Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > カタチ
2014.06.01

今日から6月です。来月には個展が控えています。今週末も「発掘~層塔~」の塗装修整を行っていました。そろそろ梱包も始めていかなければなりません。修整や梱包も大事ですが、来年に向けた新作の準備も今月から始…[続きを読む]

2014.01.22

新たなイメージはどこからやってくるのでしょうか。現在の作品制作が佳境に入った時に、うまくいったり、悩んだりしている状況の中で、ふと湧いてくる現行とはまるで異なるイメージがあります。現行の作品に集中して…[続きを読む]

2014.01.15

今月のRECORDのテーマにした「天使」とは何か、キリスト教美術に疎い自分は一般的な画像の印象しか頭になく、天使の存在そのものを捉えておく必要があると思いました。事典を見てみると、天使とはユダヤ教、キ…[続きを読む]

2013.12.31

2013年の大晦日を迎えました。今年はどんな1年間だったろうと振り返ってみると、自分にとって幸福と思える素敵な1年間だったと思っています。まず、自分を含めて家族が健康に過ごせたこと、周囲に大きな事故や…[続きを読む]

2013.11.09

今日は朝から夕方まで工房に篭って制作していました。土練、タタラ、成形、彫り込み加飾を繰り返す制作サイクルの中で、いつから仕上げ工程である化粧掛けや窯入れに入るかを考えながら制作を進めていました。問題は…[続きを読む]

2013.10.25

地を這うカタチとして制作を続けている新作に「発掘~増殖~」という題名をつけました。無限に広がっていく植物的な生命体が脳裏にあって、当初は画廊空間全体に蔓延らせるイメージがありました。大地を這うように広…[続きを読む]

2013.08.26

ロココ主義や古典主義さらに印象派の作品は、とりわけ日本人に人気が高く、表題の展覧会を企画した横浜美術館は連日大勢の鑑賞者で賑わっています。愛くるしく微睡むような女優を描いたルノワール快心の絵画を使った…[続きを読む]

2013.08.18

来年の個展に向けて新作に取り組んでいますが、地を這うカタチは順調に進んでいます。もうひとつの塔を形作る集合彫刻は、構造体になる木組みを考えなければならず、紙で雛型を作ってから取り組むことにしました。雛…[続きを読む]

2013.07.27

週末になると朝から工房に籠って制作三昧になります。陶彫は何年やっていても新たな困難に直面します。新作ごとにイメージしたカタチを作るので、その時その場面で新たな問題が生じるのです。成形上の定型がない故に…[続きを読む]

2013.06.17

陶紋は立方体や直方体といった矩形がベースになって、表面に変化をつけて展開していく連作です。陶紋の前には、球体都市の連作をやっていました。球体都市は40個ほど作っていたので、陶紋もほぼ同数にしていく予定…[続きを読む]

2013.06.02

今日は朝から夕方まで工房に篭って制作三昧でした。今日は新作陶彫の成形を行っていましたが、改めて成形の難しさを実感しました。陶芸は電動ロクロの技術に熟練を要します。何度も同じものを作っていくうちに手馴れ…[続きを読む]

2013.04.25

今月のRECORDのテーマが「跳」なので、気儘に思いついた動物や昆虫を描いてみようと考えました。そこで跳ねる定番として蛙を取り上げました。蛙は成長過程でオタマジャクシから足が生えて蛙に変わる不思議な生…[続きを読む]

2013.04.04

先日出かけたDIC川村記念美術館「BLACKS展」に15点もの作品が展示してあったルイーズ・ニーヴェルスンは、自分がかなり前から注目している女流彫刻家です。自作と似ているとすれば、全体に黒い色彩を施し…[続きを読む]

2013.03.10

朝から工房で作業に勤しみました。今日は木彫一辺倒ではなく、先日成形を終えて乾燥を待った陶彫部品の追加分があって、その陶彫の化粧掛けと仕上げを行いました。久しぶりに陶彫をやり、夕方窯入れをしました。窯の…[続きを読む]

2013.02.10

三連休の中日です。朝から工房に行って制作三昧です。午前中は陶彫追加制作で成形をやっていました。陶土をドベで接着したり彫りこんだりしてカタチを整えていました。典型的なモデリングです。通常の彫塑と異なるの…[続きを読む]

2013.01.13

三連休の中日です。朝から工房に篭って木彫の荒彫りをやっていました。なかなかイメージ通りにならず、何度も木材に鉛筆で線を書き込んでは消していました。蔓のような木の根のようなモノが蛇行して這っていく状況を…[続きを読む]

2013.01.05

昨年発表した「発掘~混在~」は厚板にレリーフ状の彫り込みを入れた直方体を作り、それを6点縦に並べて屏風仕立てにしたものです。今回の「発掘~地殻~」も屏風仕立てにしようと考えています。ただ厚板は使用せず…[続きを読む]

2012.12.03

自分は彫刻の制作を通して表題のようなテーマを考えましたが、生活全般にわたって苦労が報われる瞬間があると思います。もちろん徒労に終わることもあります。彫刻制作に関して言えば、彫刻を始めた若い頃に比べれば…[続きを読む]

2012.11.25

この三連休は陶彫制作にどっぷり浸かった時間を過ごしました。昨晩出かけた高架下ライブ以外は、全て陶彫制作ばかり。手が荒れ放題でガサガサになりました。今日の成形は失敗と隣り合わせで、途中でカタチを大きく変…[続きを読む]

2012.11.21

かつて木彫によるテーブル彫刻「構築~包囲~」と「構築~解放~」を作りました。サークル状の厚板を複数の細い柱で支える構造で、量というよりは線と面で構成される軽やかな作品として作ったつもりです。この作品の…[続きを読む]

2012.11.13

展示空間一面に広げられた物質。小さな単位を点在させることで大きな空間を獲得するインスタレーション。壁に掛けられ、床に置かれ、空中を浮遊するカタチ。言うなれば最少形態を撒いて最大空間を創出させる装置に、…[続きを読む]

2012.11.09

スポーツにはトレーニングがつきものですが、創作行為や物事の発想にもトレーニングが必要だと感じます。創作における日々のトレーニングは、イメージ力を高めると確信しています。私の場合のトレーニングはRECO…[続きを読む]

2012.11.06

「再び、カンディンスキー」という表題をつけましたが、20世紀初頭に活躍したロシア人前衛画家カンディンスキーに関する文章は、「再び」どころではなく再三再四NOTE(ブログ)で取り上げてきました。書店に行…[続きを読む]

2012.10.05

どこまで修整が許せるか、これは作品制作における素材が意図に反して起こすアクシデントのことです。自分の制作を突き詰めていく修整(修正)のことではありません。たとえば木彫における木材の裂け目、石彫における…[続きを読む]

2012.09.26

陶彫制作の最終段階である焼成。窯に作品を入れた時から、窯の中が気になって仕方がないのです。今回の窯入れは、自分の作品では最大の大きさで、窯内に隙間がほとんど出来ません。しかも乾燥中にヒビが数箇所見つか…[続きを読む]

2012.09.24

「陶彫で遺跡からの出土品みたいな抽象オブジェを作り、それらを屏風パネル、箱形置き物、残決単品の三様に仕立てて展示。これも新品を古物に偽装しているその意外性が趣向であり、見せどころとなっている。」という…[続きを読む]

2012.09.21

書道展に行くと自分は文字を抽象絵画として見てしまいます。文字には意味があるわけですが、その意味を文字から排除し、純粋な構成として画面を捉えて楽しんでいます。もちろん伝達するために書かれた文字を絵画的に…[続きを読む]

2012.09.19

最近のRECORDに色鉛筆を多用しています。RECORDとは自分に課した一日1点作品を作るもので、大きさはポストカード大、机上で出来る小さな絵画と考えています。今までいろいろな技法を使いましたが、鉛筆…[続きを読む]

2012.08.29

今夏、石川県金沢に出かけた目的のひとつは金沢21世紀美術館を見てくることでした。昔、金沢を訪れた時には金沢21世紀美術館はありませんでした。美術館は兼六園に近い場所にありました。円形をした開放的な建物…[続きを読む]

2012.08.05

今日は青空に入道雲が浮かんだ真夏らしい一日です。朝から工房に篭り、大型扇風機を回しながら制作に汗を流しました。今日は新作の陶彫成形を1点行いましたが、前に成形が終わっている数点の作品の加飾もやりました…[続きを読む]