Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 自分を見つめる時間
    日頃の公務は自分を振り返ることもなく、組織運営のことを考えてみたり、眼前の仕事をやりこなすことで精一杯な一日を送っています。一日のうちでどのくらい自分を見つめられるのか考えてみました。自分に戻るひと時は通勤の車中、本を読む僅かな時間、RECORD制作時間、そしてこのブログを書いている時間くらいです。それでも自分は二束の草鞋のおかげか発想の転換が素早くできるので、挙げてみると結構あるのかもしれません。週末はすべてが自分のための時間です。自分を見つめる時間が欲しいと思いつつ今までやってきました。自分を見失うと価値ある生き方ができないような気がしています。逆に自分をずっと保っていると、公務でも悩まずにやっていける気がしています。自分を見つめながら、自分を確かめながらこれからもやっていきたいと願っています。
    横浜の「佐伯祐三展」
    会議と会議の合間に横浜駅にあるデパートに立ち寄って、そこで開催されている「佐伯祐三展」を見てきました。かなりまとまった油彩があって充実した内容でした。いずれの油彩も旧友に会ったような懐かしさを覚えました。高校時代、自分は佐伯祐三が大好きで、ペインテイングナイフで素早くタッチをつける佐伯祐三ばりの油彩をよく描いていました。佐伯祐三を通してユトリロやヴラマンクに興味を持ったことが思い出されます。佐伯絵画はやはりパリの街角の、時に憂鬱な雰囲気を醸している情景が何ともいいのです。日本の風景はやはり体質に合わないと見えて、一生懸命に描いたであろう下落合の風景や帆船も秀作とは思いますが、パリのカフェの踊るような筆遣いにはかなわないと感じます。壁の表情、落書きのようなポスターの文字、時に骨太な線が現れ、遠近をギクシャクさせて独特な空間を作り上げる佐伯絵画は、石造りの建物が並び、雲がたちこめて暗いパリの空に本当によく合います。今日は自分を振り返る展覧会鑑賞だったと思いました。       Yutaka Aihara.com
    モノクロのもつ豊かさ
    RECORDで有彩色と無彩色による作品をほぼ交互に作っています。そこで感じたことは無彩色、つまりモノクロのもつ色彩の豊かさです。いや、色彩を感じさせる豊かさと言った方が相応しいかもしれません。モノクロのもつ表現力はなかなかのものです。ピカソの「ゲルニカ」でも証明されていますが、モノクロはあらゆる色彩をイメージできると思っています。画面構成やひとつずつのカタチもはっきりして甘さに逃れることを嫌います。エスキースもデッサンもシンプルに人に伝えるものであれば、いろいろな色彩を使うより、モノクロの方がダイレクトに伝えられると思います。服装もモノトーンを基調としたものを着ると、自己表現したものを自分が黒子のように操っているように見えて、イメージの豊富さを人に感じさせる印象を持ちます。モノクロの雄弁さを改めて感じています。             Yutaka Aihara.com
    個展案内状の写真
    個展を開催する時に必ず案内状を作ります。これに載せる作品写真はかなり大切なものと考えています。いわば名刺代わりです。今こんな作品を作っていると一枚の写真で意志表明するわけですから、写真を選ぶのも慎重になります。個展の雰囲気を伝えるだけではなく、宣伝効果を兼ねたインパクトの強いものを選ぶのがいいと思っています。一度に1500枚を郵送して広報するので、時間が許せばこの人の個展に行ってみたいと思えるような視覚効果を狙います。案内状には個展情報だけではなく、ホームページのアドレスも掲載します。ホームページはつまりWebギャラリーです。実際の作品を見なくてもパソコンを通して作品の雰囲気やギャラリーの空間等は伝わると思っています。今回の案内状はどんなものか作品の写真を見ながら検討中です。Yutaka Aihara.com
    図録掲載の文章
    3冊目の図録となると、今度はどんな文章にしようか考えてしまいます。前に書き溜めたデータを読むうち、陶彫と関わったいきさつを書いた文章に手を加えることにしようと考えました。いわば陶彫による制作生活に入る前のプロローグです。図録の最終ページに掲載する文章はできるだけ制作に沿ったものにしたいと考えているからです。1冊目の図録に渡欧生活が自分にもたらした抽象のカタチのことをあれこれ書き、2冊目は集合彫刻を作る際の苦労と成果など、3冊目には陶との関わりを掲載することを決めました。掲載する写真にしろ文章にしろ自分の中でケジメをつけて、次のステップに結びつくものとして図録を捉えていて、そういう意味では図録は自分にとって必要なものとなっています。今回はどんな出来栄えになるか楽しみです。 Yutaka Aihara.com