Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 模型作りの楽しさ
    すべての彫刻作品をまず雛型で作って実作に取りかかるのが理想ですが、時間の関係やら気持ちの問題でなかなかそうはいきません。雛型(模型)作りは細々とした細工に楽しみを覚えて、それで満足してしまう結果になることがあります。それで実作作りの興味関心が薄れてしまったら本末転倒、それなら模型など作らずにいきなり実作に取りかかった方がいいのです。自分もよほどのことがない限り模型は作りません。今制作中の作品はそのよほどのことがあるので模型を作っているのです。これは実作と同時進行でやっていて実作の確認のために必要なのです。とはいえ模型作りは楽しい時間です。食事前や就寝前にちょこちょこと小刀で小さな柱を彫っています。手の中に入る小さな彫刻作品、しかも集合彫刻。机の上で空想する大きな空間。箱庭のような世界で遊んでいます。明日から週末。模型で試した空間を実作品で試す機会です。
    RECORDは「平行四辺形」
    10月のRECORDのテーマは平行四辺形にしました。長方形を崩したカタチには意外な展開がありそうな気がしています。画面の中に大きくもなく小さくもない寸法で平行四辺形を入れて、そこに何か要素を加えることで意外な効果がでるように思えます。平行四辺形のサイズはどちらかと言えば没個性的な方がいろいろな展開が出来て楽しめるのです。最近は色彩の面白さがわかって、様々な色彩を使えるようになりました。幻影のような色彩の美しさはカタチでは表せない世界を見させてくれます。カタチの構成に色彩の味を加えて、今月は華やかなRECORDにしたいと考えています。   Yutaka Aihara.com
    10月になりました
    10月になりました。暑かった季節はどこへやら、職場はネクタイと上着の着用になりました。さて、この1ヶ月をどう過ごすのか目標を定めてやっていこうと思います。「構築〜起源〜」の柱はすべて仕上げたいと考えました。まだ一番短い柱の荒彫りが残っていますが、週末にはこれを終わらせる予定です。柱を立てる厚板も下書きができるといいなと思います。RECORDは新しいカタチを決めて、いつものように日々継続です。公務が多忙になる季節ですが、多忙な時ほど作品も充実するように思えます。多忙を言い訳に作品ができないことはないということです。時間を有効に使うことは10年前からずっとやっていますが、さらに効率よく作業をしようと考えています。季節の変わり目で体調だけは壊さずにやっていこうと思います。  Yutaka Aihara.com
    ボツワナ建国レセプション
    ボツワナ大使館から建国42周年のレセプションの招待状が届きました。横浜・アフリカ会議があった時に、ボツワナの舞踏を職場に紹介したことが縁になったのではないかと思います。東京赤坂のホテル・ニューオータニ鳳凰の間は、様々な立場で参加している人で溢れていました。見ず知らずの人の中にいる気楽さで、たっぷり食事を楽しむことができました。ボツワナ料理も堪能できました。ボツワナは最近ではダイヤモンドが売りになっていて、経済的にも恵まれてきているのかなと思いました。大使夫人の胸に輝いていたダイヤのアクセサリーは斬新なデザインで人目を引きました。それにしてもボツワナ女性の衣裳の色彩が眩いほど美しく、褐色の肌によく似合っていました。 Yutaka Aihara.com
    破壊し創造するパワー
    人が作るものは、より大きな世界やより深遠な世界に辿り着くために破壊と創造を繰り返すものと若い頃に教わりました。自分が今まで大切に培った感覚を壊していくのは容易ならざるパワーが必要です。作品が上手にまとまりすぎると、所詮は作りものなので退屈したり、飽きてしまったりするものです。そうした自分の過去をコピーしはじめると、作品は堕落の一歩を辿ります。ひとついいものが出来ると、それに縋りついて、繰り返し過去の亜流を作りたくなるものです。そこで今までのものをすべて捨て去って、新たな模索が必要になってくるのです。まさに破壊と創造です。今までの自分の作品を振り返りながら、限界がきてはいないか、発展性はまだあるのかを自問自答しながら、時に大鉈を振るって破壊し、さらに創造の源へ向うパワーを出さなくてはならない時がきっとくると思っています。          Yutaka Aihara.com