Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 創作
2010.12.26

週末はずっと陶彫の制作をやってきましたが、今日は今年最後の日曜日です。とは言え今日も相変わらず制作をやっていて、小さな四角錘の加飾を続けていました。昨日準備したタタラは、休庁期間に入る最初の29日に立…[続きを読む]

2010.12.16

先日、表題の展覧会に行ってきました。神奈川県川崎市にある岡本太郎美術館は、岡本太郎ゆかりの芸術家による企画で見応えのある展覧会が多く、そのたびに見に出かけます。現在開催中の「池田龍雄 アヴァンギャルド…[続きを読む]

2010.12.14

自分にとって注目すべき展覧会です。ブログに何回となく書いているカンディンスキーは、P・クレーやシュルレアリスムの芸術家と共に自分の中に今も生きつづけている画家なのです。年刊誌「青騎士」の翻訳が白水社か…[続きを読む]

2010.12.13

先日、東京竹橋にある国立近代美術館で開催中の「麻生三郎展」に行ってきました。背景と同化した人体。混沌とした重厚な壁を見ているような麻生三郎の油彩は、人の存在を問うような世界観をもっています。灰一色に見…[続きを読む]

2010.11.30

横浜美術館は自分の地元にある施設なので頻繁に訪れます。主に企画展が目的ですが、常設にも注目すべき作品が多く、常設展示会場にもよく足を運びます。自分の憧れる彫刻家イサム・ノグチの他にシュルレアリスム絵画…[続きを読む]

2010.11.22

今月のRECORDは「崩れる」というテーマでやっています。欠損したモノの空間的な美しさを求めたいという意図からこのテーマにしたわけで、当初は日本古来からある「滅びの美学」が念頭にありました。ただ、「崩…[続きを読む]

2010.11.20

週末は陶彫作りのリズムの中にあると言っても過言ではありません。新作の陶彫部品を次から次へと作り出す雰囲気が生まれています。現在のところ良い状態で作業が進んでいます。今日は陶彫土台4点目の窯出し、大きな…[続きを読む]

2010.11.17

昨日の続きのようなブログです。大学で彫刻を学び、おまけに海外の美術学校に5年間籍を置いていた自分は、結局30歳を過ぎてから日本での就職活動に入りました。今でこそ就職活動する年齢はさまざまですが、当時は…[続きを読む]

2010.11.04

瀧口修造全集(みすず書房)をじっくり読んでいるおかげで、シュルレアリスムについて考えることが多くなりました。自分が学生時代から認識していた美術の範疇に限ったシュルレアリスムより、さらに今は広義な意味で…[続きを読む]

2010.10.13

朝日新聞の美術評によると「古い民家を思わせる木彫シリーズだが、今作では地虫のような形に。題名と合わせて見ると、はいつくばってでも前に進もうとする、作家の意思表明ともとれる。老いるにつれ、できることは…[続きを読む]

2010.10.01

10月になりました。実り多い1ヶ月にしたいと願っています。創作活動には最適な気候になりました。昨年の今頃は「構築~瓦礫~」のための石膏型を作っていました。今年の陶彫部品は曲面がないので、石膏型に嵌め込…[続きを読む]

2010.09.27

先週末の頑張りが影響して、やはり今日は微妙に疲れを感じます。職場での仕事は、週末の創作活動と比べると神経の使い方が違います。職場は職場で施設面や人事面で山積する仕事があって大変です。何十年も公務員と彫…[続きを読む]

2010.09.24

急に涼しくなって上着を着て出勤です。あの暑さはどこへいったのか、喉もと過ぎればの境地です。創作へ向かう意欲は高まっていますが、秋が深まればその気持ちは一層強くなります。気候によって人の感情が左右され、…[続きを読む]

2010.08.18

何年か前に長野県小布施に行きました。確か麻績の池田宗弘先生宅にお邪魔した帰り道だったように思います。目的は葛飾北斎の足跡を辿ることで、小布施にある北斎館を見たかったのです。そこで感動をしたのは祭屋台の…[続きを読む]

2010.08.09

先日、千葉市立美術館に「MASKS-仮の面」展を見に行き、改めて自分の仮面好きを認識しました。どうして自分はこんなに仮面が好きなのか、人間や動物の表情を戯画化したものにユーモアを見出したのか、原始的で…[続きを読む]

2010.07.30

今日は一日夏季休暇を取って、長野県の麻績に住んでいる彫刻家池田宗弘先生宅に出かけました。毎年夏の恒例行事になっている先生の工房訪問ですが、聞くところによると池田先生は南米ペルーに1ヶ月滞在されて、体調…[続きを読む]

2010.06.28

アルナルド・ポモドーロはイタリア人彫刻家で、金属を使ったモニュメンタルな造形で知られています。箱根の彫刻の森美術館で、自分はポモドーロ作品と初めて対面し、金属と陶彫の違いこそあれ、自分の中に眠る造形へ…[続きを読む]

2010.06.25

職場の歓送迎会と違い、横浜市のさまざまな部署で管理職に就いている人たちが集まって、横浜の中華街で歓送迎会を行いました。今日は管理職同士という気安さがあって、日頃の多忙さを憂い、お互い励まし合いながら、…[続きを読む]

2010.06.21

亡父がまだ造園業を営んでいた頃、実家の庭には造園に使う石材や竹材、木材がゴロゴロしていました。その中にどこかで仕入れてきた石灯籠がありました。その石灯籠は、寺院にある手の込んだ灯籠と異なり、自然の岩に…[続きを読む]

2010.05.26

展覧会へ頻繁に足を運んでいたのは20代の頃で、自分が一体何をしたいのか、美術界ではどんな表現が罷り通り、それの礎になる示唆に自分はどこまで迫れるのか、そんなことをずっと考えていた時期でした。その頃、自…[続きを読む]

2010.04.28

20代の滞欧時代に作った自分の初期の版画に、車輪のような歯車のようなイメージを描きました。具象彫刻をやっていた自分が初めて抽象を意識した作品で、版下は捨てられずそのまま日本に持ち帰ってきました。まだ陶…[続きを読む]

2010.04.03

図録のための写真撮影の関係で、新作「構築~瓦礫~」の完成を急いでいます。一応陶彫パーツはすべて揃いましたが、一番目立つ陶彫パーツ2点の窯入れがこれからです。この2点の乾燥を待って窯に入れていく予定です…[続きを読む]

2010.03.30

横浜市公務員としての身分と、彫刻家としての創作活動。二束の草鞋の多忙さを度々ブログに書いてきました。自分が選んだことなので言い訳はしません。しかもこの不況な世の中で、公務員という身分保障があるからこそ…[続きを読む]

2010.03.15

先日、横須賀美術館に行って表記の展覧会を観て来ました。「ワンダーシニア30展」というのは、60歳代から70歳代の日本の洋画家32人による旧作と新作を並べた展覧会のことで、日本の高度成長の中で画家として…[続きを読む]

2010.02.04

ウイークディは朝から晩まで人事評価やら会計業務に追われていて、創作行為の入り込む余地がありません。職場ではデスクワークが多く、精神的に参ってしまう時があります。だからこそ少しでも創作時間の確保が必要で…[続きを読む]

2010.01.29

現在、自分の創作と呼べるものは陶彫・木彫による彫刻作品とポストカード大の平面作品RECORDだけです。横浜市公務員という身分保障があって、週末だけで制作をしているのですから、これ以上は時間的に厳しいと…[続きを読む]

2010.01.22

月曜日になると、夜の明けぬ朝6時に家を出て出勤していきます。これから5日間は公務員としての仕事があると思うと、何とも言えない気持ちになります。多忙極まりない職場のためか5日間は、あっという間に過ぎてい…[続きを読む]

2010.01.09

昨年夏に窯を入れて、やっと試運転の日を迎えました。試運転は窯の中の湿気を抜く目的もあります。窯を入れてくれた業者にも立ち会っていただくことになりました。初めは素焼きの温度設定でやってみることにしました…[続きを読む]

2009.12.18

朝晩めっきり冷え込んで出勤する午前6時は夜がまだ明けていません。自宅の近くにある停留所でバスを待っている時は、かなり寒さが応えます。これから一日の勤務が始まると思うと、心なしか気が重くなりますが、この…[続きを読む]

2009.12.10

夜ブログを書こうとして、パソコンの前で茫然としてしまいます。寒さのせいか眠くて眠くて仕方がないのです。一日やることが多くて、頭が切り替わらない時があります。RECORDも白い紙を前にして茫然として筆が…[続きを読む]

2009.09.14

スポーツではオリンピックやワールドカップ等で心が高揚し、選手の輝く一瞬を感じ取って、自分も爽やかな気分になります。でも今日ほどの気分は今までにありません。米メジャーリーグでイチローが打ち立てた9年連続…[続きを読む]