Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 画家
2008.06.02

版画家として成功した後も小説家として活躍した故池田満寿夫。陶芸も制作して晩年はマルチアーテイストとして旺盛な創作意欲を見せていました。音楽家の佐藤陽子と熱海に住んでいたことは当時のテレビ等で知っていま…[続きを読む]

2008.05.26

尾瀬を歩きました。この季節は水芭蕉が咲いています。湿原のところどころに小さな池があってその周囲に水芭蕉が群生している景色は何ともいいものです。とくに印象的だったのは湿原の向こうに広がる燧ケ岳の雄大な景…[続きを読む]

2008.05.25

仕事で福島県の会津高原に行ってきました。仕事とは言え、周囲の美しい自然を堪能してきました。午前中はやや雨模様でしたが、午後は晴れ上がり、透明な空気に覆われた新緑が目に眩しく映りました。田植えの時季でも…[続きを読む]

2008.05.07

地元の横浜美術館で開催されている、やはり地元の洋画家「木下孝則展」を見てきました。生前はよく知られた画家だったようですが、私には初めて聞く名前と画業で、鶴見にこういう方が住んでいられたのかと改めて知っ…[続きを読む]

2008.04.30

高校生の頃よりモデイリアーニの画業は知っていましたが、自分は今までモデイリアーニに親近感を持てずにきました。いったい何故と自分を疑います。モデイリアーニは自分がファンになる要素をたくさん持った芸術家で…[続きを読む]

2008.04.25

長い会議が続き、そこで眠くなって見る夢はあるのですが、夜眠っている間に見る夢は最近はなくなりました。亡父や亡義母が夢枕に立つこともなく、金縛り体験もありません。家内は時々そんな体験を語ってくれるのです…[続きを読む]

2008.04.13

今晩のNHK新日曜美術館を見て、画家のルオーとマチスが長い間書簡のやり取りがあったことを知りました。数多くの手紙に芸術家同士の励ましや気遣いが感じられて暖かい気持ちになり、また創作への勇気を与えられま…[続きを読む]

2008.04.10

まだ身体が動くうちは精一杯身体を使って作品を作りたいと思っています。もちろん現在は、一人ですべて作り上げる予定で制作工程を考えています。土を練ったり、木を彫ったりして、どのくらいのサイズのものまで可能…[続きを読む]

2008.03.26

奄美大島最初の訪問先は日本画家田中一村の足跡でした。50歳にして奄美に移り住み、69歳で亡くなるまでの間に、それまでの日本画では取り上げられなかった南国の風物を、独特の構成と卓越した描写力で描きあげた…[続きを読む]

2008.03.19

家内の亡母は奄美大島出身で、旧姓を「量」と言います。嘉徳という村で生まれたそうです。奄美大島の地図で見ると、南端の古仁屋港の近くに嘉徳があります。奄美大島は義母からいろいろなことを聞かされていましたが…[続きを読む]

2008.02.28

昨日のブログに書いた彫刻家池田宗弘先生を初め、画家藤田嗣治、文豪夏目漱石など、猫を表現媒体にする芸術家は多いと感じます。同じペットでも犬やウサギに比べるとどうでしょう。古今東西の芸術家の作品テーマで、…[続きを読む]

2008.01.31

現代ドイツ絵画を代表する画家にアンゼルム・キーファーがいます。何年か前に箱根の「彫刻の森美術館」でキーファーの個展がありました。美術館にある絵画館で高い天井まである壁一面に掛けられた巨大絵画の数々が、…[続きを読む]

2007.12.28

以前から興味はあったもののなかなか身近に感じることができなかったものがドイツ工作連盟です。19世紀末にあったユーゲントステイールからさらに前進して、美術と産業が密接に結びついた組織。20世紀初頭にミュ…[続きを読む]

2007.12.12

最近ブログに高校時代に学んだフォーヴィズムやキュービズムについて書きました。さらに遡って中学時代の話です。中学生の頃はかなり記憶が薄れているのですが、美術の授業でただひとつ覚えていることはベテランの美…[続きを読む]

2007.12.10

高校時代にフランス人画家ブラマンクを真似てフォーヴィズム紛いの油絵を描いていました。そのうち近・現代美術史に興味が出て、あれこれ調べるうち、やはりピカソの巨大さに気づかされました。自分が表現主義や抽象…[続きを読む]

2007.12.08

高校時代に油絵を描き始め、最初に影響を受けたのが佐伯祐三でした。鋭く素早い筆致で描かれた風景画を見ながら、どうしてこんな空気を感じさせる雰囲気が出せるのだろうと思っていました。佐伯祐三画集にあったフラ…[続きを読む]

2007.12.06

ロシア人画家カンデインスキーについては度々ブログに書いてきました。当時進歩的だった刊行物「青騎士」についても触れたことがあります。「青騎士」の翻訳が出版され、さっそく読んで感想を述べたこともあります。…[続きを読む]

2007.12.04

法律文化社「ドイツ表現主義の世界」を読んでいたら、画家クレーとマッケがチュニジアを旅行し、そこから絵画表現が大きく変わったことが書かれていました。北アフリカの風土から受けた影響は、とくに色彩に表れてい…[続きを読む]

2007.11.09

ドイツ表現主義と言えばエミール・ノルデを語らないわけにはいきません。ノルデも昨日や一昨日ブログに書いたバルラッハやキルヒナーと同様、自分が滞欧生活中に知り得た画家です。ノルデは重くて鮮やかな色彩がイメ…[続きを読む]

2007.11.06

ドイツ表現主義を調べていくとベルリンの「ブリュッケ」とミュンヘンの「青騎士」という2つの芸術家集団に出会います。「青騎士」は年刊誌が発行され、カンデインスキーの理論が核になった集団であるのはよく理解で…[続きを読む]

2007.11.05

「デイ ブリュッケ」はドイツ語で「橋」を意味します。ドイツ表現主義の中で重要なグループだった「ブリュッケ」は、自分が渡欧するまで日本でほとんど作品が紹介されることがなかったように思います。キルヒナーや…[続きを読む]

2007.11.02

職場の同僚にK・コルヴィッツの画集を貸したことで、自分が影響を受けた女流芸術家について書いてみたくなりました。学生時代は先日のブログにも書きましたが、コルヴィッツ一辺倒でした。その後はレンピッカが好き…[続きを読む]

2007.10.30

以前ブログに書いたことがあるK・コルヴィッツに関して興味ある論文を見つけました。「表現主義の女流画家」(三木順子著)にコルヴィッツと表現主義の関わりがあります。コルヴィッツは表現主義の画家たちより一回…[続きを読む]

2007.10.21

画家カンデインスキーが推進した無対象絵画(抽象絵画)の考え方が、立体の場合はどんな現れ方をしたのか興味のあるところです。ロダンのもとを離れたブランクーシあたりが抽象彫刻の草分けでしょうか。バウハウスが…[続きを読む]

2007.10.18

画家カンデインスキーのまとまった展覧会は2002年の春頃に東京国立近代美術館で開催されています。印象派の展覧会と違って、人ごみの中を観てまわることはなかったと記憶しています。自分が印象に残った作品は油…[続きを読む]

2007.10.17

表題は江藤光紀著による「カンデインスキー/コンポジションとしての絵画」で、夏からずっと画家カンデインスキーに関わる文献を漁っていた自分が、「青騎士」「点・線・面」といった翻訳を読み終えた後、ようやく辿…[続きを読む]

2007.10.16

昨日カンデインスキーの宗教画についてのブログを書いていて、ふと我が家にも宗教画(イコン)があるのを思い出しました。しかも玄関に飾っているのに気にとめていませんでした。我が家にあるイコンはガラス絵です。…[続きを読む]

2007.10.15

20世紀初頭に抽象絵画の旗手として活躍したロシア人画家カンデインスキーのことを夏からずっと調べています。バウハウスの教壇にたって新しい美術教育を展開したことはよく知られていますが、抽象絵画とは縁がない…[続きを読む]

2007.10.11

読書の秋と言うものの、なかなか時間が出来ず、夏から読んでいる本がいまだにあります。夏に画家カンデインスキーに関わる著作・翻訳を再読または新しく購入して読み始めましたが、まだ読み終えていません。カンデイ…[続きを読む]

2007.09.10

以前タウン誌の取材を受けました。それが出来上がり1冊頂きました。作品というより自分のポートレートが大きく掲載されて、ちょっと照れます。ルポライターの文章を読んでいると、自分が言ったことで改めて自分の意…[続きを読む]

2007.08.28

京都の話題が続きますが、京都国立近代美術館で開催されている「麻田浩展」を先日見てきました。この細密な幻想絵画をどこかで見た記憶があります。大きな展覧会だったかもしれません。没後10年と副題にあったのが…[続きを読む]