Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • RECORDの彩色と仕上げ
    5連休最後の日曜日に陶彫部品の窯入れが出来なかったので、今週は夜の時間帯に工房に出かけ、陶彫部品の仕上げや化粧掛けを行い、先日漸く窯に入れたところです。現在は焼成中で工房の照明等が使えません。工房に行けないならば、普段からどうしようもなく気になっているものを片付けていきたいと思います。それは山積しているRECORDです。下書きだけ毎日溜まっていく状況を何とかしたいと思っていて、一日1点の下書きを描きつつ、過去の作品に彩色と仕上げを施す作業を少しずつ始めています。相変わらず夜遅くなると睡魔に襲われて、何も出来なくなるのですが、飼い猫トラ吉をダイニングから閉め出して、食卓でコツコツ色を塗り、カラーペンで仕上げの描写をしています。1ヶ月以上の遅れがあるため5日間をまとめて彩色し、あとは1点ずつ仕上げるのですが、毎晩新作下書き1点、旧作仕上げ1点のペースなら、いつまで経っても借金が返せない状況です。少なくても仕上げを2点ずつやっていけば倍速で追いつくなぁと思っているのですが、なかなか厳しいと思っているところです。RECORDは毎年9月末から10月初めにホームページ用の撮影をするので、その時までに帳尻合わせをすれば良いと思っています。7月個展が終わってから、猛烈な勢いで迫っていけば、きっと追いつくと期待しています。毎晩彩色しているとアクリルガッシュが足りなくなり、ペン先も痛んできます。材料を補充しつつ、工房が焼成で使えないときは、自宅でRECORDを頑張っていきたいと思います。
    鉛筆に親しみを込めて…
    数ある筆記用具の中で、自分は鉛筆に特別な思いを抱きます。職場の私の部屋には鉛筆削りがありませんでした。今日は自宅から鉛筆削りを持参してきました。鉛筆削りはアナログなものが好きで、電動は好みに合いません。それというのも10代後半に鉛筆に慣れ親しんだ時期があるからです。美術の専門的な勉強を始めるために高校時代からデッサンを習いました。最初は木炭で石膏像を描き、続いて鉛筆に変わりました。鉛筆の複数の線を交差させて立体感を表現するハッチングも習いました。ハッチングで陰影をつけていくと、カタチが浮き彫りになっていくのが楽しくて、技巧に走ってしまった時期もありました。デッサンを立てかけたイーゼルから離れて、ゴミ箱へ鉛筆を削りに何度も足を運びました。小刀で鉛筆を削っている時が、心穏やかに休める時で、鉛筆の芯を長めに削り出してから、またデッサンに戻るという日常の繰り返しがありました。鉛筆を削っていると心が落ち着くのは、当時の経験が要因だろうと思います。今では鉛筆を小刀で削る機会はなくなりましたが、アナログの鉛筆削りを回している時は、小さな幸せを感じます。削りたての鉛筆はシャープな線が描けて新鮮ですが、次第に芯が丸くなってくると心も虚ろになってきます。ボールペンやシャープペンに見られない鉛筆独特の描き味の摩滅度が自分は好きなのです。鉛筆は線に抑揚をつけることができ、一本の線で立体感を表すことが可能です。鉛筆の発明は1500年代のヨーロッパですが、改良を加え江戸時代になって漸く日本に渡来してきたようです。そんな鉛筆に親しみを込めて今日も文字を綴りました。またデッサンをしてみようかなと思うこの頃です。
    「聖別の芸術」を読み始める
    「聖別の芸術」(柴辻政彦・米澤有恒著 淡交社)を読み始めました。前に同じシリーズの「芸術の摂理」を読んでいて、とても刺激を受けたので、今回も気分が高揚しています。どうやら本著「聖別の芸術」は「冒険する造形作家たち」の姉妹編として出版されたもののようで、私は新しく刊行されたものから時代を遡って読み進んでいることが判りました。まず「聖別」とは何か、これは冒頭に説明があるので、じっくり読み込んでいきたいと思います。次に副題の「わが道を行く造形作家たち」に注目しました。本著で取り上げられている作家で、私が最も興味を持ったのが彫刻家土谷武氏と伊藤公象氏です。故人になった土谷氏とは学生時代に一度お会いする機会がありましたが、こちらから話しかけはしなかったので、外見だけ見たという感じでしょうか。飄々とした雰囲気を察しました。伊藤氏の陶彫による作品を東京や茨城県笠間の美術館で見たことがあり、同じ陶彫をやっている自分は興味津々です。本著でも自分はやはり立体の作家に興味関心が動いてしまいます。自分が知っている作家以外でも面白そうな作家がいて、評論を楽しみにしていますが、実際の作品に触れてみたいと思っています。最近は読書には時間がかかり、本著も長い間鞄に入れて持ち歩くことになりそうです。
    5月RECORDは「つなぐ」
    一日1点ずつ小さな平面作品を作り上げていくRECORDですが、このところ停滞気味です。一日1点ずつ出来ていますが、下書きだけになっていて、彩色や仕上げは後回しにしています。原因は仕事から帰ってから工房に行くことが多く、陶彫制作に時間が取られてしまうからで、RECORDの時間確保が難しい状況になっているのです。加齢のせいとは思いたくありませんが、夜は睡魔に襲われて自宅の食卓でRECORDを描いていると、うつらうつらしてきます。こんな多忙な二束の草鞋生活はいつまでも続くことはないと思いながら、2年目の再任用管理職になり、通算すると30年もこんな生活をしているんだなぁと振り返っています。ただし、RECORDを始めたのが2007年、NOTE(ブログ)と個展開催は2006年から始めていて、ほぼ10年前から現状の生活になって多忙化を極めているのです。今のところRECORDは低空飛行をしながらギリギリのところで墜落しないで済んでいる感じです。それでも自分には意地でもRECORDを続ける覚悟があって、今月も「つなぐ」というテーマで制作をしてます。今年はひらがな3文字でテーマを考えています。「つなぐ」はまさに10年間続けたものを、さらに未来に繋いでいく気持ちを表現していて、自分への応援メッセージとして、このコトバを選んだのでした。未曾有の東日本大震災に見舞われた時も、人と人の絆を強くする「つなぐ」メッセージが謳われました。人と人の心を繋ぐ、人の命を繋ぐ、過去から未来への文化を繋ぐ、「つなぐ」にはいろいろな意味が込められています。リレーのバトンのような「つなぐ」意味を噛み締めながら、今月も頑張っていきたいと思います。
    GW 「発掘~宙景~」一本化に取り組む
    今日はゴールデンウィーク最終日で、楽しみにしていた5連休が終わりました。制作目標として掲げた「発掘~座景~」の完成は何とか達成できました。残したものは小さな部品の焼成で、これは他の陶彫部品と一緒に窯に入れていきたいと思います。今日から「発掘~宙景~」の制作を本格的にやっていこうと思います。「発掘~宙景~」も「発掘~座景~」と同じテーブル彫刻ですが、テーブルの高さが違い、テーブルの下に陶彫部品を吊り下げる構造になっています。今のところ柱の長さは2m50cmありますが、もう少し短くしようと思っています。柱には陶板を貼り付けて、柱陶にしていく予定です。さて、「発掘~宙景~」の陶板は現在52点完成しています。あとどのくらい必要なのかは、柱の長さで決まっていきます。来週末に柱の長さを決定していきたいと思います。5連休ずっと制作に明け暮れたせいか、今日は疲れが溜まっていたようで、遅々として制作が進まない一日でした。陶板を数点成形して、彫り込み加飾を行い、さらに乾燥した陶彫部品に仕上げを施し、化粧掛けを行い、窯に入れることが今日のノルマでしたが、窯に入れるところまで辿り着けなかったのが残念でした。それでも5連休前に掲げた制作目標の成果にある程度満足しています。今月いっぱいで今夏の個展出品作品を何とかまとめていきたいと思っています。夜は山積しているRECORDの彩色を少しずつ始めました。今日のRECORDの下書きを終えて、先月分の彩色を数日まとめてやりました。今月はRECORDも正常化できるように頑張っていきます。土と木に徹底的に付き合ったゴールデンウィークでした。