Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 書籍
2014.10.27

職場に置いてあった各新聞が伝えていた「赤瀬川原平さん死去」というニュースに残念な思いを隠せません。たしか赤瀬川さんは自分の母校の先輩にあたる人です。東京町田市にあるご自宅の「ニラハウス」は近所に親戚が…[続きを読む]

2014.10.25

今日は朝のうちに陶彫の成形や彫り込み加飾を行い、午後2時に工房を出て、車で一路横須賀に向かいました。現代美術の巨匠ヨーゼフ・ボイスの展覧会が明日までと知って、急遽カスヤの森現代美術館へと行ったのでした…[続きを読む]

2014.10.24

「存在と時間 Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)を読み始めました。「Ⅲ」に収録されている内容を見ると、「時間性と日常性」とか「時間性と歴史性」という章が眼に飛び込んでき…[続きを読む]

2014.10.23

「詩を書くということ-日常と宇宙と-」(谷川俊太郎著 PHP研究所)を読み終えました。あっという間に読んでしまいました。文中の印象的な箇所を選んで書き出しました。「詩作品を中心にして考えると、やや衰え…[続きを読む]

2014.10.22

「存在と時間 Ⅱ」を読み終えたところで、難解な哲学書から少々離れて休憩を取りたくなりました。サクっと読めて興味関心のある書籍はないものかと書店を探すうちに「詩を書くということ-日常と宇宙と-」(谷川俊…[続きを読む]

2014.10.21

「存在と時間Ⅱ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)を読み終えました。第二篇はまだ「Ⅲ」に続きますが、ここでひとまずまとめておきたいと思います。「Ⅱ」の最後は良心に関する存在…[続きを読む]

2014.10.20

「存在と時間Ⅱ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)第二篇は時間性を論じています。時間となれば、やはり終焉という概念が入ってくることになり、存在論として死をどう扱うのかに論考…[続きを読む]

2014.10.17

日本新聞協会が15日より1週間を新聞週間としています。私は自分の職場で数社の新聞に目を通しています。管理職になってから自らの業種に関わる記事は常に注目しています。文化欄にも目を通します。幸い職場に自分…[続きを読む]

2014.10.14

「存在と時間Ⅱ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)は、第一篇から始まり、途中から第二篇になりました。ここからは「存在と時間」の存在に時間を加えた論考が中心になるようです。文…[続きを読む]

2014.10.10

「存在と時間 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)は、おそらく出版編集上の都合で「Ⅰ」「Ⅱ」「Ⅲ」という3冊になっていると察しますが、内容は序論と全体を通して第1部しかありま…[続きを読む]

2014.10.09

「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)を職場の休憩時間に読んでいて、自分の学生時代に教壇に立っていられた保田春彦先生になかなか近づけなかった理由が自分なりに分かって…[続きを読む]

2014.10.07

「アーレントとハイデガー」(エルジビェータ・エティンガー著 大島かおり訳 みすず書房)を読み終えた翌日から「存在と時間 Ⅱ」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)に再び挑んでいま…[続きを読む]

2014.10.01

10月になりました。季節が移り変わり、創作活動には最も相応しい時を迎えます。職場は来年度人事の第一歩が始まっていく時期にあたり、公務の上では頭を悩ますこともありますが、週末は可能な限り「発掘~群塔~」…[続きを読む]

2014.09.30

今日で9月が終わりますが、夏季休暇明けの校務が始まっている中で、今月は鑑賞・制作とも充実した1ヶ月だったと思います。まず展覧会は「種村季弘の眼」展(板橋区立美術館)「発掘された日本列島」展(江戸東京博…[続きを読む]

2014.09.29

「アーレントとハイデガー」(エルジビェータ・エティンガー著 大島かおり訳 みすず書房)を読み終えました。本書は20世紀を代表する哲学者M・ハイデガーと彼に師事したH・アーレントに関する1920年代から…[続きを読む]

2014.09.22

「アーレントとハイデガー」(エルジビェータ・エティンガー著 大島かおり訳 みすず書房)を読み始めて中盤を過ぎました。大著「存在と時間」で知られる哲学者マルティン・ハイデガーは、マールブルグ大学の気鋭の…[続きを読む]

2014.09.19

現在読んでいる「存在と時間」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)は途方もない難解さがあって、語彙ひとつひとつに思いを込めるハイデガーにゲルマン民族特有の理路整然とした構築性を見…[続きを読む]

2014.09.16

先日、東京の西高島平にある板橋区立美術館に行き、表記の展覧会を見てきました。故人である種村季弘は、私が滞欧中に親しんだウィーン幻想絵画を取り挙げた文学者で、深層心理に働きかけをするドイツ・オーストリア…[続きを読む]

2014.09.11

「存在と時間 Ⅰ」に続き「存在と時間 Ⅱ」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)を読み始めました。またハイデガーの抜本的で詳細な理論に親しみます。既成概念を覆すように根気強く展開…[続きを読む]

2014.09.10

やっと「存在と時間Ⅰ」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)を読み終えました。新しい哲学書に挑むときは、まず頻出する独自解釈を課している語彙に慣れなければなりません。語彙に慣れて…[続きを読む]

2014.09.05

ア・プリオリとは先験的・先天的な経験に先立って与えられている認識や概念のことを言います。語源はラテン語で反語はア・ポステリオリです。「存在と時間Ⅰ」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公…[続きを読む]

2014.09.02

壁と床の両方を設置場所にする新作に「発掘~群塔~」という題名をつけました。壁面は屏風にしてそこから突き出る陶彫を複数配置します。床にも陶彫の塔を複数配置して、屏風と床面が一体化した空間を創り上げようと…[続きを読む]

2014.09.01

暑かった夏が過ぎて、凌ぎやすい季節になりました。朝晩は肌寒く感じます。今月は制作に弾みをつけていきたいと思います。休日出勤以外の週末は基本的には朝から夕方まで作業をやります。新作は塔が群となって都市を…[続きを読む]

2014.08.31

ちょうど日曜日が8月の最終日になりました。今月を振り返ると、大きかったのはアンコール遺跡を訪ねてカンボジアに行ったことでした。遺跡を見に外国へ行く楽しさを満喫しました。元気なうちにまたどこかの遺跡を見…[続きを読む]

2014.08.29

「小さい自己中心的の主観で軽々と批判し去ることは十分謹んで、兎に角すばらしいものがワンサとあるのだから、それにかぶりついて行く事が一番大事だと思ふ。」(保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965 …[続きを読む]

2014.08.28

「世界内存在の日常性には配慮的な気遣いの諸様態が属しているのであって、それらの諸様態は、世界内部的なものの世界適合性がそのさい現れ出てくるように、配慮的に気遣われた存在者を出会わせるのである。たとえば…[続きを読む]

2014.08.26

随分前に武蔵野美術大学出版局より購入しておいた「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」をやっと読み始めました。以前のNOTE(ブログ)に、携帯できない大きな書籍は職場に持ち込んで仕事の合間に…[続きを読む]

2014.08.20

現象学とは、いかなる先入観、形而上的独断にも囚われずに存在者に接近する方法を示唆する哲学で、いろいろ調べていくと現象学で有名な哲学者フッサールの前段階で、ヘーゲルが弁証法的現象学を唱えていることがわか…[続きを読む]

2014.08.19

既に読み始めている「存在と時間Ⅰ」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)は、手応えのある哲学書であることは承知していましたが、実際に読んでみると、存在の意味を問う我々自身の存在を…[続きを読む]