Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 建築現場からのイメージ
    10月に入って、365点の連作は黒い骨格が連なる構造体を描くようになりました。これは建築現場で見た鉄骨がむき出しになった高層ビルをイメージしたものです。建築はアートとして表現したものではなく、構造上の必要があって構成されるものばかりで、いわば実用です。そうしたところに美的な空間を発見することがあります。工事の途中に思わぬ美しさがあって、完成された部分とこれから作り上げられていく部分が不思議なハーモニーを醸し出している場面があります。出来上がった高層ビルはシンプルな美しさがあって大変気持ちのよいものですが、カタチは自己完結しているので退屈さも存在します。そこへいくと完成されない途中の美は大きな広がりを見ることができます。それは建築としては何の意味もない単なる工事の過程にすぎませんが、視点を変えると面白いアートとして楽しめると思っています。 Yutaka Aihara.com
    「私・写・録」展に夢中
    先日行った六本木の国立新美術館では「牛乳を注ぐ女とオランダ風俗画展」の他に「私・写・録」と題された写真家安斉重雄の個展をやっていました。フェルメールの作品はものすごく混雑していましたが、安斉氏の個展会場はじっくり見るにはちょうどいい混み様でした。自分としてはフェルメールより「私・写・録」展の方に集中してしまい心底疲れました。安斉氏は現代彫刻を撮影している写真家で、自分が学生時代から安斉流モノクロ世界に接していて、それにより現代彫刻の魅力にとりつかれていたのでした。大学で師事していた師匠を初め内外の現代作家の生々しい記録は、目を見張るほど新鮮でワクワクしました。既に評価が定まって海外の美術館に収まっているオランダ絵画と、その時その状況を写し出して現在に伝える記録写真。2つの異なった展覧会に大満足の一日でした。                 Yutaka Aihara.com
    秋到来の10月に
    朝晩はめっきり冷え込む季節になりました。芸術の秋の到来です。職場には今日からネクタイを着用して通うことにしました。没個性的な仕事服です。作品の方はこれから見通しを立ててやっていかなくてはなりません。あと4ヶ月で今ある途中の作品をどうしていくのか。まず大きなテーブル彫刻は柱の荒彫りが終わったので、レリーフと仕上げの彫りに移ります。今月と来月でなんとか柱34本は作り上げたいものです。組み合わせの時に必要な番号の入る落款も彫らなければなりません。365点の連作は毎日やっていますが、額がまだ制作途中です。夏に作り始めた小さな陶彫はまだ化粧土をかけて窯に入れなければなりません。こう考えてくると、未だ完成が見えず、ちょっと焦ります。週末しか作業時間が取れない身分なので、毎週末を大切にしたいものです。                          Yutaka Aihara.com
    フェルメール「牛乳を注ぐ女」
    雨降りの寒い一日になりました。今日は六本木にある国立新美術館に行ってきました。案の定「牛乳を注ぐ女とオランダ風俗画展」は混雑していました。全体を見た印象としては、当時のオランダの風物や衣裳がよく解り、民俗学的な見方をしても面白いと感じました。貴族ではなく、こうした普通の人々が描かれているのは、一般的な暮らしをしている現在の鑑賞者にとっても興味のある情景だと思います。美術的な見方をすれば、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」は傑出しているのは言うまでもありませんが、フェルメールが20代に描いたものと知って驚きました。現在ではポピュラーになった作品ですが、ホンモノを観たのは初めてでした。作品に近づくと照明の当て方で絵の具がやや光っていて観にくい箇所があったのが残念でした。   Yutaka Aihara.com
    34本の荒彫りが終わって…
    久しぶりに鑿を手にしました。夏はよく制作途中の状態をブログに書いていましたが、今月は公務が多忙で制作にあまり進展がなかったのです。今日は何としても制作がしたくて作業場で7時間ほど過ごしました。限りある時間の中で夢中で制作しました。夏には慣れていた作業が、気持ちを乗せるまでは少々つらく感じましたが、集中力が出てきてからは、あっという間に時間が過ぎ、計画した34本の柱の荒彫りが終わりました。これから柱一本一本に細かなレリーフを作り、また彫り跡をどこまで生かすのか、検討しながら仕上げをしていくつもりです。34本の柱はすべて個性があるようにしたいのです。9月に予定していたことが何とかクリア出来たのでホっとしています。Yutaka Aihara.com