Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • RECORDは「楕円形」
    8月のRECORDのテーマは「楕円形」にしました。RECORDとはポストカード大の平面作品のことで、一日一枚をノルマにして毎日作っているのです。ちょうど日記のような小さな世界です。RECORDはHPに月ごとにアップしています。HPに入っていただければ昨年の作品を見ることが出来ます。そこで今月の「楕円形」ですが、ラグビーボールのようなカタチではなく、長方形の角がとれたようなカタチにしました。膨らみはありません。膨らみのある楕円形もいずれ試みようと思いますが、今月はやや硬質な感じを与える楕円形を選びました。今まで幾何形体をテーマにして抽象的な構成をやってきましたが、ここにきて具体的なイメージで作品を作りたくなっています。何かの部分を表しているような、または心象風景のような世界を楕円形を織り交ぜて表現しようと決めました。これで今月も試行錯誤を楽しもうと思います。                         Yutaka Aihara.com
    柱に彫り続ける抽象
    今日も暑い作業場で杉の柱と対話するように彫っています。あらかじめ寸法を決めておいた菱形の形態を繰り返す荒彫りをしていきます。どうも以前ブログに書いたブランクーシの「無限の柱」が頭にあって、基本はまずそこから始めるといった具合です。ブランクーシの「無限の柱」のモテーフは、彼の出身地ルーマニアの伝統的な建築物から想を得ています。自分もパリに保存されているブランクーシのアトリエを見た後、紀行作家のみやこうせいさんに連れられてルーマニアに行き、ブランクーシの造形の原点を見てきました。そんな20代の記憶があって、彫刻を考える上での基本的形態をいつもブランクーシにしているのです。実際、繰り返される抽象形態はとても美しく、無限に上昇していくようです。今制作中の「構築〜起源〜」はそんな上昇する柱が無数に大地から立ち上がるイメージです。蒸し暑い作業場で、そんなブランクーシやルーマニアの木造民家のことを思い描くと、頭の中がスッキリしてくるから不思議です。                   Yutaka Aihara.com
    汗が滴る作業場にて…
    昨年の夏も同じようなブログを書きましたが、今年も空調のない作業場の蒸し暑さを書かないわけにはいきません。木彫が始まると木屑が飛び散り、汗が滴り、シャツを何枚も替えて作業に取りかかっています。汗が吹き出て、水分も補給するので熱中症にはならないかなと思いつつ、自分に課した一日のノルマを達成しようと無理をしてしまいます。今日の横浜は今夏最高の気温だったそうで、なるほど鑿を振るっていると、生暖かい空気の中で呼吸が苦しくなるような気がしました。先日まで研修に行っていた造園土木の会社は炎天下の除草作業で、やはり汗が滴りましたが、言われるままに動いている気安さがありました。自分が今進行中の創作行為は、室内での作業とは言え、イメージをしつつ考えて彫り進む作業で、これはこれなりになかなかつらいところがあるのです。明日も汗の滴る作業場に来て、木を彫る予定です。無理をしないように、自分にそう言い聞かせながら頑張ります。   Yutaka Aihara.com
    新作「構築〜起源〜」準備
    今日こそ新作の準備に取りかかりました。タイトルは既に決まっていて「構築〜起源〜」とつける予定です。銀座の個展に出品した「発掘〜遺構〜」の台座に使った杉の柱48本を利用する計画です。というより杉の柱は「構築〜起源〜」として作っていたもので、これを「発掘〜遺構〜」に逆利用したと言った方がふさわしいかもしれません。そこで杉の柱は48本に終わらず、長短合わせてまだまだ彫る予定です。100本か、それ以上か時間が許す限り彫り続けます。柱の半分は焦がして炭化させるのも同じです。床から幾本も森のように立ち上がる構想があるのです。以前に作った「構築〜包囲〜」や「構築〜解放〜」の前段階(プロローグ)として位置づけられる作品と考えています。また鑿や鋸と付き合う生活が待っています。本格的には明日から。今日は下準備をいたしました。                Yutaka Aihara.com
    同僚の写真展へ…
    今日から新作を作るつもりで作業場に足を踏み入れたところ、どうにも気分がすぐれず、個展の余韻やら民間企業派遣研修のインパクトが強かったせいか制作へのモチベーションが上がらずにいました。今日は制作休業日にして、東京青山でやっている同僚の写真展にお邪魔することにしました。写真展を開催しているのは自分と同じ横浜市公務員の女性で、彼女は自分と同じ美大の彫刻科出身なのです。写真と言っても、壁を接写したもので、ほとんど抽象絵画のような美しさを狙ったものと思えました。普通に考える風景や人物の写真とは異なる世界です。壁の一部分に潜む意外な美の発見。落書きは偉大なアート、そこにミロやクレーやポロックがいるような錯覚におち、何ともいい気持ちにさせてくれる世界でした。地下鉄銀座線外苑前下車、ギャラリーDAZZLE、8月10日まで開催中。            Yutaka Aihara.com