Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 芸術家
2018.11.08

私は特定の宗教を持っていません。実家の菩提寺は浄土宗ですが、私はとりわけ仏教に関心があるわけではなく、葬祭の時にだけ祖先の墓がある菩提寺に行く程度です。ついでに墓参りも疎い方ですが、最近は墓に行くと妙…[続きを読む]

2018.11.07

先日、東京白金台にある東京都庭園美術館で開催されている「EXOTIC×MODERN」展に行ってきました。東京都庭園美術館は旧朝香宮邸を改修した美術館で、美術館そのものが美しいアール・デコ様式に統一され…[続きを読む]

2018.10.20

昨夜から私の職場では職員研修として湯河原に来ていました。一晩ゆっくりお互いの仕事を振り返る機会を、私は大切にしています。夜が更けるまでお喋りが尽きない職員たちの雰囲気を、今後も継続していくのも私の役割…[続きを読む]

2018.09.13

「ぼくは死は生と地続きだ思っているんです。肉体は服を脱ぐように脱げるもので魂は生き続ける。だから、妻や友人たちを思い出すということは、彼らが、俗世間で生きているぼくたちとは違う形で生きているんだと思っ…[続きを読む]

2018.09.12

生涯学習とは何か、昭和56年の中央教育審議会答申を紐解けば「人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために、自発的意思に基づいて行うことを基本とし、必要に応じて自己に適した手段・方法を自ら選んで、生涯を通…[続きを読む]

2018.06.29

室内装飾や家具等の意匠のことをインテリアデザインと言います。今回NOTE(ブログ)で取り上げるのは、一般的なインテリアデザインのことではなく、現在読んでいる「イサム・ノグチ 庭の芸術への旅」(新見隆著…[続きを読む]

2018.06.22

現在読んでいる「イサム・ノグチ 庭の芸術への旅」(新見隆著 武蔵野美術大学出版局)の中に北大路魯山人とイサム・ノグチを比較して論じている章があって、興味関心を持ちました。昔、この2人の芸術家を扱った展…[続きを読む]

2018.06.19

90歳を超えても現役で活躍する染色家柚木沙弥郎。先日、NHK番組の日曜美術館で紹介されていて、その制作風景を見た私は創作意欲が刺激されました。自由闊達で好奇心の塊のような作家は、床に敷いた大きな平面に…[続きを読む]

2018.06.08

先日、読み終えた「アートと美学」(米澤有恒著 萌書房)には最後に「結びの章」があります。著者は美学者であり、その視点から現代の芸術やアートを一貫して考察してきました。その全体のまとめが本章です。冒頭に…[続きを読む]

2018.05.19

週末になりました。6月3日(日)に予定している図録用写真撮影から遡ると、週末がやってくるのは僅かしかありません。作品を完成するまでの制作工程を考えながら、週末の時間を大切にしていこうと思っています。今…[続きを読む]

2018.04.26

現在、通勤時間帯に読んでいる「アートと美学」(米澤有恒著 萌書房)の第三章では「芸術とイズム」について考察しています。筆者の理論は多義にわたり、歴史的考察を踏まえた厚みを持っているので、章ごとのまとめ…[続きを読む]

2018.04.10

現在、通勤時間帯に読んでいる「アートと美学」(米澤有恒著 萌書房)の第二章では「芸術と美」について考察しています。最近のアート作品は美しいという概念がなくなってしまったような印象を受けます。それもその…[続きを読む]

2018.03.29

来週から新年度が始まるため、新しく職場に来る方の面接や、部内での引き継ぎや片づけがあって、職員たちは着々と仕事をしていますが、私は追い詰められないと片付けが出来ない性分なので、ぼんやりとした時間を過ご…[続きを読む]

2018.03.25

いよいよ本格的な春が到来し、好天に恵まれた今日は花見に出かける人が多かったのではないかと思います。工房はストーブが要らなくなりました。久しぶりに窓を開けて外の空気を入れました。私は花粉症ですが、投薬を…[続きを読む]

2018.03.24

週末になりました。朝から工房で制作をしていました。今月初めに立てた制作目標がなかなか厳しくて、ともかくひたすら作り続けなければならない状況に自分を追い込んでしまっています。大きめのタタラを6枚作り、明…[続きを読む]

2018.03.19

今晩9時にNHK BSプレミアムで「よみがえる!太陽の塔」をやっていました。2時間に及ぶTV番組でしたが、あっと言う間に見終わった感じがしました。大阪万国博覧会は、自分が中学生の時に開催され、家族で数…[続きを読む]

2018.03.08

「アートと美学」(米澤有恒著 萌書房)は、美学者の立場からアートを論じようとしている書籍です。アートという現代を席巻している新しい概念を、私自身は積極的には使っていません。理由として、自分の中でアート…[続きを読む]

2018.03.06

職場に持ち込んで休憩時間に読んでいる「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)の中で、カンディンスキーが唱えるフォルムについての考察がありました。「〈…[続きを読む]

2018.02.26

「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)を読み終えました。本書に取り上げられていた23人の芸術家の中から8人をホームページのNOTE(ブログ)にアップしました。23人の芸術家のうち日本では比較的知名度が定着…[続きを読む]

2018.02.08

ドイツの画家アンゼルム・キーファーに興味を抱いたのは、1998年に箱根の彫刻の森美術館で開催された「アンゼルム・キーファー展」を見たことに端を発します。ナチスの負の歴史を直視し、ナチス式敬礼の写真を展…[続きを読む]

2018.01.16

「絵の証言」(佃堅輔著 西田書店)を読み始めました。副題に「ドイツ語圏に生きた芸術家たち」とあって、まさに私が若い頃から注目していた芸術家ばかりが掲載されている書籍です。本書では23名の芸術家を取り上…[続きを読む]

2018.01.01

2018年になりました。新春のお慶びを申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。昨年も書きましたが、早朝、刻んだ餅と油揚げを半紙の上にひとつまみ置き、小さな稲荷の祠に供物として捧げることから、我が…[続きを読む]

2017.12.31

2017年の大晦日を迎えました。毎年恒例になっている総括を行います。まず彫刻では7月に12回目の個展をギャラリーせいほうで開催させていただきました。大きな作品では「発掘~宙景~」と「発掘~座景~」を出…[続きを読む]

2017.12.21

現在、通勤中に読んでいる「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)と、職場に持ち込んで休憩中に読んでいる「見えないものを見る カンディンスキー論」(ミシェル・アンリ著 青木研二訳 法政大学出版局)は、19…[続きを読む]

2017.12.15

「触れ合う造形」(佃堅輔著 西田書店)を読み始めました。「19世紀末ー20世紀初頭、芸術家たちの『生』」という副題がついています。本書で取り上げられているのはムンク、ロダン、キルヒナー、シャイアー、ブ…[続きを読む]

2017.12.14

「オブジェを持った無産者」(赤瀬川原平著 河出書房新社)を読み終えました。著者である故赤瀬川原平は、尾辻克彦という名前で芥川賞を受賞したり、話題となった随筆を出して、文才に長けた造形作家であることは疑…[続きを読む]

2017.12.10

今日は制作に関してはとりわけ新しいこともなく、大きなタタラを数点作って、陶彫成形を1点作り上げたくらいでした。彫り込み加飾は後日にして、夕方早めに作業を切り上げました。冬の寒さが到来し、風の強い一日に…[続きを読む]