Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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2015.05.31

今日は5月最後の日でした。今月はゴールデンウィークに「発掘~丘陵~」が完成し、案内状の撮影を「発掘~丘陵~」を使って行いました。追って「陶紋」が完成し、カメラマンに野外撮影をお願いしました。「発掘~群…[続きを読む]

2015.05.29

表題にある「非ー自我としての無意識」というのは、近代的な自我や内面の成立のことを言います。現在読んでいる「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)はフリードリッヒに代表されるロマン…[続きを読む]

2015.04.27

ピカソが縞のシャツを着て大きな猫を抱いている写真が表紙の「アーティストが愛した猫」(アリソン・ナスタシ著 関根光宏訳 エクスナレッジ)を毎日眺めています。古今東西の芸術家は猫派か犬派か、どちらが多いの…[続きを読む]

2015.04.22

ドイツの文豪ゲーテの「色彩論」をきちんと読んだわけではありませんが、現在読んでいる「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)にゲーテの「色彩論」が引用されていて注目しました。著者の…[続きを読む]

2015.04.15

仕事の出張中に立ち寄った書店で偶然見つけた「哲学用語図鑑」(プレジデント社)が、自分にとって目から鱗が落ちるくらいの画期的な書籍だったので購入しました。アニメっぽいキャラクターが難解な哲学用語を、簡単…[続きを読む]

2015.04.07

今日で終了した展覧会を取り上げて恐縮ですが、先日、東京目黒にある東京都庭園美術館の「幻想絶佳 アールデコと古典主義」展に行ってきました。まず当美術館そのものがアールデコ様式で建てられていて、独特な佇ま…[続きを読む]

2015.04.02

「風景の無意識 C・Dフリードリッヒ論」(小林敏明著 作品社)を読み始めました。ドイツ・ロマン派の画家フリードリッヒは、自分が大好きな巨匠の一人です。廃墟が風景画の主題に多く選ばれるところが気に入って…[続きを読む]

2015.03.30

「千利休 無言の前衛」(赤瀬川原平著 岩波新書)を読み終えました。これは千利休の審美眼を当時の前衛として、現代と絡み合わせて述べている文化横断的で楽しさ溢れるエッセイでした。利休の創り出した侘び・寂び…[続きを読む]

2015.03.20

今週、職場では来年度人事が始まっていて、気忙しく骨の折れる仕事が続きました。ストレス解消に博物館の金曜日夜間時間帯を利用して、東京上野まで出かけていきました。勤務時間後に寄り道する展覧会というわけです…[続きを読む]

2015.03.16

重厚なロシア文学を読んだ後は、軽妙洒脱なものが読みたくなって「千利休 無言の前衛」(赤瀬川原平著 岩波新書)を手に取りましたが、果たして軽快な評論かどうかは読んでみないとわかりません。ただ、赤瀬川原平…[続きを読む]

2015.03.12

「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)を読み終えました。重厚なロシア文学の中で、多様な要素を持つドラマとして、後半に差し掛かるほどドラマは白熱し、エピローグの最後の最後まで惹きつけられ…[続きを読む]

2015.03.05

通勤時間帯に読んでいる「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)下巻も半ばを過ぎ、いよいよ物語が終盤を迎えるところまできました。悪名高い高利貸しの老婆とそこに居合わせた妹を殺害した元大学生…[続きを読む]

2015.02.13

「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)は犯罪に対する心理劇のような展開があって、読み進んでいくうちに徐々に面白くなっていきます。通勤の車中で読んでいると、うっかり下車する駅を乗り過ごし…[続きを読む]

2015.02.12

「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)の上巻を読み終えました。上巻は第一部・第二部・第三部から成るもので、下巻は第四部・第五部・第六部から成っているようです。第一部・第二部のまとめを先…[続きを読む]

2015.02.03

通勤時間帯に読んでいる「罪と罰」(ドストエフスキー著 工藤清一郎訳 新潮社)ですが、重厚なロシア文学であり、思想小説でもある本書は、当時のペテルブルグの貧困に喘ぐ民衆を背景に、貧しい元大学生が殺人を犯…[続きを読む]

2015.01.22

昨日まで読んでいた「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)は、自分に創作の原点を思い起こさせるのに充分な説得力があって、書簡ひとつひとつのやりとりにリアルな重さを感じ…[続きを読む]

2015.01.19

「今日の世界各地の青年層の彫刻が、在来のモチーヴを拒否し、素材を鉄骨や屑物や、極めて広汎に自由に駆使する面白さもある点まで解る。翻って、裸婦や人物像が今迄通りに繰り返へされてゐては、鼻むけもならぬ気持…[続きを読む]

2015.01.13

職場に持っていって休憩時間に読もうと決めた「保田龍門・保田春彦 往復書簡1958ー1965」(武蔵野美術大学出版局)ですが、読書は遅々として進みません。休憩時間が取れない日が多く、そうかといって読み出…[続きを読む]

2015.01.08

昨日のNOTE(ブログ)に書いた「イメージのひとり歩き」で紹介した夢は、最近よく見る彫刻の夢です。この虚無な人体表現をRECORDでやってみようと思い立ち、元旦から取り組んでいます。モノのカタチがどこ…[続きを読む]

2014.12.19

自宅の書棚には学生時代に放り投げてしまった書籍が数多くあり、この年齢になって漸く再読を始めている次第です。O・シュペングラー、A・ブルトン等の書籍に混じってロシア文学も書棚にあります。旧ソ連で20世紀…[続きを読む]

2014.12.18

「父が消えた」(尾辻克彦著 河出書房新社)を読み終えました。著者の尾辻克彦(赤瀬川原平)という人は、視るということ、視点を微妙に変えることに相当長けた人だと思いました。文章描写が赤瀬川流の劇画描写に似…[続きを読む]

2014.12.10

「父が消えた」(尾辻克彦著 河出書房新社)を購入したのは、千葉市立美術館のギャラリーショップでした。「赤瀬川原平の芸術原論展」を開催していて、それを見たときに、前衛芸術家赤瀬川原平氏が尾辻克彦という別…[続きを読む]

2014.12.09

「詩的思考のめざめ」(阿部公彦著 東京大学出版会)を読み終えました。これは自分にとってこの上なく楽しい書籍でした。これを読んだからといって自分のコトバが流暢に出てくるものではありませんが、自分にとって…[続きを読む]

2014.12.03

「『詩とことば』という本の中で彼(荒川洋治)は『はずかしさ』について語っています。話はまず人が歌をうたうことを『はずかしい』と思わないことの不思議さから始まります。~略~曲があると、この恥ずかしさは減…[続きを読む]

2014.11.28

昨日午後に橫浜駅周辺で2つの会議が組まれていました。職場を出て1つめの会議を終えたところで少し時間が出来ました。2つめの会議は管理職組合の集会だったので勤務時間が終わってからの開始時間になっていました…[続きを読む]

2014.11.27

「存在と時間 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)を読み終えました。夏から読み始めた大作でしたが、読書が通勤時間に限られていたこともあって、読破に数ヶ月もかかって…[続きを読む]

2014.11.26

現在読んでいる「存在と時間 Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)に運命を存在論として捉える箇所があって興味を持ちました。2つの箇所を引用いたします。「決意性のうちにひそん…[続きを読む]

2014.11.20

「存在と時間 Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)の後半部分に「歴史性」が登場してきます。「歴史性自身は、時間性から、しかも根源的には本来的な時間性から解明されるべきであ…[続きを読む]

2014.11.19

現在読んでいる「存在と時間 Ⅲ 」(マルティン・ハイデガー著 原佑・渡邊二郎訳 中央公論新社)に時間性と空間性に関する記述があります。「たとえ『時間性』という表現が、『空間と時間』と言うときに時間とし…[続きを読む]

2014.10.29

先日見に行った「ヨーゼフ・ボイス展」が契機になり、改めてボイスの世界観を考えてみたいと思います。ボイスに関することは過去何回かNOTE(ブログ)にアップしていますので、今回は再考とさせていただきました…[続きを読む]