Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

archive

note > 書籍
2012.11.14

「カンディンスキーにとって、調和に至る関係とは、場合によっては一方に服従を強いるものであった。彼は舞踊の他にも、あらゆる芸術手段の“依存”ー例えば、オペラにおける音楽と歌詞、バレエにおける物語と運動な…[続きを読む]

2012.11.06

「再び、カンディンスキー」という表題をつけましたが、20世紀初頭に活躍したロシア人前衛画家カンディンスキーに関する文章は、「再び」どころではなく再三再四NOTE(ブログ)で取り上げてきました。書店に行…[続きを読む]

2012.11.02

「現在の芸術と未来の芸術」「構成派研究」(村山知義著 本の泉社)という2冊セットの書籍のうち「構成派研究」は図版が多く、文章のレイアウトにもアールデコ調のデザインがあって楽しめる一冊です。先日見に行っ…[続きを読む]

2012.10.31

「現在の芸術と未来の芸術」「構成派研究」(村山知義著 本の泉社)という2冊セットの書籍が自宅の書棚にあります。本書「現在の芸術と未来の芸術」は、今年の夏に見た「村山知義展」で購入したものではなく前から…[続きを読む]

2012.10.29

武蔵野美術大学美術館で表記の展覧会を開催していました。芸祭(ゲイサイ)を見に行った時に同展を知り、書籍に興味のある自分は楽しく見ることができました。書籍はもちろん文字を目で追って内容をイメージしながら…[続きを読む]

2012.10.25

「西洋の没落」をやっと読み終えて、一区切りつけました。1918年に書かれた本書は第一次世界大戦直後という時期でもあり、西欧の都市が破壊された状況を見た著者が、まさに没落していく西欧を目の当たりにしたこ…[続きを読む]

2012.10.24

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第5章「経済生活の形式界」に入り、そのⅡとした副題は「機械」です。ついに最終章を迎えました。5月11日から読み始め、…[続きを読む]

2012.10.23

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第5章「経済生活の形式界」に入り、そのⅠとした副題は「貨幣」です。いよいよ大作「西洋の没落」の最終章になりました。「…[続きを読む]

2012.10.22

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第4章「国家」そのⅢとした副題は「政治の哲学」です。「政治とは何であるか。-可能なことの技術である。これは古い言葉で…[続きを読む]

2012.10.17

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を読んでいて感じていることですが、自宅に眠る史学や哲学(叔父に中国考古学者がいて、別の叔父がカント哲学者)の専門書と比べると、本書には独特な…[続きを読む]

2012.10.16

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第4章「国家」の、そのⅡとしている副題は「国家と歴史と」です。「国家はその純粋な形式に近づけば近づくほど、絶対的にな…[続きを読む]

2012.10.14

新作のイメージは制作の途中で突如湧くことが多く、今回は何かが天上から降りてくるような錯覚を持ちました。「発掘~地殻~」は既に2012年5月から制作が始まっていますが、題名は先日思いついたばかりです。当…[続きを読む]

2012.10.11

現在読んでいる「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)は20歳の頃に購入した書籍です。どこか大きな書店の専門書棚で見つけ、タイトルに刺激されて買ったように記憶しています。当時、自分…[続きを読む]

2012.10.09

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第4章「国家」に入り、そのⅠとした副題は「身分の問題-貴族身分と僧侶身分と」です。前章の民族や宗教に関する論述では、…[続きを読む]

2012.10.03

男性と女性に関する面白い文章があったので、NOTE(ブログ)で取り上げます。難解で意味を噛砕くために何度も読み込まなければならない書籍「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を副題…[続きを読む]

2012.10.02

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。そのⅢとした副題は「ピュタゴラス、モハメッド、クロムウエル」です。「このマリアと悪魔との二つの世界は、その伝説、その…[続きを読む]

2012.09.24

「陶彫で遺跡からの出土品みたいな抽象オブジェを作り、それらを屏風パネル、箱形置き物、残決単品の三様に仕立てて展示。これも新品を古物に偽装しているその意外性が趣向であり、見せどころとなっている。」という…[続きを読む]

2012.09.20

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。そのⅡとした副題は「マギ的な魂」です。第一巻からマギ的という語彙が登場していますが、この章では世界各地で興った宗教に…[続きを読む]

2012.09.13

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第3章「アラビヤ文化の諸問題」そのⅠとした副題は「歴史的仮晶」で、仮晶という言葉の定義が本書の冒頭で述べられています…[続きを読む]

2012.09.07

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第2章「都市と民族と」のそのⅢとした副題は「原始民族、文化民族、フェラッハ民族」です。部分的な引用をいたします。「土…[続きを読む]

2012.09.03

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。そのⅡとしたところは「民族、人種、言語」という副題がついています。3つのテーマの中で自分は言語に着目しました。「こと…[続きを読む]

2012.08.31

詩人の庄司利音さんとは最近知り合いました。「祭りの金魚」(新風舎)に描かれている利音ワールドに、自分の感覚が忽ち反応してしまい、綴られているコトバひとつひとつが蠢いている錯覚を持ちました。詩全体を通し…[続きを読む]

2012.08.30

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。第2章「都市と民族と」に入り、そのⅠとした副題は「都市の魂」を主題にするものです。都市とはいかなるものか、その発生か…[続きを読む]

2012.08.27

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。「起源と土地と」そのⅢとした副題は「諸文化の関係」です。ここでは法律史に多くの紙面が割かれており、法律思想が政治的、…[続きを読む]

2012.08.16

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。「起源と土地と」そのⅡとした副題は「高度文化の群れ」です。ここでは原始文化から現在の高度になった文化に至る経緯が多角…[続きを読む]

2012.08.15

現在読書中の「西洋の没落」に度々登場するファウスト的魂とは、ゲーテが生涯を費やして描いた「ファウスト」に由来するコトバです。「ファウスト」には栄光と挫折、無上の愛と非情な罪という人間が抱え込むあらゆる…[続きを読む]

2012.08.14

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。その第1章「起源と土地と」の副題は「宇宙的なものと小宇宙と」です。生命の存在そのものの分析から始まる論証で、動植物の…[続きを読む]

2012.08.06

村山知義という芸術家を自分がいつ知ったのか定かではありませんが、自宅の書棚に村山知義著の構成主義に関する書物があるので、随分前に知っていたことになります。ただし、この書物はいまだ読んでおらず、そのため…[続きを読む]

2012.07.25

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第一巻を読み終えて、第二巻へ突入しています。第一巻ではギリシャ・ローマ文化のアポルロン的魂と西洋文化のファウスト的魂、それに東方のマギ的魂…[続きを読む]

2012.07.18

「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を読んでいると、ギリシャ・ローマ文化と西洋文化の相違があらゆる場面で比較されています。簡単に言えば見たままを静的に表し、本書の語彙を使えば彫…[続きを読む]