Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 柱材の購入と運搬
    今年も柱材を購入し、レンタカーで作業場まで運搬しました。日々の仕事に追われているので、今年は業者に頼むつもりでいましたが、結局自分でやってしまいました。今年購入した柱材はかなり長めで作業場の天井すれすれでした。輪にしたテーブルの内側から外に向かって柱が斜めに伸びていく作りにするつもりなので、できるだけ長めの柱を使おうとしています。彫る部分も昨年より多く、また先端を細くする予定です。実際に彫り始めるのは来月中旬になります。作業場で柱材をしばらく眺めているのがいいのです。どんなカタチを彫りだそうか柱材と相談するのです。結構楽しい時間です。前にもブログに書いたことがありますが、素材を買ってきて、それをしばらく寝かせていて、カタチが浮かぶまで待つ時間です。
    古い詩集の新鮮なコトバ
    歌謡曲は、歌は世につれ世は歌につれながら次第に古さを纏っていくものですが、時代を反映しながらも、なお新鮮な表現を保つコトバがあります。自分が学生時代に歌謡曲(フォークソングかな)を聴きながら集めた詩集です。当時の現代詩を自作のフォークソングに仕立て直す歌手がいて、そんな興味と書店での立ち読みから、どうしても欲しくなった詩集がかなり我が家の書棚に眠っているのです。白石かずこ詩集「卵のふる街」の空からいろいろなものが降ってくる映像としてのイメージが好きになったり、富岡多恵子詩集の活字の楽しさ、気ままさがスイスイと心に入ってきたりしました。こういう詩人たちが語る自作論の面白さは、自分が自作の彫刻作品を語るコトバと照らすとあまりにも自分が貧困でなりません。50年も前に初版されているコトバが、世につれずに新鮮でいること。自分の作品も(コトバではない)そうありたいと願うばかりです。
    歌は世につれ 世は歌につれ
    昔の歌謡番組で司会者がよく「歌は世につれ、世は歌につれ〜」と言っていました。なるほどFMから昔流行ったフォークソングが流れると、懐かしさのあまり一緒に歌ってしまう自分がいます。今のJポップはそんな風に歌えるのかなと余計なことを思っています。自分にとって最近まで口ずさんでいた歌が、もうナツメロのように扱われ、こんなに月日が過ぎたのかと改めて思いを巡らせることがあります。でもヒットする歌は前衛的なものよりも、多少古さを残し、どこかで聴いたことのある懐かしいメロデイが含まれていることが多いと感じています。ラップのようにもう前衛とは言えなくなってから、心躍り、また染みこむ歌が出てくるのだと思います。美術も同じでしょう。前衛が前衛でなくなり、人々が新しい美を享受できるようになって初めて名作が生まれるのかもしれません。
    梅雨の中休みの炎天下
    気象庁が梅雨と発表してもまとまった雨が降らない日が続いています。昨日雨が降ったかと思えば今日は快晴となり、昨日の雨が湿気をもひきつれて遠のき、清々しい天気になりました。今日は外仕事が多く、炎天下の中にずっといました。学生の頃、石彫を少しやったことがあり、外で石を彫る作業のつらさ、楽しさを知りました。石彫の作家なら今でも外で仕事をしているのかなと思うことがあります。気候を皮膚で感じながら、風の通る仕事場にいるのは気持ちのいい時もありますが、外気に長い時間触れることのつらさもあります。亡父の造園の仕事を手伝っていた頃も外仕事ばかりでした。今日のことを考えると、炎天下の作業はなかなか大変と感じています。陶彫や木彫は室内での作業なので、今までの習慣でやはり制作は室内がいいと弱音を吐きたくなるような一日でした。
    土壁に魅せられて
    自宅に土壁はありません。家を建てた時は借金で首が回らず、家の素材まで考えられなかったというのが本音です。ですが土壁は大好きです。今晩TVで「美の壺」という番組をやっていて、「土壁」がテーマでした。番組の中で目にした自然な土の色合いに魅せられてしまいました。白い漆喰や藁を混ぜたしっとりした土壁は何ともいえない雰囲気があって、どんな抽象画もかなわないと思っているくらいです。自分の陶彫による作品をそんな土壁に囲まれた空間に置いてみたいと考えています。ほの暗い照明をあててみたらいいかもしれないと思います。