Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 陶彫の加飾
    久しぶりに陶彫を試みています。2点成形が出来上がり、今日は粘土の乾燥具合がちょうどよかったので加飾をしました。といっても四角い建物状に出来たオブジェに窓のような穴を開けてみたのです。その穴を通して明かりが外に漏れるようにしたいと考えて、矩形の穴を開けました。栃木県益子や茨城県笠間に行くと、いろいろ工夫されたランプシェードを売っていて、大小様々な穴が星屑のように開けてあったり、穴のカタチがユニークなものであったりして、そうしたオブジェをかなり見慣れてしまっています。そこで自分は工夫なき工夫を考え、朴訥な造形にしてみました。穴から漏れる光は単純極まりないもので、でも見過ごせない詩情を湛えたものにしたいと願って作りましたが、詩情があるかどうかは自分でわかるはずもありません。窓の大きさや位置を計算しつくして単純化したと言った方が相応しい造形です。Yutaka Aihara.com
    四十九日の法要
    このところ毎年のように身近な人が亡くなって、法事が立て込んでいます。年齢のせいでしょうか。今日は義母の四十九日の法要がありました。横浜のほぼ中心にある久保山墓地に来て、その後は親類縁者と連れ立って中華街に行って食事をしました。自分はこうした法事は生きている私たちのためにあると思っています。こんなことがなければ親類が集まることがないからです。今日は中華料理で贅沢を決め込み、楽しいおしゃべりに興じました。これが供養と思っています。現在制作中の365点の連作の今日の分は、混乱した風景の上に球体が浮かぶイメージになりました。このところ金色の球体が連作に登場しています。何故なのか説明はつかないのですが。     Yutaka Aihara.com
    木屑を掃除しながら…
    毎日木を彫っていると夥しい木屑が床に散乱します。3年前はヒノキを使っていたので、その香りがとても良く、木屑を処分するのがもったいないと思っていました。今の木材からもいい香りがしています。何と言っても木の良さは立ち込める匂いにあると思います。朝早く作業場に行くと、この木の匂いが迎えてくれます。それは森の中のようで、暑さを忘れさせてくれます。鑿で彫る感覚も良いと思います。木目を読みながら、また節目をうまく処理しながら彫りすすめていくのは楽しくて、時間があっという間に過ぎていきます。木と対話する感じです。昨年のブログにも書いた記憶がありますが、木は彫り跡もなかなか良いのです。コツコツ彫った行為がそのまま木に残るのでカタチの方向性を彫り跡から読み取ることができます。それらを組み合わせ、ひとつの作品にまとめていくのはまだ先です。毎日木屑を掃除しながら、焦らず休まず続けています。                   Yutaka Aihara.com
    「点・線・面」より線について
    今月4日にカンデインスキー著「点・線・面」の中の「点」について読んだ感想を書きました。今日は「線」を取り上げます。「線は、運動から生まれるーしかも、点そのものが内蔵している完全な静止を破壊することによって。そこには、静的なものから動的なものへの飛躍がある。」と初めに点と線の相違を述べ、水平線・垂直線から始まり、線と線が衝突によって生じる折線や直線と曲線の緊張の相違、その中で「直線と曲線とは、根源的に対照的な一組の線」と結論づけています。点に比べると、線はバリエーションが広く論考も音楽や演劇に及んで述べています。「点はー静止、線はー運動から生まれたもので、内面的な動きを表す緊張。この二つの要素ーその交錯と並置、それらは言葉では表現しえぬ独自の言語をつくる。」と最後に結んでいました。こうした基本的な要素は、造形の根本をつくる要素であると改めて考えた次第です。
    平面と立体 共通するイメージ
    365点の連作の8月分は、立体のエスキースみたいな作品になっています。365点の連作はポストカード大の平面作品で、これは何かのエスキースとして考えず、あくまでも小さな平面作品として作っているつもりです。ただ今取り組んでいる陶彫作品が、365点の連作と同じイメージでやっているので、並べてみるとどちらかが主になり従になる関係と捉えられてしまうかもしれません。平面作品の自由さはイメージの具現化に大変都合よく、いろいろなバリエーションが出てきます。立体作品は素材の制約を受けるので、自由にやることは出来ませんが、そこに具体的な空間を感じ取ることが出来ます。同じイメージでも表現の異なる作品として作っていくと、お互いを補い合う関係が生まれてきて、双方で楽しむことが出来ます。連日暑い作業場に篭もって、頭を左右に振りつつ、汗を滴らせながら、そんなことを試みた一日でした。                          Yutaka Aihara.com