Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 音楽
2011.06.17

パウル・クレーという画家名が新聞の展覧会欄に載っていると、必ず展覧会に行きたくなるという癖が自分についてしまいました。何度クレーの絵画に触れたことか、滞欧生活の頃から考えると数え切れません。クレーは多…[続きを読む]

2011.04.29

表記は横浜青葉台にあるフィリアホールで開催された声楽家のリサイタルです。下野昇は家内の叔父です。二期会に属して「タンホイザー」や「カルメン」といった数々のオペラに出演してきました。劇団四季の「CATS…[続きを読む]

2010.12.22

昨年の22日は、家内が演奏練習で転んで腕を骨折した日です。会議やそのあとの慰労会で遅く帰宅した自分は、包帯を巻いた腕を肩から吊るしている家内を見て、やれやれと思ったのを思い出します。今日も職場でいろい…[続きを読む]

2010.12.14

自分にとって注目すべき展覧会です。ブログに何回となく書いているカンディンスキーは、P・クレーやシュルレアリスムの芸術家と共に自分の中に今も生きつづけている画家なのです。年刊誌「青騎士」の翻訳が白水社か…[続きを読む]

2010.12.10

20代の頃にオーストリアの首都ウィーンに住んで、リング(環状道路)沿いにある国立歌劇場に毎晩通っていました…と、書くと自分はいかにも文化意識が高く、経済的にも恵まれた、どちらかと言えば鼻持ちならない留…[続きを読む]

2010.12.06

この時季になると喪中葉書が送られてきます。自分の年齢を鑑みると、本人ではなく、その関係者が多いのですが、たまに親交の厚かった本人であったりすると残念でなりません。自分が世話になった人が亡くなり、喪中葉…[続きを読む]

2010.09.02

家内は胡弓奏者です。幼い頃からバイオリンを習い、成人してから三味線を習い始めました。この2つの異文化楽器がテクニック上で融合し、胡弓に至ったのだと思います。家内の出身は私と同じ神奈川県ですが、毎年この…[続きを読む]

2010.05.03

毎年5月3日に、栃木県益子で行われている陶器市と茨城県笠間で行われている陶炎祭に出かけます。今年もこの時期がやってきて、早朝から横浜を発ち、陶芸の祭りを見てきました。益子や笠間には、かれこれ20年近く…[続きを読む]

2010.02.14

週末の制作ノルマを早朝5時半から工房で行い、午後時間を空けました。家内の従兄弟たちが集まるというので、自分も招待を受けたのです。手料理を振舞われて、いい気分になっていたところに、従兄弟の一人が沖縄民謡…[続きを読む]

2010.01.02

昨夜、NHK番組からウィンナーワルツが流れてきました。恒例のオーストリア国営放送局が衛星で流している「ウイーン・ニューイヤーコンサート」の模様です。自分は毎年この時期にこの番組をブログで取り上げていま…[続きを読む]

2009.12.23

昨夜遅く居酒屋での2次会から帰ったら、家内が右手を骨折して首から包帯で吊っていました。どうやら演奏の練習に出かけた先で転倒したようです。頭を打たなくてよかったと思いつつ、全治2ヶ月と聞いて、家内はだい…[続きを読む]

2009.12.04

ギリシャ神話に登場する9人のミューズのうちの一人で、頌歌を司る女神をポリヒムニアと言うそうです。その女神の名を冠した女声合唱団の一員に、家内の知り合いがいて、この時季に定期演奏会があるので、横浜の菊名…[続きを読む]

2009.08.10

昨年の3月26日から28日まで、家内の先祖の墓参りを兼ねて、奄美大島に行きました。嘉徳の青い海は今でも記憶に留まり、片時も忘れることがありません。その奄美で実はサンシン(三味線)を買っていました。本物…[続きを読む]

2008.06.17

自分の中では記憶した時代が異なるのに、2つのモノの間に勝手なイメージの重複がある場合があります。たとえば大学時代に西武美術館で見た「エゴン・シーレ展」。展示作品の中に「小さな町」(1912〜13)とい…[続きを読む]

2006.12.30

中国に二胡という楽器があります。二弦を弓で弾くと物悲しい響きが出る独特な楽器で、この二胡も別称で胡弓と言います。ところが今年の秋に行った富山県八尾の「おわら風の盆」で奏でていた胡弓は中国の二胡とは違う…[続きを読む]

2006.11.18

ギュンター.シュナイダーシームセンは様々なオペラの舞台デザインを手がけた人です。具象的な作風でしたが、スケールが大きく遠近法を巧みに用いた迫力ある舞台でした。カラヤン指揮による壮大なオペラにシュナイダ…[続きを読む]

2006.11.17

ウィーン国立歌劇場の立ち見席で何度もオペラを観るうち、歌唱の巧みさがわかってきました。観客は正直なもので、実力派歌手が出演するオペラは立ち見席の窓口に長い列ができました。歌劇場を一回り以上の長蛇の列が…[続きを読む]

2006.11.16

初冬の季節になると情緒豊かなウィーンの街並みが寒々と夕暮れていく情景が目に浮かびます。オペラが上演されるのは国立歌劇場ばかりではなく、フォルクスオパーやもっと小さな劇場でも雰囲気に応じた演目がかかりま…[続きを読む]

2006.11.15

まるでロシアのリアリズム絵画を見ているような舞台。群集の合唱に圧倒され、クレムリン宮殿の豪華な広間の隅々にもリアルを追求した大道具や小道具が置かれ、まさにロシアの歴史に遭遇しているような錯覚に陥ります…[続きを読む]

2006.11.14

有名な曲が散りばめられた「カルメン」はオペラ入門としては最高のものだと思います。胸躍るシーンがあると思えば、切ない叙情的なシーンや怪しい人々の楽しく痛快なシーンもあって娯楽に徹した優れたオペラです。い…[続きを読む]

2006.11.13

ウィーンで初めて観たオペラはR.シュトラウスの「エレクトラ」でした。下調べもせず、音楽留学生から立ち見席のことを聞いて、まず飛び込んだ劇場でやっていた演目が「エレクトラ」。真っ暗な舞台。登場人物も少な…[続きを読む]

2006.11.12

音楽評論を読むとこの「魔笛」の筋書きには、当時モーツアルトが関わった秘密結社なる存在もあるのですが、そんなことを気にせずに観た「魔笛」は音楽や舞台装置、衣裳のデザインがとても楽しく、おそらく5年間のウ…[続きを読む]

2006.11.10

ウィーンに住んでクラシック音楽に接しないのは愚の骨頂のような気がしてコンサートにはよく出かけました。幸い立ち見(というか立ち聴き)があって安い料金で一流の音楽が堪能出来ました。爪に火をともす生活をして…[続きを読む]

2006.11.09

美術的興味からウィーンに暮らし始めたのですが、ここが世界的に有名な音楽の都であることはよく知っていました。美術留学生は一握り、ところが音楽留学生は音大に行くと、ここは日本じゃないかと思えるほどたくさん…[続きを読む]

2006.11.08

音楽家の家系か、親が特別な趣味を持っていない限り、クラシック音楽が身近にあることはありません。職人家庭に育った私は歌謡曲や浪花節の方が身近でした。妹が音大に進んだのですが、それでもクラシック音楽を身近…[続きを読む]

2006.09.03

おわら風の盆は胡弓・三味線・唄を伴奏に、若者が独特な衣装に身を包み、優美に舞うもので大変風情がありました。ところが年々増える観光客(自分もその一人ですが)で、昨日は10万人とも報道されていましたが、風…[続きを読む]

2006.09.02

昔から伝わる郷土芸能をずっと継承していくことは並々ならぬ努力が必要だろうと思います。横浜市内でも神楽や獅子舞を大切に保存している地域がありますが、我が町内では神社はあるものの古来伝承の芸能は久しく行わ…[続きを読む]