Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • GWアート&クラフト
    自分が美術や工芸を観る時は、ほとんど体力の限りを尽くしてしまうので、一緒に付き合う家内は随分シンドい思いをしているようです。一日のうちで美術館4つに画廊が…とか計画してしまうと最後には気力も体力も尽き果てて、印象がごちゃごちゃになってしまうと家内は主張します。でも圧倒的な情報量があった方が満足できる自分は、丸一日をフルに動いて、眼を凝らして美術館巡りを決行してしまいます。連休中は前半は美術館巡り、後半は例年のように益子・笠間に出かけて工芸を見て回る予定です。自分とって鑑賞後の振り返りを大切にしています。記憶に留った作品は何か、時間を置くと作品のもつ何かが頭の中で咀嚼され、自分の中で意味をもつものに生まれ変わるのです。自分の鑑賞姿勢は昔から変わりません。          Yutaka Aihara.com
    RECORD・感情の表出
    昨年2月より一日に一枚、ポストカード大の平面作品を作ることを自分に課して現在まで継続しています。HPにもアップしているRECORDです。昨年から今年の1月末までを一応区切りとして、現在は2シーズンに入っています。昨年のものはペン画によるものが多く、具象抽象問わず思いつきで描いていました。家内が作品を見ていて、時期によって感情の移り変わりがわかるというのです。確かにこの時期はこんな気持ちや思考があって作品が出来てきたと振り返ることが可能です。一日一枚というのは同じ気持ちで試みたとしても、多少感情移入による違いが表れています。今年はどうでしょう。今年は5日間を区切りとして、カタチの上でも表現方法でも完全なる連作を目指しています。あえてコントロール出来るところはストイックに努めているつもりです。どんなRECORDになるのか、1年間をまた振り返ってみる時が楽しみでもあります。              Yutaka Aihara.com
    犬になった彫刻家
    表題のタイトルの面白さについ魅かれて酒井忠康著「犬になった彫刻家」を購入してしまいました。この彫刻家とは今は亡き若林奮。自分が学生時代にキャンパスで何度かご本人の姿を見ていながら、若林先生に話しかけることが出来ず、でも個展があると必ず見に出かけていた注目の人です。彫刻を学び始めた自分は若林奮ワールドが理解できず、それでも何故か気になっていました。名の知れた美術評論家も自分と程度の違いこそあれ、同じ興味関心を抱いていたことが嬉しくて、本書を時間をかけてじっくり読むことにしました。これで若林彫刻の思考の一端を知ることが出来たこともありますが、筆者が様々な面から考察している(というか格闘しているようにも感じます)ことが刺激的で迫力のある内容になっていて、時間をかけるつもりが、あっという間に読み終えてしまいました。読み終えた後も繰り返し気になる箇所を振り返っているところです。久しぶりに面白い書物に出会えたと思いました。                              Yutaka Aihara.com
    幻視体験未だなく…
    長い会議が続き、そこで眠くなって見る夢はあるのですが、夜眠っている間に見る夢は最近はなくなりました。亡父や亡義母が夢枕に立つこともなく、金縛り体験もありません。家内は時々そんな体験を語ってくれるのですが、自分は人に見えないものが見えたり感じたりすることはまるでありません。闇の中で身の毛がよだつことは過去ありましたが、何かが見えたわけではありませんでした。幻視体験は未だなく、そうした世界を創造することは自分には出来ないのかもしれません。画家の中にはそうした不思議な体験をテーマにして幻想絵画を作っている方もいらっしゃいますが、自分は常に現実世界との関わりでしか作品を作ることが出来ません。空間や事物に対する自己解釈はあっても、それは超越的な世界ではなく、おそらく自分が幻想世界を作ったとしても白々しいものになってしまうでしょう。幻視というものが何か知らないで、追体験によって作品化することは自分にとって仕方の無いことだと思っています。                        Yutaka Aihara.com
    頭の中のアトリエ
    講演会などを聞いていて、ついうつらうつらと眠くなる時があります。講演の内容がしっくり心に入ってこない時は瞼が下がってきます。すると頭の中のアトリエの扉が開き、創作活動が始まります。最初に素材の感触がイメージされてくるのは、いかにも自分らしいと思います。今日はざらついた白い砂が壁を作っていて、それがどこまでも続いている風景が浮かんできました。白いという形容詞はあまりにも雑駁で、それがどんな白さか見当がつきません。頭に浮かぶのは純白ではありません。物語性のある白です。様々な色彩があって、そこに白を塗りこんで色彩を覆い隠した按配です。白は覆い隠すのに似合う色だと思います。白には何も無かった状態に戻す心理が働くせいかもしれません。そんな意味のある白い壁がずっと続いていました。現実に引き戻されると、頭の中の白い壁は象徴化されて、作品にしたくなるのです。イメージはそんなところから湧いてくるのかもしれません。    Yutaka Aihara.com