大学受験のためにデッサンに明け暮れていた時は、デッサンはもう充分と思っていました。大学では彫刻を作るための準備としてデッサンを行うことが多く、受験時代のようにデッサンが目的になることはなかったのです。…[続きを読む]
自分がやりたい仕事と経済的自立が一致すれば、それは幸運な人生だと思います。自分もそうでありたいと望んでいたのですが、自分のやりたい創作活動では生活が出来ないことはわかっていました。彫刻家という職業を選…[続きを読む]
今日も工房に行って制作をしました。大きな四角錘3点目の成形と陶彫土台の窯入れです。陶彫土台も3点目の焼成になります。やっと制作のリズムが出来てきました。次から次へ作業を進めていくリズムです。陶彫は新作…[続きを読む]
毎週土曜日と日曜日は工房に来て制作をやっています。ほぼ毎回同じ時間に工房のカーテンを開け、FMラジオをつけて、陶土をいじり始めます。流れる空気を感じながら作業に入りますが、こうしている時間が実は一番幸…[続きを読む]
陶による表現は、最終段階でそれまで手塩にかけてきた作品を窯に入れて高温で焼く工程があります。土練りを丹念に行うのも、タタラや紐作り、またはロクロを回して成形するのも、全てこの最終段階でいかに自分の意図…[続きを読む]
戦前、ドイツで誕生したバウハウス。全ての造形活動は最終的に建築に統括されるという理念を持った教育施設です。いわゆる美術学校とは路線の違う学校だったようで、大量生産を目的としたモダンデザインを考案し、近…[続きを読む]
現在、横浜美術館で開催されている「ドガ展」には、デッサンや絵画の他に彫刻が出品されています。ドガは彫刻技法の中の塑造という可塑性のある素材を用いた立体造形をやっているのです。絵画と違って人の目に触れる…[続きを読む]
昨日出かけた横浜美術館は、日本各地から集まった警察官に囲まれた厳戒態勢の中にありました。APECが横浜のみなとみらい地区で開催されているためです。それはさておき横浜美術館の「ドガ展」は、素描の楽しさを…[続きを読む]
昨日の続きで朝から工房に行って窯入れしてきました。これで万事休す。あとは火の神様任せです。そこで今日は時間が出来たので、展覧会巡りをすることにしました。まずAPEC厳戒態勢真っ只中のみなとみらい地区へ…[続きを読む]
いよいよ今週末に新作の窯入れを行います。今日は朝からその準備に追われました。まず陶彫土台8点のうち初めの1点目を小品と一緒に窯入れしようと思っています。自分の陶彫作品は、指の痕跡を消すため乾燥後にヤス…[続きを読む]
今日は休日で、久しぶりに丸一日制作に使えました。工房に籠もりきりで、大きな四角錘2点目の成形を行いました。1点目に比べれば、制作の段取りに慣れて多少余裕が持てました。加飾にも入りましたが、もう少し時間…[続きを読む]
今月のRECORDのテーマは「崩れる」にしました。陶彫では自分がよく取り組むテーマで、完璧に出来上がったものより、どこかが欠如しているものの方が空間的な広がりを感じさせるように思えるからです。左右対称…[続きを読む]
昨年の11月1日のブログを読むと、工房が完成し、初めて工房で陶彫に取り組むことが出来た喜びを書いています。この日は記念すべき一日として記憶に留めたいとも言っています。昨年に比べれば、今年は既に成形が数…[続きを読む]
10月最後の週末です。今日もまた休日出勤になりましたが、多少の時間を取って工房に行きました。2点目の大きな四角錘作りの準備をしました。来月3日が「文化の日」で休みが取れそうなので、今日はタタラを作りま…[続きを読む]
先日成形した大きな四角錘(ピラミッド)の加飾を行いました。この作業が造形として一番面白い作業で、作品のイメージを確かめながら仕上げていきます。彫り込みを入れたり、穴を開けたりして、作品化していくのです…[続きを読む]
陶彫による立体作品が昆虫、なかでも甲虫類の雰囲気がすると、個展に来ていただいた人から指摘されたことがあります。昨年発表した「発掘~赤壁~」や今年の「構築~瓦礫~」の曲面を多用した作品に、そうした生物的…[続きを読む]
昨日のブログの続きです。夢の中で記憶を再構築して作り出した世界は、自分の願望がそのまま現れているように思います。夢が現実であれば、自分はもうひとつの人生を歩んでいることになりますが、そこでも自分は彫刻…[続きを読む]
土曜出勤の代休として今日休みを取りました。今日は朝から工房に籠もって制作でした。陶彫による大きい四角錘、つまりピラミッドのカタチを昨日から作っているのです。だいたい初めの1点目で難行するものですが、こ…[続きを読む]
陶彫土台が8点作り終わって、今日から大きめな陶彫部品を作ります。まず窯の大きさいっぱいの体積をもつ四角錘(ピラミッド)を4点。先日土錬機で混ぜておいた陶土が、あっという間に無くなっていきました。今まで…[続きを読む]
私淑している彫刻家保田春彦先生がいる一方で、自分には大変身近な池田宗弘先生がいます。大学時代から池田先生の工房に出入りして、ほとんど直弟子となっていた自分は、自分の結婚式の仲人も先生にお願いしました。…[続きを読む]
朝日新聞の美術評によると「古い民家を思わせる木彫シリーズだが、今作では地虫のような形に。題名と合わせて見ると、はいつくばってでも前に進もうとする、作家の意思表明ともとれる。老いるにつれ、できることは…[続きを読む]
先日見に行った東京の京橋にある南天子画廊での「保田春彦展」は、自分の胸中に深く重い印象を残す内容でした。作家が懸命に造形活動に向かう姿勢には、頭が下がる思いです。自分も「老い」を感じ始めたら、こうであ…[続きを読む]
三連休の初日、午前中は公務員管理職としての已むに已まれぬ事情があって時間を取られました。午後時間が空いたので、仕事帰りのビジネススーツのまま美術展を見に行きました。見に出かけたのは東京で開催されている…[続きを読む]
先日、鎌倉の美術館に行った折、葉山にも足を伸ばして、神奈川県立近代美術館葉山館を訪れ、表題にある展覧会を見てきました。その日は秋晴れの一日で、海沿いにある美術館はロケーションといい、建築といい、申し分…[続きを読む]
先日、鎌倉にある神奈川県近代美術館で開催中の表題の展覧会を見てきました。「補遺の庭」とは何か、加えてモノクロのキューピーの写真が大写しになったポスターが不思議な雰囲気を出していて、とても気になっていた…[続きを読む]
昨日のブログの続きになりますが、神奈川県立近代美術館鎌倉別館で表題の展覧会を見てきました。保田春彦先生の金属による抽象彫刻は、ずっと自分の脳裏にあり、また気になる世界観をもった作品です。その保田先生が…[続きを読む]
10月になりました。実り多い1ヶ月にしたいと願っています。創作活動には最適な気候になりました。昨年の今頃は「構築~瓦礫~」のための石膏型を作っていました。今年の陶彫部品は曲面がないので、石膏型に嵌め込…[続きを読む]
久しぶりに北斎漫画全三巻(岩崎美術社)を見ています。たしか北斎漫画がまとまって発売された時に、どうしても欲しくなって購入した記憶があります。随分前のことで全三巻がダンボール製の箱に入っていました。箱は…[続きを読む]
作業がやりやすい気候になりました。夏の猛暑で遅れた工程を何とかしようと、今日は朝8時から夕方5時まで9時間の制作をしました。まず昨日作っておいたタタラを使って成形を3点。今日は肉体労働ではなく精神労働…[続きを読む]
大雨の秋分の日です。朝7時に工房に行って、先日成形が終わった3点の陶彫作品に加飾を施しました。三角錐に穴を空ける作業ですが、創作に直結する工程なので緊張する反面、楽しい作業でもあります。昼ごろ制作を中…[続きを読む]
『木・陶による「構築」シリーズ。「陶」は錆びた鋳物か古代の土器の趣。「木」は漁具の銛のような形。双方組み合わせての「構築」オブジェ。今回は巨大なテーブル状に仕立てて、壮観。』(美じょん新報 9月20日…[続きを読む]