明日から新作の木彫を始めます。単純な文様を彫り込んでいく作業です。陶彫は完全なるモデリングではないにしろ素材(陶土)を加えたり削ったりしていく作業工程があります。可塑性がある素材だけに許される方法です…[続きを読む]
「言語と図像とは、位相を異にしながら、牽引し合う。余白に書かれたように見えながら、言語影像としての自発的な対位法をもつ。」(「瀧口修造全集5」みすず書房)自分がコトバを選ぶ時に感じることのひとつに、自…[続きを読む]
一日1枚のペースで葉書大の平面作品を描き上げていくRECORD。今月は「集まる」というテーマで、やってみようと思います。「集合」と「拡散」は構成上よく使われるテーマです。自分の作る彫刻は集合彫刻で、ひ…[続きを読む]
「バルラッハの旅」(上野弘道著 風間書房)はドイツ近代彫刻家を取り上げたもので、著作の前編はバルラッハの足跡を辿りながらドイツを巡る、いわば紀行文のような構成になっています。数年前に日本で大きな展覧会…[続きを読む]
新作「構築~瓦礫~」のパーツである杉の柱8本を、バーナーで炙って炭化させる作業を行いました。野外工房が出来ているなら、こういう作業はそこでやりたいところでした。今日は工房の外の植木畑で作業をしました。…[続きを読む]
昨日はエルンスト・バルラッハのことについてブログに書きました。今読んでいる「バルラッハの旅」(上野弘道著)で、自分の記憶の底に眠っていた滞欧生活のことが甦り、ウイーンの美術館にあったバルラッハの「復讐…[続きを読む]
数年前、東京上野にある東京藝術大学美術館で、ドイツの近代彫刻家エルンスト・バルラッハの大掛かりな展覧会がありました。春爛漫の季節に美術館を訪れて、バルラッハを堪能したのですが、自分が初めてバルラッハの…[続きを読む]
横浜市公務員としての身分と、彫刻家としての創作活動。二束の草鞋の多忙さを度々ブログに書いてきました。自分が選んだことなので言い訳はしません。しかもこの不況な世の中で、公務員という身分保障があるからこそ…[続きを読む]
表題の展覧会が、長野県東筑摩郡麻績村で4月21日より開催されます。師匠である彫刻家池田宗弘先生が、麻績村に根を下ろし、もうずい分日が経ちました。自分は毎年夏に先生宅を訪れています。個展の場所は「信濃観…[続きを読む]
今日は朝から工房に行って制作三昧でした。新作「構築~瓦礫~」のパーツがそろそろ揃ってきているように思います。というのも今回はパーツをどこに組み込んで集合彫刻にするか、あえて考えずに制作を進めてきたので…[続きを読む]
今日から三連休になり、制作三昧の日々を送る予定です。今日は陶彫パーツで苦渋の決断をしました。新作「構築~瓦礫~」の陶彫パーツが30数個出来上がり、工房の床に置いてあります。今まで焼成中に割れてしまった…[続きを読む]
表題の作品集は物故作家によるもので、ずっと以前に神奈川県立近代美術館のアート・ショップで購入したものです。シルビア・ミニオ=パルウエルロ・保田さんはイタリア人で、美大の教壇に立っていられた保田春彦先生…[続きを読む]
先日、横須賀美術館と県立近代美術館葉山を巡り、春の湘南海岸を満喫してきました。県立近代美術館葉山では表題の「長澤英俊 オーロラの向かう所」展が開催されていました。同伴の若い美大生は、作品の持つ素材感や…[続きを読む]
ロベール・ドアノー写真集「芸術家たちの肖像」の中で、工房だけが撮影されている頁があります。そこに作家はいません。ただし、文章で作家の存在が示されています。「そこはヴォージラール通りの裏手にある行き止ま…[続きを読む]
近隣を散策していると、かつて自分が小学校に通った小道が変貌していて、昔の見慣れた風景が思い出せなくなっているのに気づきます。住宅が密集し、かつての小道より大きな通りが横に出来ていて、ここまで変わってし…[続きを読む]
週末は新作「構築~瓦礫~」のための陶彫パーツ作りに励んでいます。先週、手の込んだ陶彫パーツの成形が終わりましたが、今日も目立つ場所に置く陶彫パーツをもうひとつ作り始めました。集合彫刻としてパーツを数多…[続きを読む]
現在、自分の創作と呼べるものは陶彫・木彫による彫刻作品とポストカード大の平面作品RECORDだけです。横浜市公務員という身分保障があって、週末だけで制作をしているのですから、これ以上は時間的に厳しいと…[続きを読む]
プラスというのは塑造(モデリング)のことで、可塑性のある素材を付け足して膨らませる造形方法のことです。マイナスというのは彫造(カーヴィング)のことで素材を彫ったり削ったりしてカタチを表す造形方法です。…[続きを読む]
帰宅が夜7時頃だったので、自宅に帰る前に工房に寄りました。いつもより早い帰宅時間で気持ちに余裕が持てて、陶彫の焼成の具合を確かめようと寄り道をしたのです。日曜日の夕方に本焼きを始めて、20時間くらいで…[続きを読む]
20世紀アメリカで活躍した女流彫刻家ルイーズ・ニーヴェルスンをどこで知ったのかよく覚えていませんが、それほど昔ではないような気がします。自分が大学で彫刻を学んでいた頃、ギャラリーせいほうが「現代彫刻」…[続きを読む]
高校時代、美大受験のため通っていた予備校で、スイス人造形作家マックス・ビルの作品を知りました。自分はその頃、大学で工業デザインを学びたくて、受験用のデッサンや構成の勉強をしていました。バウハウスやその…[続きを読む]
「ノグチは陶器を彫刻として焼いている。すくなくとも彫刻家でなければ興味をもたない仕方で焼いているといってよいだろう。もちろん西洋流にいえばテラコッタ彫刻の伝統があって、そこから彼は一跨ぎで日本の陶器の…[続きを読む]
新作には新しい印を彫って、それを押しています。とくにパーツで成り立つ集合彫刻では分解した時に、それぞれの作品のパーツがわからなくなる可能性があります。そこで新作には必ず新しい印を作って押すという習慣が…[続きを読む]
今年4月に職場が変わり、大所帯の管理職になりました。処理する内容が多く、4月からの数ヶ月は右往左往しながら夥しい書類を片付けてきました。組織がきちんと機能しているか、人事的な面にも気を配りつつ、日々有…[続きを読む]
一日1枚の絵画作品、これが現在やっているRECORDです。大きさはポストカード大ですが、毎日イメージを搾り出してはペンと絵の具で絵画にしています。自分の厄介な性格のためカタチや構成に囚われることはしば…[続きを読む]
年の瀬になると、長野県に住む彫刻家池田宗弘先生に日本酒を贈っています。先日お礼を兼ねて電話をいただきました。一年一升の酒を楽しみに毎日制作をしているとのこと、こちらまで嬉しくなりました。長野県の聖高原…[続きを読む]
瀧口流「○○」論は今日で最後です。シリーズにするつもりはなかったのですが、文中に興味関心の高い彫刻家が続いたので、つい一人ひとりを取り上げてしまいました。アルプは抽象的な有機形態を作る彫刻家で、ポピュ…[続きを読む]
「ノグチは西欧の環境で生活しながらも、たえず東洋に眼を向けている。数回にわたる東洋遍歴のみならず、彼の血液が力づよく誘うのであろう。が私たちの眼からは、それほど彼のある作品は東洋的と感じられないかも知…[続きを読む]
アレキサンダー・コルダーは空中に浮遊するモビルで世に知られた彫刻家です。自分の学生時代に見た美術雑誌に、コルダーの作業場の写真が掲載されていて、そこはまるで町工場のようなところでした。鉄の部品が所狭し…[続きを読む]
愛読している「瀧口修造全集2」の興味関心のある箇所は、やはり彫刻家を扱っている章です。「ムーアにとって、何につけ自然のありかた、とくに生長の仕方に親しむということが必要なのである。自然の深い知識から、…[続きを読む]
箱根の彫刻の森美術館に「ピカソ館」があります。自分にとって「ピカソ館」の目玉は、ピカソが加飾または絵付けをした陶芸の数々だと思っています。これは見応えのあるコレクションで、箱根に行く度にこの陶芸たちに…[続きを読む]