Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 私の中の女流芸術家
    職場の同僚にK・コルヴィッツの画集を貸したことで、自分が影響を受けた女流芸術家について書いてみたくなりました。学生時代は先日のブログにも書きましたが、コルヴィッツ一辺倒でした。その後はレンピッカが好きになりました。社会派のコルヴィッツと退廃的なレンピッカの世界。直接的なヒューマニズムと屈折したマニエリスム。どちらも女性画家であるからこそ表現できる世界のような気がします。レンピッカはアールデコ様式を体現した画風で、自分のウィーン滞在がきっかけになって、その世界観を知ることができたように思います。ウィーンにはアールデコ様式の産物が溢れているからです。この2人に次いで興味のある画家がメキシコのフリーダ・カーロとアメリカのジョージア・オキーフです。自分はまだアメリカ大陸に渡ったことがないので、この2人に関しては理解が不十分だと思っています。ただ、2人の絵で表現された世界にはただならぬ気配を感じています。いずれ近いうちにもっと接近できるかもしれないと期待するこの頃です。      Yutaka Aihara.com
    寒さが増す11月に
    寒さが増す11月になって、木彫による新作「構築〜解放〜」がなかなか計画通りに進まず焦りだしました。毎年この時期になると同じ気分になってしまうのが何とも言えません。常に余裕を持って作品が仕上がることがなく、またそういう緊張感がずっと続くことに慣れてきています。週末の日程を見つめながら、あれこれやり繰りをするのが習慣になって、これでないと作品が出来た気がしないと感じるようになりました。多忙だからこそ制作に集中できるとも言えます。定年になったら、自分の時間ばかりになって、さぞや制作が思いきり出来ると考えがちですが、果たしてどうでしょうか。燃え尽き症候群にならないようにしたいものです。なにはともあれ11月は集中して制作です。ランプシェードの撮影日も決定しています。気候は寒くなれど気分は熱くなる1ヶ月です。                     Yutaka Aihara.com
    三浦半島荒崎へ
    職場の仲間と三浦半島荒崎まで海鮮料理を食べに行きました。たまにはこういう機会もいいものです。職場ではチームとして働いているので、親睦を兼ねて、いろいろな話題で盛り上がりました。職場の仲間は仕事上大切なチームメイトです。自分は二束の草鞋を履いているので、職場でアートの話をする機会はあまりありませんが、彫刻を作ってギャラリーで発表していることはわかってくれていて、個展に足を運んでくれる方もいらっしゃいます。職場で作家活動をしているのは私一人です。ただ、その活動が公務に差しさわりがあるといけないと思っています。美味しい海鮮料理に舌鼓を打ちながら、そんなことを考えた一日でした。                 Yutaka Aihara.com
    コルヴィッツと表現主義
    以前ブログに書いたことがあるK・コルヴィッツに関して興味ある論文を見つけました。「表現主義の女流画家」(三木順子著)にコルヴィッツと表現主義の関わりがあります。コルヴィッツは表現主義の画家たちより一回り上の世代に属し、政治色の強いテーマで作品を作っていると述べられています。「伝統的な陰影法でモデリングされた筋肉の隆起のヴォリュームと力量感は、慟哭する母親の感情を語る身体言語となって〜略〜苦悩と葛藤を無気味に生々しく浮き立たせる。」の一文は、自分が学生時代にコルヴィッツの版画から大いなる影響を受けたところです。塑造による彫刻を学び、内面的な感情表現をドイツ表現主義から吸収していた自分は、コルヴィッツに影響されたのは当然のことだったのかもしれないと述懐しています。     Yutaka Aihara.com
    表現主義の先駆者ムンク
    ヨーロッパに5年住んでいましたが、北ヨーロッパには終ぞ行かずに帰国してしまいました。今考えると残念でなりません。いづれ必ず行こうと思っています。ノルウェーの首都オスロにはエドワルド・ムンクの美術館があるようですが見ていません。ムンクの日本での展覧会にはよく出かけています。学生時代にムンクの木版画を真似た記憶があります。自分が当時から心酔していたドイツ表現主義の先駆者と言えるムンクですが、その斬新で心理を揺さぶる表現の所以を知るためには、やはり風土を見てこなくてはいけないと思っています。「叫び」があまりにも有名ですが、死と隣り合わせであったムンクの生育環境やノルウェーの気候がもたらす影響が、全ての作品を通じて鬼気迫る雰囲気をもって表現されています。ムンクが生きた時代にドイツで展覧会をやって波紋を広げた理由がよくわかります。         Yutaka Aihara.com