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  • 「ブルトン シュルレアリスムを語る」読後感
    「体系をも人間をも容赦しない石化過程を今日まで免れてきているのは、ただシュルレアリスムだけだとわれわれには思われる。いまだ失語症に陥っていないものに絶えず警戒をうながすこと、人類に数百年来の抑圧を加えている経済的・倫理的教条をつねに激しく攻撃すること…、そして最後に、悪の広がりと毒性とに見合った新薬を捜し求めること、これらのことが、瞬時たりともシュルレアリスムのものであることをやめなかった諸原理から導き出される、われわれの至上命令なのである…心的生活意識的側面と無意識的側面とのあいだに、革命行動と欲望の昂揚とのあいだに、唯物論と観念論とのあいだにつねにあなたが定めてきたこの軌跡、まさしくシュルレアリスムのそれに他ならないこの軌跡、われわれにはただ、あなたがこの軌跡をなぞることができた地点から、一挙にこれを踏破し、そのすべてをわれわれ自身の軌跡とすることができるに過ぎない。」この引用はブルトンの影響下にある若い世代が表明したもので、ブルトンを喜ばせ、価値ある証言と言わしめたものです。ここに永年にわたるシュルレアリスムの真髄があるとも言えます。「ブルトン シュルレアリスムを語る」(アンドレ・ブルトン著 稲田三吉・佐山一訳 思潮社)を読み終えて、シュルレアリスムを体系化し、生涯をかけて擁護してきたブルトンの強靭な意志と、時に不条理を生んだ状況に正対した苦悩が読み取れました。
    飼い猫とのケンカごっこ
    捨て猫だったトラ吉は、この2年間で結構大きくなり、抱き上げるのも重くなりました。自分が帰宅すると、短い鳴き声を発しながら自分のところに走ってきます。足元にじゃれついて、そのうち自分が座る食卓に飛び乗って、前足で自分の手をパンチしてきます。いわゆるケンカごっこです。自分が応戦するとトラ吉はしだいに興奮してきます。それが面白いのか、毎晩同じ行動になって飽きもせずケンカごっこを繰り返しています。私が面倒になって、家内に押し付けることもありますが、トラ吉は何度も自分の方に擦り寄ってくるのです。私は小さい頃から猫に好かれることが多く、実家で飼っていたタマもよく自分に擦り寄ってきました。当時、実家は亡父が営んでいた造園業との兼業農家で、タマはほとんど野生化していて、木造だった母屋の縁の下に住んでいました。縁側に自分が佇んでいると、タマはそっと忍び寄ってくるのでした。そんなタマとのケンカごっこもありましたが、自分がふざけて思い切り遠方にタマを放り投げたことがありました。それでも健気にタマは自分のところにやってきました。猫にあらゆる悪戯を仕掛けた自分でしたが、タマが死んで、母親が畑に穴を掘って埋めた時に、目頭が熱くなった記憶があります。今はトラ吉がいて、タマへ過激な悪戯をした自分が、トラ吉を構うことで猫族に懺悔していると勝手に思っています。
    週末 制作の後、衆議院選挙へ
    新党が乱立する今回の衆議院選挙。我が国の政治の混迷を見る思いですが、自分は海外生活を送っていた20代後半を例外として20歳の頃から欠かさず投票に行っています。今回はどんな公約を投票基準にしようか、そもそも信頼できる政党が果たしてあるのか、政治は私たちの生活に直結するだけに判断が難しいと思いました。工房に来ているスタッフは全員20代で、政治のことでは無関心になっていて、若い世代を巻き込んで魅力ある国を作り上げるのは容易なことでないと感じました。今日はいつものように朝から工房で制作をしていました。相変わらず成形には骨が折れます。朝9時前から成形2点を始め、何とかカタチになったのが夕方4時でした。それから実家の母と家内を連れて選挙会場に行きました。見覚えのある自治会長に呼び止められて、お疲れ様ですと軽く会釈しました。朝から晩まで選挙を運営する人たちは大変だなぁと思いつつ会場を出ました。
    週末 陶土購入して制作佳境
    週末になりました。朝から工房に籠って制作三昧です。陶土がなくなったことは以前NOTE(ブログ)に書きましたが、今日は栃木県益子より陶土が600キロ届きました。新作の陶土使用が例年より多く、今年は頻繁に土練機を回していると感じます。今年は8月に陶土を購入しています。年間2回購入するのは初めてです。これで当分は陶土に不自由しません。自分は焼成前の陶土を捨てることはしません。乾燥した陶土なら水を打って元に戻します。細かく砕いて水を含ませながら土錬機にかけて、最後に菊練りをして保管しておきます。タタラや紐作りで余分な陶土も土錬機にかけて元の状態にしておきます。陶土を単身で使わず混合しているため、自分流のブレンド陶土は大切に使っているのです。今日は雨が降る肌寒い一日でしたが、昨晩までやっていた彫り込み加飾の仕上げをしたり、乾燥した成形部品に化粧掛けをして窯入れの準備をして夕方5時くらいまで工房で過ごしました。明日は成形と窯入れを行います。
    非日常空間で寒さと闘う
    今週は仕事帰りに工房に出かけています。月曜日から今日までの5日間、毎晩制作に勤しみました。工房には寒さ対策をして行きますが、深々と冷えむ空間は、ストーブひとつで暖めるのは到底無理な状況です。それでも工房に置かれた作品の数々に勇気をもらっています。これは自作の他に若いスタッフの作品もあるためで、彼らが個々の創作活動に真摯に向かう姿勢が見えるのです。この非日常的な空間の有難さは何度もNOTE(ブログ)に書いてきました。寝食をする自宅ではなかなか出来ない作業を、工房においては雰囲気からして作業をやり易くしています。工房に行ってしまえば、気分があっという間に制作モードに切り替わります。ただ、今の季節は寒さとの闘いになって、悴む手をストーブで温めながら粘り強くやっていくしかありません。1時間以上作業していると、身体に寒さを引きこむ可能性もあり、とりあえず1時間で様子を見るようにしています。工房から帰ると自宅は気分が緩むほど暖かく感じます。これがあるからこそ工房の寒さと闘えるのではないかと思います。