フランスの作家・劇作家で政治的活動にも身を投じたジャン・ジュネは、自分にとって馴染みの薄い作家でした。矢内原伊作著による「ジャコメテッィ」(みすず書房)に登場してくるジャン・ジュネに少なからず関心を寄…[続きを読む]
10代の終わりに読み始めて途中で放棄し、30数年経った今になって再読を始めた書籍は結構あります。A・ブルトンの著作も然りで、最近になってようやく全て読み終えた按配です。工房に出入りしている若い美大生に…[続きを読む]
現在読んでいる「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部公正訳 晶文社刊)の中に「美的に整えられた環境がいかに重要な意味をもつか、ということを証明するために」行った実験のことが書かれ…[続きを読む]
先日、武蔵野美術大学美術館で開催されている「20世紀から21世紀へ 転換期のポーランド・ブックアート」展を見てきました。書物の視覚的な作品化を試みたオブジェの数々は、その内容によって広域な表現を獲得し…[続きを読む]
現在読んでいる書籍によって自分の思考が様々な方向へ触手を伸ばし、また思考の偏りに対し自然感覚的に自らバランスをとることがあると思っています。「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部…[続きを読む]
朝、自宅を出るのが6時頃で、玄関を出るとすぐ横に植木畑に続く小路があります。その小路を横目で見ながら舗装された道を歩いていきます。その小路の先には工房があるのです。工房に行きたいなぁという誘惑に駆られ…[続きを読む]
「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部公正訳 晶文社刊)を通勤電車の中で読んでいると、30年前の自分が甦ります。今でも当時と同じ気分になるのが不思議で、自分はまるで成長をしていな…[続きを読む]
「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部公正訳 晶文社刊)は30年以上も前に購入した書籍です。購入時2300円。デザイン科志望の受験生なら結構読んでいたのではないかと思います。当時…[続きを読む]
30年以上前に購入して自宅の書棚に仕舞いこんである書籍は数多くあります。大方美術に関するものばかりで、20代にしては難解な書籍をよくもこんなに沢山買い込んだものだと思っています。途中まで読んで放棄した…[続きを読む]
読書は通勤時間帯でしか出来ず、しかも短い乗車時間の中で細切れになった評論をとつおいつ読んでいる有様です。もっと楽に読める本を携帯すればよいものを、敢て難解な評論集に手を出してしまうのは何故なのか自分で…[続きを読む]
素材に何も手を加えず、ギャラリーの空間に放置する展示方法を自分はどのように考えるか、現代に至る造形思想史を辿れば、「もの派」の登場した背景がわかりますが、これを美術に関心の薄い人々はどう見るのでしょう…[続きを読む]
自分が彫刻家を志した1970年代後半に、すでに「もの派」が登場し、素材をそのまま画廊に並べた展覧会を自分は美術雑誌で見ていました。当時その根拠とする思想を読み解こうとしていましたが、衝撃を受けたのは野…[続きを読む]
現代彫刻の父ブランクーシに関する文献に出会うと不思議な興奮を覚えます。NOTE(ブログ)にも何回か登場したブランクーシですが、自分は若い頃にルーマニアに何度か出かけ、木造民家の柱に見られる呪術的で抽象…[続きを読む]
今日で8月が終わります。月が変わることに郷愁を感じるのは夏の特徴かもしれません。開放感あふれる夏だからこそ流行り歌にもなり、移ろう夏気分を惜しむ情景になるのだと感じます。今月の創作活動を省みると、とに…[続きを読む]
「問いなき回答 オブジェと彫刻」(建畠哲著 五柳書院)を読み始めました。自宅の書棚に眠っていた書籍で、一度読んでいるかもしれないと思って読み始めましたが、どうやら購入したまま書棚に仕舞いこんでいたこと…[続きを読む]
表題の書籍を自分としては短時間で読むことができました。彫刻家荻原守衛との関わりでしか知らなかった相馬黒光でしたが、彼女の生涯や生きた時代のことを考えると、荻原守衛との関係はほんのひとコマに過ぎないと思…[続きを読む]
フランスのシュルレアリスムから日本の近代美術の夜明けへ。現在読んでいるものがアンドレ・ブルトンから一転して、明治・大正を生きた女性の伝記に変わりました。「新宿中村屋 相馬黒光」(宇佐美承著 集英社)で…[続きを読む]
長い間携帯してじっくり読んでいたアンドレ・ブルトンの伝記を今日読み終えました。晩年の部分は一気に読んでしまいました。シュルレアリスムの思想を体系化した提唱者であり、シュルレアリスムの根幹を成す詩・愛・…[続きを読む]
短い通勤時間の中で長い時間をかけて「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・ベアール著 思潮社)を読んでいます。ブルトンの生きた時代は、戦前の政治不安がやがて第二次大戦勃発となり、ブルトン自身もアメリカ大陸に…[続きを読む]
表題の展覧会に開催2日目の平日に行きましたが、既に混雑していて仏教美術に対する人々の関心の高さがわかりました。ひと昔前であれば、日本は西洋美術一辺倒で、東洋美術が省みられる機会は少なかったように思いま…[続きを読む]
パウル・クレーの作品集を折に触れて眺めています。「The Klee Universe」という厚めの洋書です。グロテスクで幻想的なエッチングがあったり、クレーらしい記号化された世界が多く掲載されていて飽…[続きを読む]
何か小・中学校で出される夏休みの自由課題のような表題ですが、毎年夏になると知識欲が湧いて学生のように勉強したくなるのです。学校教育で身についた癖なのか、夏休みは何かをやらねばならないと思い込んでいる自…[続きを読む]
現在、通勤電車の中で読んでいる「アンドレ・ブルトン伝」(アンリ・ベアール著 思潮社)は、時代背景やら現代文芸史の知識が乏しいとなかなか先に進めず、長い間鞄の中に携帯している状態です。ちょうど20歳代前…[続きを読む]
短い通勤時間の中で読書に勤しんでいます。このところシュルレアリスム関係の書籍ばかりで、ついにその提唱者であるアンドレ・ブルトンの人となりの伝記に辿り着きました。どんな人物だったのかイメージしながら読み…[続きを読む]
学生時代、彫刻を学ぶ傍らビジュアルな表現に興味を持ち、手製の絵本を作りました。当時好きだったドイツ表現派のモノクロの木版画を発想の源にして、数ページにわたる創作話を考え、文字のない絵本にしようと企画し…[続きを読む]
今年、東京国立新美術館で開催された「シュルレアリスム展」を契機に、フランスの詩人で美術評論に関しては桁外れの著述家でもあったアンドレ・ブルトンについて改めてその思想の片鱗に触れました。改めて、というの…[続きを読む]
やっと「シュルレアリスムと絵画」(A・ブルトン著 人文書院)を読み終えました。随分長い間鞄に入れて持ち歩いていました。以前、A・ブルトンの「魔術的芸術」を読んで、芸術史全体を解釈しなおす壮大な論文に魅…[続きを読む]
今日で5月が終わります。ゴールデンウィークがあって笠間・益子に出かけたり、また図録撮影があったり、来年の個展に向けて新作をスタートさせたりして結構盛りだくさんの1ヶ月でした。振り返ってみると、今月はい…[続きを読む]
通勤中の電車内でA・ブルトンの「シュルレアリスムと絵画」を、とつおいつ読んでいます。同書にオブジェに纏わる箇所があり、オブジェの意義を考えました。オブジェというコトバがいつ頃から使われだしたのか記憶は…[続きを読む]
「ピカソはラムのなかに、自分とは正反対の道をたどりおおせた人間にのみ望むことのできる、唯一の確証を見いだしたのであろう。すなわち、みずからにそなわっている原始の不思議から出発して、意識の最高の地点にま…[続きを読む]
年度当初の1週間は長いような短いような1週間です。月曜日は山積した仕事に、週末の眠りから一気に目覚めて、ひたすら取り組んでいます。朝7時前に職場にやってきて、気がつくと夜7時を回っていることもありまし…[続きを読む]