Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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note > 木彫
2021.05.07

中規模の新作は今日から作り始めました。過去幾度となく私が作ってきたテーブル彫刻になりますが、今回の新作では陶彫部品を接合せず、木材のみで作ります。厚板を4本の柱で支える構造ですが、厚板には文様化した穴…[続きを読む]

2021.05.06

「仏像図解新書」(石井亜矢子著 小学館新書)の中の如来、菩薩、明王、天の四つのセクションについて読み終えましたが、日本にしかない独自の尊格もあり、第5章にそれらを網羅しています。「日本に仏教が伝来し、…[続きを読む]

2021.05.01

5月になりました。ゴールデンウィークの最中で、今日から5連休になります。まず今月の制作目標ですが、7月個展に出品する新作全てを今月末に完成しなければなりません。5月30日(日)が新しい図録用の撮影日に…[続きを読む]

2021.02.02

「中空の彫刻」(廣田治子著 三元社)の第一部「19世紀における『画家=彫刻家』と『芸術家=職人』の登場」の第2章「芸術家と職人」について「3炻器と木彫」のまとめを行います。副題に「民衆芸術に息づいてい…[続きを読む]

2021.01.30

やっと週末になりました。明日が1月最後の日になるため、週末としてはこれが最後の週末です。新作の制作状況としては、今月は厚板材を電動ノコギリやジグゾーを駆使して切断し、箱状に加工する作業に追われ、ほとん…[続きを読む]

2020.12.21

長野県に住む彫刻家池田宗弘先生から雑誌「秘伝」が送られてきました。「秘伝」は武道に関する雑誌でしたが、私は武道に縁がなく、その精神性は分かったつもりでも理解できるところまでいっていません。池田先生は、…[続きを読む]

2020.12.03

先月、京都に出張で出かけた折り、宇治にある平等院鳳凰堂を訪ねました。コロナ渦の影響で観光客は少なくて、仏像鑑賞には最適でした。私が本尊の阿弥陀如来坐像の周囲の壁に配置された「雲中供養菩薩像」を見たのは…[続きを読む]

2020.12.02

今月は師走と呼ばれている通り、1年の締めとして多忙を極める1ヵ月となります。そのためどのような制作目標を立てようか思案しているところです。陶彫部品を集合させて世界観を作る私の新作では、そろそろ土台とな…[続きを読む]

2020.11.14

週末になりました。ウィークディの仕事から解放される週末ですが、工房での陶彫制作が毎回続いています。新作を作っていると言えども、制作工程は大きく変わるものではなく、土曜日が土練り、タタラを作って翌日の成…[続きを読む]

2020.09.22

今日で四連休が終わります。この時期に4日間連続の休暇があったことは、創作活動を進める上で有効だったと思っています。四連休は4日間ともずっと制作をやっていました。2日目に東京の東村山市立中央公民館に出か…[続きを読む]

2020.09.03

今月は4回の週末があり、そのうち1回は4連休になります。陶彫制作においては、土曜日に土練りをして座布団大のタタラを数枚用意し、日曜日に成形や彫り込み加飾を行うのが定番になっています。その制作工程のうち…[続きを読む]

2020.06.17

昨日、東京板橋にある板橋区立美術館で開催中の「深井隆ー物語の庭ー」展に行ってきました。板橋区立美術館は過去に数回訪れたことのある美術館で、規模は大きくないけれど美しい空間をもつ美術館です。ただし、私の…[続きを読む]

2020.06.16

今日は職場を休んで亡母の用事を済ませてきました。母は東京都大田区蒲田に生まれています。そのため戸籍謄本を取るのに大田区役所に行く必要があり、家内と蒲田駅前にある大田区役所に自家用車で行ってきたのでした…[続きを読む]

2020.05.24

図録用の撮影日まであと1週間になりました。つまり来週の日曜日には作品は全て完成していなければならず、ずっとやってきた制作工程は5月31日をゴールにしているのです。そのために今日は何をやるべきか考えまし…[続きを読む]

2020.05.23

新作のテーブル彫刻「発掘~突景~」のテーブルを支える柱を彫る作業を今日行いました。柱は3本あり、三角形のテーブルを3点で支えることになります。柱はテーブルを突き刺して上部に伸びていくようにしました。新…[続きを読む]

2020.05.22

今日のタイトルは私の二足の草鞋生活に関するものです。ひとつはウィークディの仕事についてのことです。新型コロナウイルス感染症予防のための緊急事態宣言が今も神奈川県に出されていますが、そろそろ宣言が解除さ…[続きを読む]

2020.05.09

週末になりました。ゴールデンウィーク5日間でやり残した陶彫制作を今日から始めました。それは「発掘~聚景~」の屏風と床置きの陶彫を繋ぐ陶彫部品の制作で、まずは屏風から床へ接する第一の陶彫部品から始めるこ…[続きを読む]

2020.05.02

今日からゴールデンウィークとして5連休になります。この5日間の制作期間をどのように使うか、見通しをもって制作に励みたいと思います。まず、乾燥に時間が必要な陶彫制作を優先させることにします。現在取り組ん…[続きを読む]

2020.04.28

現在作っているテーブル彫刻の題名を「発掘~突景~」にしました。同じ大きさのテーブル彫刻は、一昨年前に発表した「発掘~角景~」、昨年発表した「発掘~曲景~」があり、今回はそれに並ぶ3作目になります。「発…[続きを読む]

2020.01.27

昨日、横浜市中区にあるミニシアターに行って、映画「台湾、街かどの人形劇」を観てきました。台湾の布袋戯は街頭人形劇で、人形は手遣いによるものです。台湾にはその他に傀儡戯(糸繰り人形劇)や皮影戯(影絵人形…[続きを読む]

2020.01.23

「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)のⅡ「木喰と東北・上越」についてのまとめを行います。文章の冒頭に「木喰行道は、大正12年(1923)、柳宗悦によって文字通り『発掘』された。」とありました。円…[続きを読む]

2020.01.22

「あそぶ神仏」(辻惟雄著 ちくま学芸文庫)のⅡ「謎多い遊行僧円空にひかれて」についてのまとめを行います。著者の出身が岐阜で円空に縁のある土地だったために、著者は折に触れて円空の歩いた道のりを辿り、そこ…[続きを読む]

2020.01.18

雪交じりの雨が降る中、東京都小平市にある武蔵野美術大学に卒業制作展を見に行ってきました。工房に出入りしている若いアーティストの知り合いが、今年同大の彫刻学科を卒業するというので、私の後輩に当たるその卒…[続きを読む]

2020.01.13

三連休最終日です。今日は成人の日で穏やかな天気になりました。数年前は大雪に見舞われ、とんでもない事態になったことを成人の日になると思い出します。その日私は工房で木彫をやっていました。積りに積もった雪を…[続きを読む]

2020.01.05

9日間続いた閉庁日(休庁期間)が今日で終わります。私は9日間のほとんどを陶彫制作に費やしました。新作の屏風に接合する陶彫部品は18点出来ました。そのうち5点が焼成も終わっていて、今日制作した2点は彫り…[続きを読む]

2019.12.02

今月をどう過ごすのか、年末年始の休庁期間を職場で設定している閉庁日として考えると、最大11日間ありますが、実際はそんなに休めるわけではありません。当然元旦は恒例として、私は制作を休んでいます。この10…[続きを読む]

2019.12.01

今日から12月です。多忙な師走で公務員管理職としての仕事が慌しくなる上に、創作活動も最初の佳境を迎える1ヶ月になりそうです。新作は図録撮影が終わった6月から始めていますが、夏の休庁期間よりも今月にある…[続きを読む]

2019.09.22

三連休の2日目です。今日は朝7時に工房に出かけ、昨日の続きである彫り込み加飾を行ないました。9時に一旦朝食を取りに自宅に戻った後、再び工房へ行き、土錬機を回しました。そろそろ貯蓄していた陶土がなくなり…[続きを読む]

2019.09.17

「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)の第3章「パリでの苛立ち」の続きをまとめます。この章ではモディリアーニらしい絵画表現に辿り着く重要…[続きを読む]

2019.08.15

今日はどこかへ出かけることはしないで、今年の夏季休暇を振り返る一日にしました。7月末に2日間の夏季休暇を取りました。ここでは新潟県魚沼市を訪れて、江戸時代の彫工石川雲蝶のダイナミックな木彫に触れました…[続きを読む]

2019.08.06

新潟県魚沼市には名匠石川雲蝶の残した数多くの木彫や絵画があって、僅か2日間の旅行とは言え、私は大変な刺激をもらいました。石川雲蝶は、自分とは異なる表現方法をもつ彫刻家ですが、その常軌を逸した作品群は、…[続きを読む]