2012.08.20 Monday
今年の個展に来ていただいた方々にお礼状を作成しました。お礼状は数に限りがあって、毎年自分の関係者のみにさせていただいています。ギャラリーからのご案内でわざわざ来ていただいた方々には申し訳なく思いますが、このNOTE(ブログ)をもって御礼に変えさせていただきます。毎年個展から1ヶ月を経て、お礼状を出すことにしています。お礼状には「発掘~混在~」の画像を使いました。撮影はカメラマンにお願いしました。暗い中に重量感のある「発掘~混在~」を中央に据えた画面を作っていただきました。ギャラリーせいほうは白い空間なので、この画面も一興かなぁと思っています。個展開催中は本当に有難うございました。
2012.08.19 Sunday
今日は朝から工房にいました。湿気が少し変わって暑さが秋めいてきたように思います。それでも30度を超える暑さには変わりません。むしろ直射日光が強くなったように感じます。工房に朝から夕方までいると、流れる汗の量が半端ではありません。先日から大きな陶彫部品に挑んでいて、乾燥や焼成で割れたり歪むことがあるかなぁと思いつつ作業を続けています。気温が高いと乾燥も早いので休む間もありません。水分補給は凍結したペットボトルを用意しています。氷はみるみる溶けていきます。もっと長く制作していたいと願っても、身体が心についていけず、頭がクラクラしてきたところで作業終了になります。自宅に帰って空調の効いたところで制作を思い返し、もう一度工房に出かけたくなる気持ちになりますが、何とか気持ちを抑えて、ひとまず今日は終わりと自分に言い聞かせます。制作途中で心がざわめいて収拾がつかない時があり、心のクールダウンが必要です。また次回、ウィークディの夜に工房に行けるようなら行く予定です。
2012.08.18 Saturday
前にNOTE(ブログ)に書いた夢で見た作品を具体化しようと動き始めました。それは直方体の壁がいくつも連なっている光景でした。壁には機械のような彫りこみがあって、完成を拒むように剝き出された内面を持っている構築体でした。現在は屏風の新作に取り掛かっていますが、それと併行して夢に出てきた壁の連なった作品を作っていこうと思っています。今週は出勤前の早朝や帰宅後の夜に工房に行き、毎日少しずつ壁の連なりの一部になる大きな陶彫作品を作り始めました。今までの陶彫作品の中では最も大きな部品です。相原工房の窯に入る大きさとしては限界で、一人で移動させるのが困難な部品です。この程度の大きさの部品をあと数点ほど作らねばならず、夢で描くイメージ世界と困難極まる現実世界の狭間で苦しむ自分がいます。創作とはそんなものかもしれません。明日も継続します。
2012.08.17 Friday
昨日、昔の職場の人から連絡があり、かつて一緒に仕事をしていた同僚が亡くなった旨を聞きました。私よりずっと若く、しかも仕事の出来る有能な人でした。その頃からその人は体調が芳しくないのは知っていましたが、一本の電話で昨日は力が抜けてしまいました。今夏もお盆の時期に母と墓参りに行って、先祖に思いを馳せていました。自分もいずれこの世から居なくなるという事実を、この時期になると思い返します。心情としてはその事実を受け入れることが出来ないでいますが、自分は働き盛りという年齢からすれば当然かもしれません。80歳を過ぎた母も健康でいるので、なおさらあの世と向き合えないのです。そこに元同僚の急逝を知らせる連絡が入り、人はいずれ生を全うする時期に直面することを知らされました。通夜には大勢のお焼香を待つ人がいました。現役で、しかも人に尽くしてきた人だっただけに急逝を惜しむ人々の列が続いていました。
2012.08.16 Thursday
「西洋の没落」(O.シュペングラー著 村松正俊訳 五月書房)の第二巻を読んでいます。「起源と土地と」そのⅡとした副題は「高度文化の群れ」です。ここでは原始文化から現在の高度になった文化に至る経緯が多角的な視点から述べられていますが、自分が着目した箇所は、原始的生活からくる文化の様相が、高度文化の魂的可能性として有しているものと異なっているところで、その意識の変化がどのように起こったかに関心を持ちました。「人間の覚醒存在は数千年来、種族と民族との絶えざる相互接触が、自明的な日常の平凡事だという事実に印象づけられている。しかし第一の時代(原始文化)については、人間はこの時代にはごく少数の群れをなして、動物の大群の大集団が完全に支配している無限の広い土地のなかに、四散していたということを考えなければならない。」「土地で森や獣群の外に、『全くわれわれ自身のような』人間にたびたび出会った時には、世界意識はどんなに変わらなければならなかったか。人間の数の増加は疑いもなく非常に突然生じたのであるが、それは『仲間の人間』を普通平凡な体験とさせ、驚きの印象を、喜びまたは敵意の感情に変えた。そうしてこれによってひとりでに、経験から成り、無意識的な、不可避的な関係から成る全然新しい一つの世界を呼び起こした。」以上、引用した文面は章のまとめにはなりませんが、人間が現在のような社会生活を営むようになる起源に思いを馳せながら、この章を読みました。