Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 書籍
2013.12.19

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)第一巻を読み終えました。「根拠の原理に従う表象 すなわち経験と科学との客観」という副題がついていますが、これをまとめる能力…[続きを読む]

2013.12.17

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)の中の、理性と概念に関するものを、数日前のNOTE(ブログ)にアップしましたが、今回はまず「根拠の原理」に言及している箇所…[続きを読む]

2013.12.13

現在哲学書を読み耽っているので、こんなことをテーマにしたわけではありませんが、どんなに贖ってもどんなに嫌がっても人には必ず死が訪れます。死を終焉として意識するのは動物の中で唯一理性をもつ人間だけです。…[続きを読む]

2013.12.11

「意志と表象としての世界」(A・ショーペンハウワー著 西尾幹二訳 中央公論社)を読んでいると思わず惹きこまれる箇所があります。本書の大きな単元をまとめ上げることは私には到底無理で、気に留まった箇所を抜…[続きを読む]

2013.12.09

「過去というも、未来というも[その内容が継続することは別として]、なにかある夢のようにまことにはかないものなのであるが、しかし現在というのは、この過去と未来の二つの間にあって、広がりも持続ももたない境…[続きを読む]

2013.12.05

「デカンショ デカンショで半年暮らす あとの半年ゃ寝て暮らす」という旧制高校の流行り歌があります。これはデ=デカルト、カン=カント、ショ=ショーペンハウワーのことだそうで、いよいよ自分も本格的な哲学書…[続きを読む]

2013.12.03

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読み終えました。霊学や人智学は自分にとって未知の学問なので、オカルト系の胡散臭さを感じてしまっては、学問そのものに対して誤解を招…[続きを読む]

2013.12.01

今日から12月です。師走というコトバ通り多忙を極める1ヶ月になるでしょう。毎年12月は矢の如く過ぎていく印象があります。今月は何をすべきか、よく考えていきたいと思います。差し詰め「発掘~増殖~」の焼成…[続きを読む]

2013.11.27

自分は学生時代からの書籍が捨てられずに書棚に残しています。古いものは黄ばんで埃を被っています。部屋の周囲を取り囲んでいる書棚は、もう書籍で埋め尽くされている状態で、床にも積んであり、足の踏み場がなくな…[続きを読む]

2013.11.26

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読んでいて、自分の無知のせいで、何とも信じ難い論理に困惑を覚えます。霊界が存在する、物質界とは別の世界がある、こんな荒唐無稽な記…[続きを読む]

2013.11.23

昼間の公務と週末の制作・焼成サイクル、夜毎のRECORD制作とNOTE(ブログ)のアップ、これらの活動を完全に止めることはできませんが、このところ気分転換がしたいと思っていました。思い切ったことは出来…[続きを読む]

2013.11.22

霊学も人智学も聞きなれない学問なので、現在読んでいる「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)の中に、この学問に関連した箇所を見つけ出し引用することにしました。まず、シュタ…[続きを読む]

2013.11.20

「シュタイナーの思想と生涯」(A.Pシェパード著 中村正明訳 青土社)を読み始めました。私がルドルフ・シュタイナーを知ったのは学生時代で、最初は曲線を多用した独特な建築ゲーテアヌム(正確には第2ゲーテ…[続きを読む]

2013.11.19

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)を全て読んだところで、ニーチェとはどんな人物だったのか、ニーチェにとって哲学とは何だったのかと知りたいと思うようになりました。「悲劇の誕生」は体系的な…[続きを読む]

2013.11.15

「悲劇の誕生から死、そして再生」という表題を掲げましたが、現在読んでいる「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)にこんな文章があります。「ギリシャ悲劇の発生史は、ギリシャ人の悲劇的芸術作品が…[続きを読む]

2013.11.13

「ギリシャ悲劇の起源という問題は、まことに迷路と呼ばざるをえないほど複雑怪奇をきわめている。」「悲劇が悲劇の合唱団から発生したものであること、もともと悲劇は合唱団にすぎなかった~略~」「ギリシャ人はこ…[続きを読む]

2013.11.12

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)の巻頭で古代ギリシャから借用し、芸術の発展を分析するにあたって、ニーチェはアポロン的夢幻とディオニュソス的陶酔という2分化を提唱しています。文中の言葉…[続きを読む]

2013.11.08

「悲劇の誕生」(ニーチェ著 秋山英夫訳 岩波書店)を読み始めました。哲学者フリードリッヒ・ニーチェは1844年にライプティヒ近郊の村に生まれました。当時はドイツという国ではなくプロイセン王国でした。大…[続きを読む]

2013.11.07

「ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命」(水戸芸術館現代美術センター編 フィルムアート社)を読み終えました。ヨーゼフ・ボイス関連の3冊の書籍を読んで、自分も一応ボイスの目指していた「社会彫刻」や「拡張され…[続きを読む]

2013.11.05

アンディ・ウォーホルは米国が生んだポップアートのスターで、量産という概念をアートに持ち込んだ芸術家です。「ヨーゼフ・ボイス よみがえる革命」(水戸芸術館現代美術センター編 フィルムアート社)を読んでい…[続きを読む]

2013.10.29

「ボイスから始まる」(菅原教夫著 五柳書院)を読み終えました。ヨーゼフ・ボイスの生涯に亘る活動を要領よくまとめられている本書は、自分にとってボイスというカリスマを知る良い契機となりました。遅ればせなが…[続きを読む]

2013.10.28

今読んでいる「ボイスから始まる」(菅原教夫著 五柳書院)には興味が惹きつけられる箇所がたくさんあります。抜粋すると「ヒトラーとボイスには確かに似ている面がある。前者は第一次大戦がもたらしたドイツの荒廃…[続きを読む]

2013.10.24

「ボイスから始まる」(菅原教夫著 五柳書院)を読んで最初に出会うのは第二次大戦中のユダヤ人大量殺戮で、戦後ドイツ人芸術家が負った宿命の記述です。「想像されるのは、ボイスにとってドイツが背負うホロコース…[続きを読む]

2013.10.21

「ボイスから始まる」(菅原教夫著 五柳書院)を読み始めました。先日まで読んでいた「ヨーゼフ・ボイスの足型」に続くボイス論です。ドイツ人芸術家ヨーゼフ・ボイスに関わる書籍は専門的な書店を探しても少なくて…[続きを読む]

2013.10.18

「社会彫刻というのが、今日のテーマです。社会彫刻ということに関して、ボイスは『拡大された芸術観念』ということを言うわけなんですけれども、どうしても『芸術概念』という言葉を使うもんで惑わされてしまって、…[続きを読む]

2013.10.13

「コーヒーを飲んだあと、いよいよ石膏の流し込みを始める。中庭は四方を囲まれているわりには、不思議に涼しい風が時おり吹き抜けるが、この夏の異常な暑さで頭がクラクラするほどだった。日陰で石膏を水に溶かし、…[続きを読む]

2013.10.11

通勤時間帯に読んでいる「ヨーゼフ・ボイスの足型」(若江漢字 酒井忠康共著 みすず書房)に夢中になっていたところ、降りる駅のアナウンスが流れて、ドキっとしたことがありました。読書はその中に自分が入り込ん…[続きを読む]

2013.10.08

現代美術を考える上で、自分の中では知名度ばかりが独り歩きをしていて、作品に込める哲学やその具現化等の実態を知らない巨匠のひとりがドイツ人芸術家ヨーゼフ・ボイスです。私が渡欧した1980年当時はドイツの…[続きを読む]

2013.10.07

ドイツの現代芸術家であった故ヨーゼフ・ボイス関連の書籍を読むのは初めてです。自分の中での巨匠との関わりは別の機会に書きますが、実績を知りたい芸術家のひとりであったので、「ヨーゼフ・ボイスの足型」(若江…[続きを読む]