2013.01.02 Wednesday
2013年になって2日目です。今朝から工房に行って制作を再開しました。窯の上にお供えをして、今年1年間の無事を火の神にお願いしました。昨日は朝早く母の実家で雑煮を食べて、昼ごろから東京赤坂まで初詣に行きました。家内も私も、家内安全・心身堅固・芸道精進の祈祷をしていただいて帰宅しました。驚いたことに元旦から工房に若いスタッフが来ていて制作をしていました。周囲が暗くなっていたので、スタッフを車で家まで送り届けましたが、スタッフの底知れない創作意欲に脱帽しました。そんなこともあって今日は朝から制作をし、午後は母の実家で妹夫妻や姪夫妻と新年を祝いました。毎年この時期は、昔住んでいたオーストリアのウィーンに思いを馳せます。昨夜も例年のごとくウィーンからニューイヤーコンサートの模様が衛星中継されて、ワルツの調べに聴き入りました。ヨーロッパは遠くになりにけり…そんな感慨が胸にこみ上げてきます。近いうちにその思いをNOTE(ブログ)に書こうと思いますが、単なる旅行ではない生活の記憶が今だに脳裏を過ぎるのです。正月はそんな仄かで複雑な思いが交差する時でもあります。明日で休庁期間が終わります。明日も朝から制作です。
2013.01.01 Tuesday
新しい年になりました。横浜は穏やかな天候に恵まれ、自宅から富士山が鮮やかに見えました。2013年をどういう一年にしたいか、新年にまずイメージを持とうと考えました。小さな目標はそのつど設定しますが、時間を大きく捉えるにはイメージを持つことが最善と思っています。公務員としての仕事は、経営力を高めるために自分には何が必要か、自分が楽しみながら仕事をしていくには、また職場で働く人たちが楽しみながら仕事をしてもらうために、どうしたらいいのかを見つけたいと思っています。彫刻家としての仕事は、自分ひとりで全ての責任を負うので、これは研鑽あるのみです。工房という環境があり、素材と設備が整ったので、あとは追求と深化しかありません。この両方の仕事をやっていくためには健康にも気遣っていこうと思います。職場は何事も組織でやっていくので人と人との関わりは最も大切なものですが、創作活動にも若いスタッフの力が大きく働いていると感じます。心理学でいう社会的促進というもので、ひとつの空間の中で、複数の人によって創作活動が行われているという関係が、作業に活性化を齎すのです。昨年以上に作業を進めるために若いスタッフを大切にしたいと思っています。二束の草鞋生活は今年も続くので、時間的な制約があるため革新的な実験制作をすることは難しいのですが、夏の個展の後で、次なる制作に挑む時に表現力をステップアップすることは自分次第でどうにでもなることだと考えます。空間設計でさらに飛躍するつもりです。今年こそ、という自分脱皮に向けて2013年を過ごします。今後ともホームページともども、よろしくお願いいたします。
2012.12.31 Monday
2012年の大晦日となりました。月日が経つのは本当に早いものだと感じます。一昨日から始まった休庁期間をずっと工房で過ごしました。新作の陶彫に追われ、今年は年賀状の準備も自宅の掃除も出来ずに年を越しそうです。例年大晦日の夕方まで制作しているので、こんな時でも気持ちの改まりはありません。ただし、ホームページのNOTE(ブログ)については2012年の振り返りをしてみたいと思います。1年間のアーカイブを読むと、4月に転勤して職場が変わったこと、7月個展に向けて精一杯頑張ったこと、「西洋の没落」という大作を読破したこと等、とにかく病気もせずに前向きに歩いてきた自分が見えてきて、自分を支えてくれた周囲に感謝をしたいと思います。制作や仕事で多少の困難を感じることがありましたが、それは表面的な戯言で、自分を揺るがすようなことではなく、いろいろな場面で今年は幸せだったと言えます。来年もこのまま過ごせたらいいなぁと思っています。自分のホームページを見てくださっている方、拙いNOTE(ブログ)を読んでくださっている方に今年も感謝申し上げます。どうぞ、良い年をお迎えください。
2012.12.30 Sunday
東京竹橋にある国立近代美術館全館を使って大がかりな展覧会が開催されています。「美術にぶるっ!」というキャッチコピーが目にとまったので見てきました。いわゆる所蔵作品を選抜した展示で、学芸員の企画力と頑張りによるところが大きく、所謂店舗で言う「庫出し」にあたる展覧会だと思いました。中高美術科教科書に掲載されている作品が軒並みあり、以前見た作品も多くて秀作をあまねく堪能できた感があります。個人的には横山大観の「生々流転」や川端龍子の「草炎」や福田平八郎の「雨」に再び会えたのが嬉しかったし、海外作品ではアルプの大理石の抽象彫刻が軽やかに見えました。クレーやカンディンスキーの抽象作品も美しいものでした。収蔵作品の中にドイツ表現派のペヒシュタイン「われらの父」があるのが驚きでした。「実験場1950s」では工藤哲巳や荒川修作の立体オブジェがありました。河原温の浴室シリーズもそうですが、図版で知っていたものをオリジナルで見られたのが良かったと思いました。何しろ作品数が多いので、いささか疲れましたが、美術史を網羅する機会としては最高ではないかと思います。
2012.12.29 Saturday
携帯電話のバッテリーの蓋が壊れて、新しい機種を買うことになりました。数年前は家内の携帯電話が壊れて、その年の暮れに携帯電話を新しくした記憶があります。また、今回も年の暮れに新しい機種に変更しました。自分は携帯電話を文字通り電話とメールくらいしか利用しないタイプですが、家内は以前から様々なアプリを利用しているので、夫婦でスマートフォンにしてみました。店頭で説明を聞いたにも関わらず、電話帳を預かりセンターから取得するにも四苦八苦、電話は辛うじて出来たのですが、メールが出来ずにあれこれ悩みました。どうもこうした機器が自分は苦手です。昨日購入したスマートフォンですが、今晩になってやっと工房スタッフにメールを送りました。返信がきたので通信は成功しました。使いこなせれば楽しい機器だと思いますが、この薄っぺらな板状の機器から発する情報に驚くばかりです。工房で陶土を練っている原始的な行為の隣に、こんな小さな情報機器があることが、いろいろな意味で現代生活なのかもしれません。