Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 画家
2012.08.12

朝から工房に行って昨日の続きである「陶紋」新作の加飾をやっていました。猛暑続きで昨日は作業を午前中で打ち切り、午後は横浜中華街に出かけましたが、今日も工房で一日作業できそうになく、午前中で打ち切ること…[続きを読む]

2012.08.03

先日、出張先から帰る途中に横浜駅で楽しいポスターが目に入りました。平仮名で「いのくまさん」と書かれ、落書きのような猫の群像があって、思わず横浜そごう美術館に足を運んでしまいました。それは画家猪熊弦一郎…[続きを読む]

2012.07.30

先日、東京等々力にある村井正誠記念美術館に行きました。往復葉書で申し込んだのは香川県高松にあるイサム・ノグチ庭園美術館と京都にある桂離宮と今回の美術館で3回目になります。因みに京都にある重森三玲庭園美…[続きを読む]

2012.07.27

5日間の夏季休暇のうち1日目の休暇を今日取りました。今日は朝から家内と3つの美術館に車で出かけました。まず、東京等々力にある村井正誠記念美術館。ここは往復葉書による事前申し込みが必要で、金曜と日曜しか…[続きを読む]

2012.07.04

現在「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)という人文・自然科学全般に亘る広義な洞察を下敷きにした「世界史」という哲学をとつおいつ読み砕いています。最近はずっとこんな論理に囲まれて…[続きを読む]

2012.06.29

通勤中に「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)を読んでいます。第4章は「音楽と彫塑と」いう題がつけられています。副題は「造形美術」。テーマからすれば自分が最も興味があるところです…[続きを読む]

2012.06.13

20代の頃、5年間の滞欧生活で感じたことは、暮らしの中に取り入れられた造形全般が、生活を豊かにし、心に余裕を与えてくれることでした。それは西洋伝統の空間装飾に限らず、現代的な生活にも当てはまり、とりわ…[続きを読む]

2012.05.25

過日、横浜美術館で開催中の「マックス・エルンスト」展に行き、何点かの作品に魅せられました。自分は偶発的かつ間接的な技法を利用した比較的大きめの油彩が気に入っています。とくにデカルコマニーの面白さを自分…[続きを読む]

2012.05.24

先日の日曜日の午後突然思い立ち、静岡県三島市にある大岡信ことば館で開催中の「宇佐美圭司 制動・大洪水展」を見てきました。家内も久しぶりのドライブは楽しいと言ってくれました。東名高速の海老名パーキングで…[続きを読む]

2012.05.20

今日は朝から工房にいました。午前中は新作屏風のために陶土を準備していました。と言っても前回の陶彫の使い残しと成形の時に削り取った陶土です。自分は陶土を単身では使いません。2つの陶土を割合を決めて土錬機…[続きを読む]

2012.05.17

東京上野で開催されている「日本美術の至宝」展を見て、尾形光琳の「松島図屏風」に注目しました。尾形光琳の代表作は熱海のMOA美術館にある有名な「紅白梅図屏風」です。自分は何度となく「紅白梅図屏風」を見て…[続きを読む]

2012.05.14

先日の土曜日に声楽家の叔父が、東京上野でリサイタルを行ったついでに、東京国立博物館平成館で開催中の「ボストン美術館 日本美術の至宝」展を見てきました。お馴染みの絵師等の初めて見る作品に接し、日本から海…[続きを読む]

2012.05.09

先日、横浜美術館で開催中の「マックス・エルンスト展」に行ってきました。シュルレアリスムの主流な芸術家の一人であるドイツ人画家マックス・エルンストは、画風がシュルレアリスムであるなしに関わらず、自分はそ…[続きを読む]

2012.04.22

今日の午前中は工房で「発掘~混在~」の色彩の再確認を行って、6つのボックスの側面と裏面に油性塗料で黒い塗装を施しました。作業を午前中で中断し、午後は展覧会を見に東京に行きました。工房に出入りしている若…[続きを読む]

2012.04.12

ドイツ人画家ジョージ・グロッスの生涯を論じた書物を読んでいると、ダダイズムについて自分の知識の乏しさが浮かび上がります。ダダイズムは既成の芸術を壊した運動としか自分は理解していませんでしたが、それを言…[続きを読む]

2012.04.03

「色彩の詩人アウグスト・マッケ」(佐藤洋子著 中央公論事業出版)を読み終えました。ドイツ表現主義の画家としては最も若くして世を去った画家です。27歳の戦死は衝撃的です。同じ「青騎士」で活躍した画家フラ…[続きを読む]

2012.03.21

以前読んでいた「クレーの日記」に登場し、クレーと一緒にチュニジアへ旅行した画家アウグスト・マッケ。ドイツ表現主義の画家の中では第一次大戦によって命を落とした夭折の画家として知られています。煌く色彩と豊…[続きを読む]

2012.03.19

通勤時間帯しか読書ができないので、一冊の書物を読み終えるのに相当時間がかかります。やっと「クレーの日記」(P・クレー著 南原実訳 新潮社)を読み終えたので感想を述べようと思います。クレーが39歳の時に…[続きを読む]

2012.03.14

先日、東京竹橋にある国立近代美術館に「ジャクソン・ポロック展」を見に行ってきました。ジャクソン・ポロックと言えば、アメリカ現代美術を代表する画家で、絵の具を撒き散らすアクションペインティングはあまりに…[続きを読む]

2012.03.10

作品の制作工程が厳しい中、3月になって初の美術館巡りをしました。東京に出かけていくのは久しぶりでした。ギャラリーせいほうにも立ち寄って7月個展の打ち合わせを行いました。まず最初に訪れたのは東京上野の国…[続きを読む]

2012.03.02

画家が捉える色彩とは何か?デザイナーが捉える色彩とは何か?自分が高校生の頃、工業デザイナーを目指してデッサンや色彩構成の勉強をしていて、自分の色彩感覚が極めて鈍いことを知りました。隣り合う色彩の関係が…[続きを読む]

2012.02.27

短い通勤時間で「クレーの日記」(P・クレー著 南原実訳 新潮社)を読んでいます。ようやくクレーの経歴の中で、自分がよく知っている画家の名前が出てきました。カンディンスキーやマルクです。彼らの「青騎士」…[続きを読む]

2012.02.22

通勤途中で読んでいる書籍に、頭が左右されるのは今に始まったことではありません。今「クレーの日記」(P・クレー著 南原実訳 新潮社)を読んでいるので、頭の中はクレーのことばかりです。パウル・クレーはスイ…[続きを読む]

2012.02.11

今日の午前中は工房で制作。「発掘~混在~」の表層の彫り込みに四苦八苦していました。時間がかかるのは承知していましたが、こんなにも時間がかかるとは思いもよらず、この調子でいくと畳大6点が今月中に終わるか…[続きを読む]

2012.02.10

現在読んでいる「クレーの日記」に建築に関するクレーの考えが述べられている箇所があります。長い文章ですが引用します。「イタリアで建築芸術の理解を深めてくると、ものを見る目が肥えてくるのが、自分でもすぐわ…[続きを読む]

2012.02.08

20世紀を代表する画家パウル・クレー。今、通勤時間帯に「クレーの日記」を読んでいます。これはクレーのご子息が編者を勤めていることから明らかなようにこれが公開されるとは生前のクレー自身はわかっていなかっ…[続きを読む]

2012.02.06

一昨日、東京オペラシティギャラリーで開催中の「難波田史男の15年」展に行って来ました。現代絵画で大きな世界を切り開いた難波田龍起は史男の父にあたります。難波田龍起の絵画は前に何回か見たことがあり、その…[続きを読む]

2012.02.04

今日は午前中に「発掘~混在~」の木彫レリーフの下書きを行い、午後は家内と東京の美術館巡りに行きました。制作工程では今日から木彫の予定ですが、意欲に弾みをつけたかったことと、彫刻家の池田宗弘先生から「D…[続きを読む]

2012.01.26

画家として特異な作風をもつパウル・クレー。その人となりを現在読んでいる「クレーの日記」(P・クレー著 南原実訳 新潮社)から読み解くことができます。まだ第一の日記を読んでいるところなので、子どもから青…[続きを読む]