Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 作品
2008.11.15

ポストカード大の平面作品を一日一枚ずつ作っているRECORDはもうすぐ2年が経とうとしています。昨年の12月頃作ったRECORDには半立体になった作品があります。平面に板や厚紙を貼り付けてレリーフ状に…[続きを読む]

2008.11.14

20代の頃は大学の彫刻科に通っていて、粘土による具象作品を作っていました。いわゆる習作です。恩師の池田宗弘先生がギャラリーせいほうで個展をやっていて、そこで手伝いをしてギャラリーに通い始めました。そこ…[続きを読む]

2008.11.13

自分の個展の図録には粘土を石膏に変えて保存するのではなく、粘土のまま保存できる技法として陶彫を選んだという主旨を書いています。これは当時から本当に素直な気持ちでそう感じていました。でも陶彫というものを…[続きを読む]

2008.11.12

八木一夫のオブジェ焼に関する書物を読むと、そこにちょいちょい辻晋堂という名が出てきます。彫刻家辻晋堂は亡くなられて随分経ちますが、ギャラリーせいほうで個展をやっていた作家でした。自分は学生時代に個展に…[続きを読む]

2008.11.10

表題は樋田豊郎・稲賀繁美編集による故陶芸家八木一夫に関する本です。八木一夫が中心になって活動した「走泥社」や当時オブジェ焼と呼ばれた機能を持たない陶磁器の作品を自分なりに理解してみようと思って、京都に…[続きを読む]

2008.11.05

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一、鈴木其一による「風神雷神図屏風」が並べて展示してあることは今までにないことだと思います。東京上野の国立博物館平成館で開催されている「大琳派展」は絢爛たる作品が並べられ、な…[続きを読む]

2008.11.04

昨年12月と今年初めの1月のRECORDがホームページにアップしました。これで1年目のシーズンはすべてホームページに掲載したことになります。12月と1月は作品が半立体になっているのが特徴です。木材やス…[続きを読む]

2008.11.03

ポストカード大の平面作品を一日一枚のペースで作っているRECORD。今月のテーマは「半円形」にしました。円はそれ自体で完結するカタチですが、円が半分にカットされたカタチはちょっと面白みがありそうです。…[続きを読む]

2008.11.02

建築会社の人と会うたびに、新しい作業場の建設構想が頭に浮かびます。それは亡父から相続した僅かな土地に倉庫を建てる計画です。作品の収納庫としての役割が大きいのですが、そこで制作ができればいいなと考えてい…[続きを読む]

2008.10.28

先日のテレビ番組で流れたウィーン美術史美術館のブリューゲルの部屋。自分が20歳代で5年間暮らしたウィーンで印象深かったひとつが、このブリューゲルの部屋でした。その中でも「バベルの塔」が大好きで、この絵…[続きを読む]

2008.10.26

ウィーンの映像が流れていました。今晩のNHK「新日曜美術館」で取り上げていたウィーンが美の都たる所以。ハプスブルグ家が収集した多様な美術品。自分は1980年から85年の5年間をウィーンで暮らしていたの…[続きを読む]

2008.10.23

以前のブログに書いた記憶がありますが、出張に出かけて会議の時間待ちをしている時に、カフェでちょい制作をすることがあります。ポストカード大の平面作品RECORDの用紙をいつも携帯していて、下書きをしたり…[続きを読む]

2008.10.20

現在やっているRECORDで、幾何形体(10月は平行四辺形)をベースにした画面を作り、そこに何かカタチを加えて、風を表現できないものか思案しています。靡いている状態が感じられたらいいのですが…。2月か…[続きを読む]

2008.10.18

「構築〜起源〜」の雛型から割り出した柱の本数のうち不足している短めの柱を今日製材所でカットしてもらいました。50cmを36本。これを明日から作業場で彫り始める予定です。杉のいい香りが積んである車内に漂…[続きを読む]

2008.10.15

「構築〜起源〜」の雛型から割り出した柱の本数は100本を超えるものとなりました。杉材がまだまだ必要です。あと30数本は追加で彫らなければなりません。これで週末はさらに多忙になります。残り30数本は短め…[続きを読む]

2008.10.10

木彫による「構築〜起源〜」の制作が軌道に乗ってきたところで、次の新作を同時にスタートさせようと考えています。一部に陶彫を使う作品なので、「発掘」シリーズになる予定です。前にぼんやりとイメージしていた壁…[続きを読む]

2008.10.04

イスラエルの環境彫刻家で、大きなスケールの作品を展開しているダニ・カラヴァンのことは写真等で知っていましたが、東京の世田谷美術館で「ダニ・カラヴァン展」を開催しているので、自分の作業を中断して行ってき…[続きを読む]

2008.10.03

すべての彫刻作品をまず雛型で作って実作に取りかかるのが理想ですが、時間の関係やら気持ちの問題でなかなかそうはいきません。雛型(模型)作りは細々とした細工に楽しみを覚えて、それで満足してしまう結果になる…[続きを読む]

2008.10.01

10月になりました。暑かった季節はどこへやら、職場はネクタイと上着の着用になりました。さて、この1ヶ月をどう過ごすのか目標を定めてやっていこうと思います。「構築〜起源〜」の柱はすべて仕上げたいと考えま…[続きを読む]

2008.09.29

人が作るものは、より大きな世界やより深遠な世界に辿り着くために破壊と創造を繰り返すものと若い頃に教わりました。自分が今まで大切に培った感覚を壊していくのは容易ならざるパワーが必要です。作品が上手にまと…[続きを読む]

2008.09.27

週末は木彫に明け暮れています。現在は大きな作品のパーツを作っているのですが、この制作過程が一番健康的な精神状態を保っている時かもしれません。彫り出されてくるカタチに小さな感動を覚えたり、自分の心に眠っ…[続きを読む]

2008.09.26

ポストカード大の平面作品を1日1枚のノルマで作りあげ、全タイトルをRECORDとして、1年間でまとめ上げる連作をやっています。RECORDは2年目に入り、もうそれも半年以上が過ぎています。今年は5日間…[続きを読む]

2008.09.22

ビジョン企画が出版している新報に今年の夏にやっていた展覧会の評論が掲載されていました。フェルメール展を初めとする特別企画展から東京各地の個展までの寸評があって、自分の個展は彫刻部門の中ごろにありました…[続きを読む]

2008.09.21

この週末も制作三昧で凝縮した時間を過ごしました。瞬く間に過ぎていく時間に追われるように杉の柱に鑿を振るい、雛型の小さな柱に小刀を振るい、RECORDの今日の分を仕上げています。ゆっくりお茶を飲む暇もあ…[続きを読む]

2008.09.20

「発掘〜遺構〜」を今夏ギャラリーせいほうで発表した時、見に来てくださった人から、自分が小さくなってこの陶彫による都市空間を散歩してみたいという感想をいただきました。昨日のブログに書いたパノラマとしての…[続きを読む]

2008.09.19

先日のブログで「森を俯瞰する作品」について触れました。森を俯瞰するというフレーズが我ながら気に入ってしまい、もう少しこだわってみたいと考えました。自分は制作ばかりやっていられない経済的な状況があって、…[続きを読む]

2008.09.17

一日一枚ずつポストカード大の平面作品を作り続けて、それに「RECORD」というタイトルをつけています。ホームページに少しずつアップしていますので、いつでも見られます。昨年の10月と11月に制作したRE…[続きを読む]

2008.09.16

まだ柱の本数が足りないことがわかって、今日は杉材の追加購入をしました。やや長めの柱をさらに8本彫っていきます。材料の購入はちょっといい気持ちになります。可能性が広がるためかもしれません。床材も業者にお…[続きを読む]

2008.09.15

三連休に課した目標は何とかクリアすることができ、次なる目標が見えてきました。今まで彫った杉の柱は62本、長い柱で2メートル、短い柱で90センチとなっています。これからは雛型を確認しながら、あとどのくら…[続きを読む]

2008.09.14

現在彫っている杉材は上等なものではありません。杉材にしては比較的安価で売られているものです。節や裂け目があちらこちらにあり、かえってそれが面白くて購入しました。今日彫ったものもかなり大きな裂け目があり…[続きを読む]

2008.09.12

ニューヨーク同時多発テロの場所グランド・ゼロに献花をする人々の記事が今日の新聞に掲載されていました。ちょうどその頃、都市空間を陶彫で表現した作品を作っていて、これを横浜で発表したら、これはテロに対する…[続きを読む]