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  • 野外工房の有効利用を考える
    時間があれば、工房をああしたいこうしたいという希望がありますが、今は二足の草鞋生活で時間がないことを言い訳にして、あれこれ考えているに過ぎません。定年になり実際に時間ができれば、今思っていることを全てやりたいと考えていますが、その時になって本当に出来るのかどうか定かではありません。きっと意欲が衰えなければ実行できるはずと思っています。懸念のひとつは野外工房の有効利用です。野外工房が出来た時にNOTE(ブログ)に書いた記憶がありますが、野外でなければ出来ない大きな作品をここで作っていく方向は今でも変わりません。野外展示も考えていて陶彫ならば雨風にあたる場所でも大丈夫かなぁと思います。若いスタッフが布を染める工程で野外工房を使いたいと言ってきました。今はほとんど使っていない野外工房ですが、コンクリートの床面積は室内工房の半分程度はあるので活用してくれれば幸いと思っています。
    「ブルトン シュルレアリスムを語る」について
    「ブルトン シュルレアリスムを語る」(アンドレ・ブルトン著 稲田三吉・佐山一訳 思潮社)を読み始めました。この書籍は東京ワタリウム美術館の地下にある書店で最近購入したものです。誰でもそうかもしれませんが、自分も読書の傾向が決まっていて、なかなかその範疇から出ることがありません。今回も再三NOTE(ブログ)で取り上げているシュルレアリスムに関する内容です。この書籍はA・ブルトンがフランスのラジオ局の番組インタビューで答えている自身の振り返りや思索を一冊の本にまとめたもので、A・ブルトンの伝記をかつて読んだことがある自分にとっては、改めてA・ブルトンの思想を確認することになりそうです。シュルレアリスムは20世紀の芸術全般において大きな位置を占めるもので、他の芸術運動より広範囲にわたり、また長い間支持されてきました。その契機となった事情を知ることは現代から見ても有意義なことと思われます。インタビュー記事は難解なことはなく、むしろ今まで読んだA・ブルトンの著作の中で比較的気軽に読めるものかもしれません。
    横浜の「ポーランド・ポスター展」
    オーストリアで暮らしていた若い頃、ソビエト連邦を中心とする社会主義体制の東欧諸国の中にポーランドがありました。ポーランドは行ってみたい国のひとつでしたが、ついに足を踏み入れることなく帰国してしまいました。首都ワルシャワや古都クラコウはポスターや版画の国際コンクールがあり、ポーランド人は美術的にも優れた感覚を持つ国民性があることは知っていました。ハンガリーやルーマニアに出かけていたのに何故ポーランドに行かなかったのか帰国した後になって悔やみました。現在横浜の馬車道にあるヨコハマ創造都市センターで「ポーランド・ポスター展」が開催されているので早速見てきました。時代的な背景もあり、プロレタリアアートの影を残すポスターもありましたが、そこから斬新なデザインが生まれ、自由な発想を獲得していました。自分が大学受験で行ったデザインの基礎的な学習を思い出すほど、展示されたポスターは構成等の基本に忠実で、しかも真摯に作られている状況が見て取れました。ポスターとは何か、という問いかけから始まる動機が、情報過多でデジタル処理に慣れた現代の眼からすれば、とても新鮮で明快なビジュアルとしての主張を感じました。今回は雑駁な感想に留めますが、気になった作品は改めて取り上げたいと思います。
    三連休 自分の力量を思い知る
    この三連休は陶彫制作にどっぷり浸かった時間を過ごしました。昨晩出かけた高架下ライブ以外は、全て陶彫制作ばかり。手が荒れ放題でガサガサになりました。今日の成形は失敗と隣り合わせで、途中でカタチを大きく変更して何とか作り上げました。三連休を通じて陶彫ばかりやっていると、すんなりと出来上がってくれない成形もあります。調子よくやって余裕綽綽でいると、しっぺ返しがあるのが陶彫で、天国から瞬時に地獄へ落ちる時があるのです。工房内は寒々しているのに、地獄を見ると額に汗が滲みます。やはり創作は精神の産物だなぁと思える瞬間です。陶土が思うように立ち上がらずイライラして焦りだすと、あれもこれも駄目になっていくのが不思議なところです。どこで仕切り直すか判断に迷うところですが、今日は若いスタッフが3人も工房に来ていたので、夕方彼らを車で送り届けることで、頭をクールダウンさせて、もう一度失敗しかかった作業に挑みました。結果、カタチの変更はあったものの何とかなったような気がしています。モノによっては完全に潰してしまう時もありますが、粘り強くやっていくと意外なカタチが現れて、自分の世界観が広がったり、より高い技術が身についたりするのです。ともかくこの三連休の制作は疲れました。まだまだ満足するには程遠い状態ですが、力量的には限界かなぁと振り返っています。それにしても自分の拙さが浮かび上がって、全てを放り出してしまいたくなります。内容も技術も薄い紙を重ねるように上達することはわかっていても、もうちょっと何とかならないものか自問自答しています。
    三連休 下町の高架下ライブ
    横浜の黄金町は下町風情の残る街です。最近、京浜急行線の高架下でアートによる街作りが始まっていて、手作り感溢れる雰囲気が出来つつあります。黄金町駅周辺にもライブハウスが出来て、お茶を飲みながらライブを楽しめる空間が生まれました。今晩は家内の従兄弟で、昔からギターの弾き語りをやっている人がライブを開催したので聴きに行ってきました。彼は自作の英語の語りに曲をのせて聴かせるアーティストです。緩急あって心に響く曲の数々。ベースの友人も参加して盛り上がるライブになりました。自分は朝から工房にいて、畳み込むような制作に明け暮れています。この三連休は陶彫制作に真っ向から挑んでいて、ちょっと休息したいと思っていたところでした。彼が醸し出す音楽空間を精一杯吸い込んで、ヘトヘトになった心身に活力を取り戻そうと考えていました。期待通り心が癒されました。弾き語りは、聴く側も構えることなく気楽に接しられるところがいいと感じます。また横浜で彼のライブがあれば聴きに行きたいと思っています。