.01.08

一日の過ごし方に緩急があって、公務に追われ制作に没頭する時間は密度の濃い時間を過ごしています。自宅に帰ってくると、気持ちが緩んでぼんやりとしてしまいます。このぼんやりとした時間が何ともいいのです。こう…[続きを読む]

2009.01.07

公務が始まったので、新作「構築〜起源〜」の制作は勤務時間が終わってからです。今日は修整彫りが終わっている柱を少しずつバーナーで炙っていく作業をやりました。外はもう暗くなって寒さが身に沁みる時間帯でした…[続きを読む]

2009.01.06

新作「構築〜起源〜」の土台から立ち上がる杉材の柱116本の修整彫りを始めています。どの程度彫り跡を残すか考えながら作業をしています。搬入までの時間を考えると焦る気持ちはありますが、荒彫りとは異なり、彫…[続きを読む]

2009.01.02

昨晩、ウィーンフィルによるニューイヤーコンサートの中継をNHKが放映していました。ウィーン楽友協会ホールは自分にとって思い出の場所です。もうかれこれ20年以上も前になりますが、1980年から85年まで…[続きを読む]

2008.12.29

自分は電話とメールくらいしか使わない携帯電話ですが、家内は映像や音楽のダウンロード、ゲーム等携帯電話の機能をフルに活用しています。初めは携帯電話なんて嫌いと言っていたのに、一度持ち出したら手放せなくな…[続きを読む]

2008.12.26

家内の叔父が奄美大島から送られてきたタンカンを届けてくれました。今年春に訪れた奄美大島。家内の血縁をひく嘉徳の村より送られてきたものだそうで、本土では貴重な柑橘類になります。表面はでこぼこしていて、ち…[続きを読む]

2008.12.25

地元の横浜美術館による企画展「セザンヌ主義」に行ってきました。クリスマスのみなとみらい地区はさぞや混んでいるだろうと思って覚悟して出かけましたが、あにはからんや不況の影響なのか、思ったほどの混雑はなく…[続きを読む]

2008.12.24

今愛読しているのは酒井忠康著「魂の樹」。副題に「現代彫刻の世界」とあります。書店でまず訪れるのは美術分野の棚で、並んだ書籍の中から現代彫刻という文字を見つけると、さっと手に取って即刻購入したくなるのが…[続きを読む]

2008.12.23

116本の杉の柱の修整彫りに入りました。新作「構築〜起源〜」の土台から立ち上がる柱は表現上重要なもので、この処理をどうするかで作品の印象が違ってきます。構築シリーズは3年目になりますが、工芸的な印象を…[続きを読む]

2008.12.22

今日は職場の納め会でした。プレゼント交換を企画したので、それぞれ工夫を凝らしたプレゼントを用意しました。昔の職場で同じような企画があって、自分は父が丹精こめた植木を鉢植えにしてプレゼントにしていました…[続きを読む]

2008.12.21

今日「構築〜起源〜」の土台部分に当たる9畳大のテーブルが完成しました。年末の休庁期間にこの土台に砂を硬化剤で貼り付けて、油絵の具を染み込ませる作業を行う予定です。朝からたっぷりと作業をしたせいで、身体…[続きを読む]

2008.12.15

新作「構築〜起源〜」の土台作りを続けています。土台に穴を開けて、そこから複数の柱が出てくるような構成を考えていますが、穴のないところには凸形のレリーフを施す予定です。凸形は抑制の効いた矩形で、116本…[続きを読む]

2008.12.14

数年前に同じ職場で働いていた人が「藍」というゴスペルのグループにいて、何度かコンサートを開催しています。その彼女から招待券が贈られて来たので、東京市ヶ谷のルーテル教会まで出かけてきました。久しぶりに聴…[続きを読む]

2008.12.13

新作「構築〜起源〜」は、116本の杉材の柱や9畳大の土台を使い、パターンを少しずつ変化させて、その繰り返しによる集合体で構成する彫刻です。坦々と繰り返す作業は、自分の得意とするところで、いわば労働の蓄…[続きを読む]

2008.12.12

現在「構築〜起源〜」の土台を制作中です。土台は厚板に格子状になった矩形をたくさん刳り貫く作業をしています。そこに杉の柱を立てて立体造形にする計画です。この格子をとても美しく感じています。柱を立てなくて…[続きを読む]

2008.12.11

毎年この時季のブログにStollenについて書いています。Stollenはドイツ語です。シュトレンと発音します。クリスマスの時季にベーカリーで売り出されるドライフルーツの入ったパンです。自分がヨーロッ…[続きを読む]

2008.12.08

一日のうちでやることが多く、時間が足りないのはいいことか、よくないことか考えることがあります。創作一本では食べていくことはできず、他に仕事を持っているのは仕方ないのかもしれませんが、創作一本の生活への…[続きを読む]

2008.12.05

平凡社から出版されている書籍にスイスの画家P・クレーに関するものが3冊あります。「クレーの贈りもの」「クレーの詩」「クレーの旅」です。そのうち「クレーの贈りもの」は内外の作家、画家、詩人、評論家等がク…[続きを読む]