Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 書籍
2008.11.11

先日読み終えた美学出版「終わりきれない近代」の中でオブジェについて触れた文章があります。「オブジェというフランス語は、英語のオブジェクトに相当します。自分から見て前方に投げ出されたものというのが語源。…[続きを読む]

2008.11.10

表題は樋田豊郎・稲賀繁美編集による故陶芸家八木一夫に関する本です。八木一夫が中心になって活動した「走泥社」や当時オブジェ焼と呼ばれた機能を持たない陶磁器の作品を自分なりに理解してみようと思って、京都に…[続きを読む]

2008.10.30

ウイークデーというのに都立美術館は大変な混みようで、人と人のすき間から名画を鑑賞する状況でした。フェルメールは日本人好みの画家なのでしょうか。先頃「牛乳をそそぐ女」が国立新美術館に来た時も人混みの中で…[続きを読む]

2008.10.23

以前のブログに書いた記憶がありますが、出張に出かけて会議の時間待ちをしている時に、カフェでちょい制作をすることがあります。ポストカード大の平面作品RECORDの用紙をいつも携帯していて、下書きをしたり…[続きを読む]

2008.10.17

昨日まで読んでいたフェルメールの伝記小説「運河沿いのフェルメールの家」は、冒頭フェルメールの結婚式で真珠の耳飾りが登場し、最後はデルフトの風景をフェルメールが描くところで終わっています。最後に出てくる…[続きを読む]

2008.10.16

表題はイングリット・マラー著、鈴木芳子訳によるフェルメールの伝記小説です。芸術家を扱った伝記小説は大好きで、前にペーター・ブリューゲルの伝記小説を読んでいました。伝記といっても時代背景だけは史実に基づ…[続きを読む]

2008.09.22

ビジョン企画が出版している新報に今年の夏にやっていた展覧会の評論が掲載されていました。フェルメール展を初めとする特別企画展から東京各地の個展までの寸評があって、自分の個展は彫刻部門の中ごろにありました…[続きを読む]

2008.09.13

今日から三連休になり、制作三昧になれる幸せを感じます。三連休に何をすべきかという身近な目標を立て、貴重な時間を有効に使いたいと思います。さしずめ杉の柱を一日2本ずつ彫って、6本は荒彫りを終えることを目…[続きを読む]

2008.09.10

夏の暑さとはだいぶ変わってきたとはいえ、晴れた日はまだまだ残暑で汗をかきます。でも夜になると秋の雰囲気が漂います。家内を車で迎えに行った帰り道、星がよく見えました。月も満月ではないにしろくっきりと見え…[続きを読む]

2008.09.08

長野県に住む師匠で彫刻家の池田宗弘先生から箱詰めのリンゴが届きました。電話でお礼を申し上げると、「君が夏来た時に用意できなくて…」と相変わらず張りのある元気な声が返ってきました。さっそく頂いたリンゴを…[続きを読む]

2008.09.07

職場の近くの区民文化センターで、家内が胡弓を演奏すると言うので、夕方聴きに行ってきました。富山県八尾だけでなく、ここ横浜でも「おわら風の盆」は同好会によって演奏が続けられています。町流しもあると聞いた…[続きを読む]

2008.09.05

読書の秋とは言え、まだ残暑が厳しく活字を追う気分にはなりません。でも夏から続いている本があります。今読んでいるのはフランドルの画家フェルメールに関するものです。たまたま東京でフェルメールの展覧会をやっ…[続きを読む]

2008.09.01

9月になりました。少しずつ公務の仕事が増えてきました。まだ夏の名残りなのか湿度が高く秋という感じはしません。今日、群馬県高崎市にあるNTT東日本から企画展のお誘いがありました。博物館にある古代の発掘品…[続きを読む]

2008.08.30

表題はドイツの女流画家ケーテ・コルヴィッツの日記につけられたタイトルです。ブログでは8月11日に「ケーテ・コルヴィッツの肖像」の感想を書いています。同時に読み始めた2冊のコルヴィッツの本でしたが、かな…[続きを読む]

2008.08.23

先週出かけた京都では旧友に会っただけではなく、美術館にも足を運びました。今回の京都では重森三玲庭園美術館をメインにしました。故重森三玲はブログに度々書いている庭園家で、その作庭ぶりは現代彫刻の理念を併…[続きを読む]

2008.08.21

京都には滞欧時代によく遊んだ版画家の渡辺聖仁さんが住んでいます。昨年は久しぶりに会って旧交を温めましたが、今年は1年ぶりの再会です。まず自分の図録を渡して個展の報告。すると渡辺さんも11月に名古屋で個…[続きを読む]

2008.08.20

ブログを書き始めた頃、奈良県秋篠寺にある伎芸天について触れたことがあります。自分の大好きな仏像で、作業場には大きな伎芸天の全体写真が額装して掛けてあります。今日は奈良にやってきて、まず伎芸天に会いに行…[続きを読む]

2008.08.19

昨年のブログを見ると、この時季に京都の桂離宮に出かけています。自分は木彫の作業が一段落すると古美術が見たくなる傾向があって、仏像や庭園をじっくり鑑賞したくなるのです。今年も昨年同様に古都を訪ねてみたく…[続きを読む]

2008.08.17

今日は涼しい一日でした。作業中に汗が出やすくなっているようで、涼しくても相変わらずシャツの替えが何枚も必要です。2メートルの杉の柱8本の荒彫りが今日終了しました。一日1本ずつ彫ったことになります。残る…[続きを読む]

2008.08.15

表題は横浜美術館で開催されている企画展です。各界著名人の4人、茂木健一郎、はな、角田光代、荒木経惟がそれぞれ自分なりの美術作品を選んで展示するという趣向です。横浜美術館の企画はなかなか面白く、地元の美…[続きを読む]

2008.08.11

暑い作業場から空調のきいた自宅に戻ると、疲れがどっと出るのですが、この夏は読書も欠かさずやっています。ちょうど読み終えたのが志真斗美恵著による「ケーテ・コルヴィッツの肖像」です。あわせてコルヴィッツの…[続きを読む]

2008.08.05

今日も暑い作業場で杉の柱と対話するように彫っています。あらかじめ寸法を決めておいた菱形の形態を繰り返す荒彫りをしていきます。どうも以前ブログに書いたブランクーシの「無限の柱」が頭にあって、基本はまずそ…[続きを読む]

2008.08.03

今日こそ新作の準備に取りかかりました。タイトルは既に決まっていて「構築〜起源〜」とつける予定です。銀座の個展に出品した「発掘〜遺構〜」の台座に使った杉の柱48本を利用する計画です。というより杉の柱は「…[続きを読む]

2008.08.01

横浜市公務員としての民間企業派遣研修が最終日を迎えました。炎天下の土木作業に従事し、造園職人さんたちと暖かい交流が持てました。外仕事のせいで顔から首が日焼けで真っ黒です。初日は身体が火照っていて、寝苦…[続きを読む]

2008.07.29

先週の自分の個展開催時に、銀座を拠点に美術館を見て周り、1週間で6つの展覧会を見てきました。今日はその最終報告。新宿の東郷青児美術館でやっていた「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」展。正規の美…[続きを読む]

2008.07.27

昨日までの銀座通いで見た展覧会は全部で6つあります。ブログには先週4つの展覧会の感想を寄せました。今日は竹橋の国立近代美術館で開催しているイタリア人陶芸家「カルロ・ザウリ」展の感想を書きます。自分の個…[続きを読む]

2008.07.26

今日は個展最終日。いろいろな人が見えて懐かしい話が耐えませんでした。年間1回の個展は親交をあたためるという機会にもなります。来ていただいた方々には猛暑にも関わらず心から感謝を申し上げたいと思います。自…[続きを読む]

2008.07.18

毎年夏にはまとまった休暇が取れるので、読書をする時間が確保できます。昨年はドイツ表現主義について何冊か本を読み、造詣を深めることができました。今年はどうしようかと思っています。奄美で画業を打ち立てた田…[続きを読む]

2008.06.25

先日まで読んでいた日本画家田中一村に関する書籍の2冊目です。新聞社が編集した田中一村の伝記で「日本のゴーギャン」という表題がついています。同じ作家に関するものを別の書物で続けて読むのは初めての体験です…[続きを読む]

2008.06.24

表題は大矢鞆音著「田中一村 豊饒の奄美」で、3月に奄美大島に行った時に購入した書籍の一冊です。田中一村は以前NHK「日曜美術館」で取り上げられて興味を持った日本画家で、横浜のデパートの巡回展にも足を運…[続きを読む]

2008.06.19

車検があって今週は電車通勤です。通勤時間は読書の時間と考えるようにして、自宅に山積みされた本の中から何を読もうか選びました。今年3月末に奄美大島に行った際に購入した日本画家田中一村の伝記や評論を読むこ…[続きを読む]