Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 三浦半島荒崎へ
    職場の仲間と三浦半島荒崎まで海鮮料理を食べに行きました。たまにはこういう機会もいいものです。職場ではチームとして働いているので、親睦を兼ねて、いろいろな話題で盛り上がりました。職場の仲間は仕事上大切なチームメイトです。自分は二束の草鞋を履いているので、職場でアートの話をする機会はあまりありませんが、彫刻を作ってギャラリーで発表していることはわかってくれていて、個展に足を運んでくれる方もいらっしゃいます。職場で作家活動をしているのは私一人です。ただ、その活動が公務に差しさわりがあるといけないと思っています。美味しい海鮮料理に舌鼓を打ちながら、そんなことを考えた一日でした。                 Yutaka Aihara.com
    コルヴィッツと表現主義
    以前ブログに書いたことがあるK・コルヴィッツに関して興味ある論文を見つけました。「表現主義の女流画家」(三木順子著)にコルヴィッツと表現主義の関わりがあります。コルヴィッツは表現主義の画家たちより一回り上の世代に属し、政治色の強いテーマで作品を作っていると述べられています。「伝統的な陰影法でモデリングされた筋肉の隆起のヴォリュームと力量感は、慟哭する母親の感情を語る身体言語となって〜略〜苦悩と葛藤を無気味に生々しく浮き立たせる。」の一文は、自分が学生時代にコルヴィッツの版画から大いなる影響を受けたところです。塑造による彫刻を学び、内面的な感情表現をドイツ表現主義から吸収していた自分は、コルヴィッツに影響されたのは当然のことだったのかもしれないと述懐しています。     Yutaka Aihara.com
    表現主義の先駆者ムンク
    ヨーロッパに5年住んでいましたが、北ヨーロッパには終ぞ行かずに帰国してしまいました。今考えると残念でなりません。いづれ必ず行こうと思っています。ノルウェーの首都オスロにはエドワルド・ムンクの美術館があるようですが見ていません。ムンクの日本での展覧会にはよく出かけています。学生時代にムンクの木版画を真似た記憶があります。自分が当時から心酔していたドイツ表現主義の先駆者と言えるムンクですが、その斬新で心理を揺さぶる表現の所以を知るためには、やはり風土を見てこなくてはいけないと思っています。「叫び」があまりにも有名ですが、死と隣り合わせであったムンクの生育環境やノルウェーの気候がもたらす影響が、全ての作品を通じて鬼気迫る雰囲気をもって表現されています。ムンクが生きた時代にドイツで展覧会をやって波紋を広げた理由がよくわかります。         Yutaka Aihara.com
    加藤正 銅版画展
    加藤さんは大学の先輩です。学生時代より腐食銅版画一筋にやってきた人で、自分がウィーンに住んでいた頃、ひょっこりやってきてウィーンにしばらく滞在していました。その頃の思い出も銅版画のモチーフとして登場していますが、最近は具象から抽象(というより心象風景)に画風が変わってきています。明日まで横浜鶴見駅前の「鶴見画廊」で個展を開催しています。同じ作家としては長いつき合いになります。具象を極めたような小品「うさぎ」と「かえる」を以前購入して、自宅のアトリエに飾ってあります。繊細で優しいエッチングです。今回の個展に出品した新作は、銅板に溶剤等をつかって海の中の泡とも何かの陰影ともつかない不思議な世界を表現しています。偶然に出来た現象で遊んでいるような画面です。以前までの計算尽くめの具象とはまるで違う世界観を獲得したような個展でした。       Yutaka Aihara.com
    サブカルチャーの革新
    アニメにしろフィギアにしろ大衆の目線で表現をしていくサブカルチャーは日本が世界に発信できるものになってきています。とくに漫画はひと昔前と比べると、コマ割からストーリー展開にいたるまで、巧みな心理描写を表現したり、現代の空気を捉えたりして革新的に変化しています。ドラマの原作に使われるのもよくわかる気がします。日本人の古来から持っている気の細やかさが、こうしたサブカルチャーで受け継がれていると感じます。さしずめ昔で言う障壁画や浮世絵など日本を代表する美術作品として太鼓判を押されたものが、現在ではアニメにあたるとも考えます。サブカルチャーがアートの世界を席巻し、完全にボーダーがなくなりつつあるのは、現代の世俗が求めている表現を考えれば当然の成り行きかもしれません。       Yutaka Aihara.com