Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 木材
2010.04.21

陶彫による大きな作品を作っている自分は、いくつかの部品に分けた陶彫を何回も窯入れして、作品を組み立てていく方法をとっています。今回の新作「構築~瓦礫~」はそこに炙った杉材の柱を8本加えています。8本の…[続きを読む]

2010.04.10

新作「構築~瓦礫~」のパーツである杉の柱8本を、バーナーで炙って炭化させる作業を行いました。野外工房が出来ているなら、こういう作業はそこでやりたいところでした。今日は工房の外の植木畑で作業をしました。…[続きを読む]

2010.03.08

近隣を散策していると、かつて自分が小学校に通った小道が変貌していて、昔の見慣れた風景が思い出せなくなっているのに気づきます。住宅が密集し、かつての小道より大きな通りが横に出来ていて、ここまで変わってし…[続きを読む]

2009.10.31

今日は工房に新しい作業台が4台届きました。工房は前にブログに書いた通り農業用倉庫として建てられたもので、今まで木を彫るにしても、土を練るにしても、最小のスペースでやっていました。今日届いた作業台によっ…[続きを読む]

2009.10.19

昨年のブログを読むと、「起源」の柱の彫りの進み具合のことをよく書いています。ブログはもちろん万人に公開しているものですが、自分の制作工程のメモとして活用していて、現在の作品の進み具合をリアルタイムで報…[続きを読む]

2009.10.10

今日から三連休で工房に籠もって制作三昧の予定です。木彫は荒彫りを進めています。陶彫は石膏型を作ってから成形する作業に移ります。木彫は鋸を挽き、鑿を振るって大まかにカタチを彫り上げていきます。今日もボラ…[続きを読む]

2009.09.20

亡父の残してくれた畑の一部に倉庫を建てたのは7月でしたが、いろいろ整備をして、やっと作業ができる空間を作りました。倉庫に収納する荷物はまだまだありますが、今日そこで木彫の第一歩を踏み出しました。前に使…[続きを読む]

2009.08.09

倉庫での作業に汗を流しています。窓を開けて網戸にしていると、微かに風が通りますが、じっと作業台に向っていると、Tシャツに汗が滲んで、そのうち腹も背中もびっしょりになります。額からも汗が流れ、作品の上に…[続きを読む]

2009.07.02

10数年も前に会津で見た不思議なお堂が忘れられずにいたところ、愛読書「奇想遺産」に会津さざえ堂のことが掲載されていて、あっこれだ、と思わず心で叫んでしまいました。「行き帰り別々の二重のらせんスロープを…[続きを読む]

2009.05.13

祖父が宮大工、父が造園業という環境で育った自分の周囲には木材が豊富にありました。でも木の美しさに触れたのは自分の生育歴からではなく、滞欧中に訪れたルーマニアのマラムレシュ地方に点在する木の家々を見た時…[続きを読む]

2009.03.26

現在の作業場から作品を倉庫に移動することにしました。作りかけの作品もありますが、一時倉庫に移動です。今日一日では終わらず明日も続行です。自宅の近くに大きい倉庫があればいいなと思うほど作品の量があります…[続きを読む]

2009.03.14

19日に群馬県高崎市に運搬する「発掘〜鳥瞰〜」を倉庫から出して、梱包を解いて破損がないかどうか確認しました。東京銀座のギャラリーせいほうでの個展に出品してから3年が経っています。部分的な修復をして再び…[続きを読む]

2008.10.18

「構築〜起源〜」の雛型から割り出した柱の本数のうち不足している短めの柱を今日製材所でカットしてもらいました。50cmを36本。これを明日から作業場で彫り始める予定です。杉のいい香りが積んである車内に漂…[続きを読む]

2008.09.14

現在彫っている杉材は上等なものではありません。杉材にしては比較的安価で売られているものです。節や裂け目があちらこちらにあり、かえってそれが面白くて購入しました。今日彫ったものもかなり大きな裂け目があり…[続きを読む]

2008.08.21

京都には滞欧時代によく遊んだ版画家の渡辺聖仁さんが住んでいます。昨年は久しぶりに会って旧交を温めましたが、今年は1年ぶりの再会です。まず自分の図録を渡して個展の報告。すると渡辺さんも11月に名古屋で個…[続きを読む]

2008.06.08

今週末はひたすら杉の柱の炙り作業に徹しました。作業場の外は煤だらけになり、木材の焦げた臭いが周囲に漂っていました。終日作業しても48本は終わらず、また来週末も炙り作業になりそうです。かつて「発掘〜円墳…[続きを読む]

2008.05.05

昨年の「RECORD」を少しずつホームページにアップしています。6月は画面に初めて木材を取り入れました。凹凸を構成要素にしています。レリーフの考え方とは異なり、画面から立体が立ち上がる設定にしました。…[続きを読む]

2008.04.06

眼の中で、また脳内で、素材との制約を解かれて「何か」を探りたいと欲求することがしばしばあります。彫刻家なら誰もが一度ならず感じることがあるかもしれません。しかしながら構想するときは素材との関係抜きには…[続きを読む]

2008.03.09

陶彫ランプシェードの照明を設置するための台座を求めて近隣の材木店に行きましたが、ぴったりする木材が見つかりませんでした。前に作った「街灯」2点も「壁灯」も新木場まで出かけて木材を選んできたので、今回も…[続きを読む]

2008.02.21

杉材が42本、自分の手許に届きました。これは長さ90センチの柱ですが、さらに長い柱が数十本必要です。新作「構築〜起源〜」を作るための素材です。素材を見ると何だか嬉しさでいっぱいになります。これは何度経…[続きを読む]

2008.01.31

現代ドイツ絵画を代表する画家にアンゼルム・キーファーがいます。何年か前に箱根の「彫刻の森美術館」でキーファーの個展がありました。美術館にある絵画館で高い天井まである壁一面に掛けられた巨大絵画の数々が、…[続きを読む]

2008.01.12

今日から三連休になり朝から作品を制作しました。今日は「RECORD」の今日の分と額装からまず始めました。外は曇って肌寒い日でしたが、制作に入った午前中の時間帯は何とも気持ちがよく、これからしばらく自分…[続きを読む]

2008.01.11

今日は作業場に行き、木材ではなく土を練る準備をしました。明日から三連休になり、「構築〜解放〜」の仕上げやら「RECORD」の最終的な額装をやらなければならないのですが、そんな忙しい中でさらに次のイメー…[続きを読む]

2007.11.22

365点の連作が実材を使ってレリーフ化していることは先日のブログに書いています。実際に使っているのは薄く板状にした木材(ナラ)と金属(銅、ステンレス)です。小さな平面の中で異質なコラージュをどう処理す…[続きを読む]

2007.11.13

しばらく塑造をやっていません。自分が彫刻の世界で初めて作ったものが塑造による具象彫刻でした。針金にシュロ縄をまいて心棒を立て、そこに粘土を肉付けして目の前にいるモデルを作りました。空間に粘土でデッサン…[続きを読む]

2007.09.25

10年近く前に九州から中国地方を車で周ったことがありました。いくつかの印象の中に山口県で見た錦帯橋があります。夕刊を見ていたら、その錦帯橋の写真が載っていました。やっぱり奇麗なカタチをしている橋だと改…[続きを読む]

2007.08.18

毎日木を彫っていると夥しい木屑が床に散乱します。3年前はヒノキを使っていたので、その香りがとても良く、木屑を処分するのがもったいないと思っていました。今の木材からもいい香りがしています。何と言っても木…[続きを読む]

2007.07.20

いよいよ明日から新作の本格的な制作に入ります。昨年は「構築〜包囲〜」。今年は昨年の作品と対になる「構築〜解放〜」。また鑿を研ぎながらモチベーションを上げていこうと考えています。木材との対話が始まると思…[続きを読む]

2007.06.26

今年も柱材を購入し、レンタカーで作業場まで運搬しました。日々の仕事に追われているので、今年は業者に頼むつもりでいましたが、結局自分でやってしまいました。今年購入した柱材はかなり長めで作業場の天井すれす…[続きを読む]

2006.12.02

作品に使う材料を買出しに行くのはとても楽しくてウキウキします。店を回るうち作品と直接関係ないものまでチェックします。そういえばあの店にこんなものがあったっけと思い出すのがよいのです。陶土は栃木県益子に…[続きを読む]

2006.11.26

自作の「構築〜包囲〜」に組み合わせる柱30本の荒彫りが出来ました。さて、どこまでこの彫り跡を残すか、サクッとした感じが木彫の心地よさと思うので、ここが考えどころです。先日中島さんの個展に行って完璧に磨…[続きを読む]