Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 照明器具の配線
    この週末は「構築〜解放〜」の制作を休んでいます。木を彫ることはしていません。今日は陶彫ランプシェードの照明器具の取り付けをやっていました。配線して明かりがともるようにしました。一応計算どおりの朴訥とした明かりが演出できたように思います。ランプシェードは全部で3点。ひとつは実験的な試みをしたもので、間接的な光を意図しました。光は陶彫をぼんやりした雰囲気にしてくれます。こんな表現の広がりがあってもいいのかなと感じました。                           Yutaka Aihara.com
    絞り染めの思い出
    NHKのテレビ番組「美の壺」を見ていたら、絞り染めを扱っていました。絞り染めと聞くと、自分は苦い思い出が甦ってきます。小学生の頃、授業で絞り染めをやりました。自分は糸を上手く縛ることができず放り投げていたところ、母親が深夜にしっかり糸を巻いてくれていました。その丹念な仕事ぶりが子どもながら印象に残ったのですが、それを当日忘れていって、ついに絞り染めをやれなかったのです。自分が情けなく、また母親に申し訳なく感じていました。その後もずっとそれが思い出に残ってしまいました。廊下に飾られたクラスメートの絞り染めを直視することができず足早に廊下を通り過ぎたことも覚えています。しっかり糸を巻かれた布はいつか消えて、今も思い出だけが去来します。                     Yutaka Aihara.com
    木材と金属による試行作品
    365点の連作が実材を使ってレリーフ化していることは先日のブログに書いています。実際に使っているのは薄く板状にした木材(ナラ)と金属(銅、ステンレス)です。小さな平面の中で異質なコラージュをどう処理するか。ペンで描く立体感をもったイメージではなく、立体そのものを認知できるような発想でいこうかと思っています。数ヶ月前にもそんな傾向の作品を厚紙を使って作っています。アクリルガッシュ(絵の具)も使いますが、描くというより絵の具でマチエールを作ることを心がけました。絵の具を描く媒体としてでなく、絵の具を絵の具として認識し、これもひとつの実材として扱うようにした訳です。今回もこんな処理を考え、木材や金属との融合を試みようと思います。                       Yutaka Aihara.com
    光と闇の演出
    立体作品は照明をどう当てるかで見え方が変わります。穴だらけの陶彫から光がこぼれ、あるいは壁に投影されると空間はさらに広がりを感じさせます。陶彫ランプシェードは作品に光源が内蔵されるので、そこから放たれる光が雰囲気を出してくれると思っています。今作っている作品がまさにその光と闇の演出を計算したものです。日曜日にカメラマンが来て撮影することになっていますが、自分にとっては初めてのことで仕上がりが気になるところです。果たしてどうなるのか、うまくいけばホームページにアップする予定です。併行して取り組んでいる木彫もテーブルに穴が開いていて、照明が当たると床に影を落とし、それが空間を広げてくれると信じて制作しています。ただ木彫作品はあらかじめ光と闇を計算している訳ではありません。あくまでも構造体としての強さと軽やかさを求めていますが、ギャラリーに持ち込んだ時に光を演出できれば幸運くらいの気持ちでいます。      Yutaka Aihara.com
    レリーフ化する連作
    365点の連作はポストカード大の平面作品ですが、再びレリーフになって絵を描く作業から実材をコラージュする作業に変わってきています。再びと言うのは数ヶ月前もレリーフ状の作品が2週間ほど続いたので、今回もまた振り子のように絵以外の表現に戻っていく感覚になったからです。ここ1週間ばかりは平面と立体の狭間にあって表現方法が揺れ動くのを楽しんでいます。絵の具で立体感を表現するのが平面世界であるならば、立体世界は実材そのもので立体としての空間を演出しています。昔から絵画が常に優位に立って鑑賞者を喜ばせてきました。彫刻を初めとする立体作品は絵画のように特別視されることはなかったのですが、現在はボーダレスになり、どちらともつかない新たな表現が登場してきました。365点の連作はそこまで表現の幅は広げられませんが、少なくとも平面と立体の表現の差異を毎日出来ていく作品を通して見られると思っています。              Yutaka Aihara.com