2017.05.21 Sunday
今日は朝から工房に篭り、昨日土練りをしておいた陶土を使って、個展に出品する小品を5点作りました。小品は毎年数点ずつ作っていますが、自分にとっては重要な作品群です。重要と言うのは自分の特徴である集合彫刻ではない単体彫刻だからなのです。小品といっても高さは30㎝あるので、それほど小さいものではありません。今年は矩形ではない表現にしようと思っていたので、最初球体を作り始めましたが、イメージがしっくりいかず、あれこれ迷った挙句に、円錐の尖塔を斜めに削り取ったカタチに落ち着きました。タタラと紐作りを組み合わせて成形をしました。彫り込み加飾はウィークディの夜の時間帯にやろうと思っています。今日のところは陶土がまだ柔らかいので、彫り込み加飾がうまくいかないのです。最近の温度上昇で前日にタタラを用意することは止めました。タタラが固まりすぎてしまうことを恐れたためで、今日はタタラや紐を用意しながら成形に挑んだのでした。気温が高いと陶土の硬化も早く、1点目と最終5点目に軟度の差が生じます。そこで水を噴きかけながら作業を進めました。5点全てをビニールに包んで保存し、彫り込み加飾時にひとつずつビニールから出して作業をしようと思います。その分、乾燥が速いので皹が入らなければ、焼成まで短時間で済む利点があります。陶の世界で言えば、急激な乾燥は好ましくないのです。冬場と夏場の陶土の扱いはまるで異なってきます。自分は梅雨の蒸すような季節が陶彫の乾燥には一番良いような気がしています。湿度が低い爽やかな季節は、陶彫の乾燥には向きません。それでもビニールで包んで、俄かに乾燥していくようにコントロールしているのです。小品5点は来週末に何とか彫り込み加飾を終わらせて、乾燥させたいと思っています。そうすれば6月4日の撮影日に間に合うと思っています。
2017.05.20 Saturday
昨日は職場で野外イベントがあって、朝7時から勤務していました。夜は近くの店で振り返りの会を持ちましたが、成功を祝う打ち上げのようになりました。昨夜の遅い帰宅は今日の制作に響いています。私としては大きなイベントが無事に終わったことで安堵しましたが、創作活動になると心配の種が尽きず、今日は朝から工房に篭りました。作業を進めたい気持ちに、疲労を抱えた身体がついていかず、悶々として一日を終えました。個展に出品予定の大きな作品は、陶彫成形や彫り込み加飾が終わっていますが、残りの時間を使って小品を作らねばならず、土錬機を回して小品用の陶土の調合を始めました。今日のところは準備をして、明日から作り始めます。午前中は身体の動きが緩慢でどうにもならず、午後になって漸く身体が動くようになりました。身体に鞭を打って、というのはこういうことを言うのでしょうか。ともかく残すところ小品だけになったことは喜ばしいことです。窯入れはあと3回と見積もっていますが、果たしてそれで済むのかどうか、小品の数によって左右してきます。自宅の食卓に山積してあるRECORDも少しずつ作品が出来上がって、山の高さが3分の2程度になってきました。これも陶彫に負けないように頑張っていきたいと思っています。週末がやってくる度、全体計画を見つめ、残りの日数を指折り数えています。どんなに疲れていても制作工程を変えるわけにはいかず、今までも何とか無理して辻褄を合わせてきました。今年も同じ濃密な時間がやってきました。明日こそ頑張ろうと思います。
2017.05.19 Friday
同業者には今日のNOTE(ブログ)の内容が何のことか、よく分かっていらっしゃると思いますが、私の業種では年間に数回、職場全体で取り組むイベントがあります。イベントは儀礼的なものと体育・文化的なものに分かれます。今日は野外で行う体育的なイベントがありました。毎年天候に悩まされるイベントですが、今日は晴れ渡る青空のもとで、活気溢れるイベントを展開することが出来ました。私たちは普段専門性を生かした仕事に従事していますが、こうしたイベントでは専門性をこえた連携をして、一つの目標に向かって組織的に取り組む能力が求められます。全職員が一丸となる場面があらゆるところに散見され、職場の底力を見た思いがしています。私のような者でも管理職が務まるのは、優秀なスタッフに囲まれていることがその要因だと改めて実感した次第です。私たちの業種は公務員の中でも特殊なもので、超過勤務時間が社会問題になっています。今日も朝6時前から職場に来ていた者を初め、ほとんどの職員が7時から働き始めました。今日はイベントのあった特別な日でしたが、超過勤務が常態化している職員もいて、私の今年度の目標は超過勤務を減らし、多忙化解消に取り組むことです。なかなか改善されないのですが、朝早くから夜遅くまで働く職員のおかげで、今日のようなイベントが成功したのだと思っています。夜は職場近くの焼肉店でイベントの振り返りの会を持ちました。
2017.05.18 Thursday
少し前までは朝の目覚まし時計が鳴ると、この世の終わりと思うような感覚になっていました。若い頃は休日の朝寝坊が楽しみでしたが、最近はウィークディだろうが休日だろうが、目覚まし時計が鳴る前に目が醒めてしまいます。これは加齢のせいだと人から言われたことがあります。私も例に漏れず、目覚めた時間を見ると5時を少し回ったばかりで、昔の自分からすれば信じられないことが生じています。二度寝をしたくても気になることがあると、もう寝ることが出来ません。そのせいか夜は眠くて仕方なく、RECORD制作やNOTE(ブログ)に影響しています。歳を重ねると睡眠時間が短くても大丈夫と言われますが、私の場合は少なくても6時間は寝ているので、深夜まで起きているのは到底無理です。これも夜更かしが好きだった昔の自分からすれば信じられないことのひとつです。高齢者は朝型人間という定番が漸く自分にもやってきた感じです。朝目覚めると布団の中で自分は何を考えているのか、大きく分けて2つです。年間の上半期は個展に出す作品のことで頭はいっぱいです。どうしたら期限までに間に合わせることが出来るのか、集合彫刻なので組み立てた状態のイメージと、最悪な事態に陥った時の焦燥感に囚われて痛々しい気分になります。下半期は職場の次年度人事のことで、来年度足りない部署があったらどうしようか、このままいくとどうなるのか、鬼が笑いそうなことを考え始めると心配の種は尽きません。早朝の布団の中ではポジティヴ・シンキングになれない傾向が自分にはあると思います。二足の草鞋生活を普段とりわけ意識しなくても、多少の圧迫を受けているんだなぁと思うこの頃です。
2017.05.17 Wednesday
7月個展を控えた新作は、今までになく手間がかかっています。週末だけではやりきれず、ウィークディの夜の時間帯に工房で制作をしています。今晩も工房に行きました。乾燥した陶彫部品にヤスリをかけました。これは窯入れの準備です。2点同時に作っていた作品を今年と来年に発表時期を分けたことを、先日のNOTE(ブログ)で伝えましたが、窯の容量の関係で来年発表する陶彫部品も、今年の分といっしょに焼成していく予定です。幾度となくNOTE(ブログ)に書いていますが、一日仕事をして自宅に帰った時は疲れていて、とても工房に行く気が起こりません。ところが工房に行ってしまうと、不思議に力が湧いてきます。工房での1時間はあっという間です。創作の魔力でしょうか。自分の中のもう一人の自分が目覚めて、別の自分に代わってしまう錯覚を持ちます。彫刻家である自分は他人のことなど気にせず、自分がイメージした世界に向かって突き進んでいく朴訥で単純な男です。元来自分が持っていた性格はこんなものだったと振り返っています。ウィークディの昼間の自分は公務員管理職として、職員の気持ちを量り、意欲を高めるために助言を与え、まず己より部下のことや職員組織のことを考えています。これは真逆な自分になりますが、どちらも自分であると認識しています。夜の工房は何も配慮しなくていい開放感があって、そこに創作意欲が入り込むのではないかと思っています。今晩も私は一本気な男になり、創作活動に勤しみました。