2012.08.10 Friday
今日は夏季休暇3日目をとり、久しぶりに愛知県常滑までドライブしました。登り窯のレンガ煙突が点在する常滑の町を散策してきましたが、今日のNOTE(ブログ)は別の話題にします。常滑散策の話は機会を改めます。今日の話題ですが、常滑からの帰途は新東名高速を使い、浜松サービスエリアで休憩をとりました。すると店内で行列ができているコーナーが目に入りました。「これはもしかしたら以前テレビで放映していた高級メロンの果肉入りのパンを買う列かな。」と家内に言ったところ、「16時販売にちょうど間に合うので私たちも並びましょう。」と家内の返答、並ぶこと10分で整理券が配られました。「限定50個、一人3個まで。」と店員が言っていたので、一人3個ずつ買えば10数人で打ち切られることになります。希少価値に反応する心理として誰もが最大数を買っていて、我々も例外なく2人分6個をゲットしてしまいました。1個190円。通常のパンにしては高価ですが、なかなか手に入らず偶然に買えたと考えれば安いものだと思います。実家の母や妹夫婦にも御裾分けすることにしました。このメロンパンには、クラウンメロンの大きめな果肉と果肉を包むようにメロンクリームが入っています。パン生地のクセのないモチモチ感とサクッとした大き目の果肉が相俟って確かに美味しいと感じました。それにしてもマスコミの影響力で、今でも入荷早々売り切れるメロンパンですが、マスコミが取り上げなくても、口コミで伝わりそうな美味しさがありました。
2012.08.09 Thursday
今日は夏季休暇2日目をとりました。ただ、夕方から夜にかけて職場で仕事が発生してしまいましたが、ともかく今年も長野県麻績にある彫刻家池田宗弘先生の自宅兼工房「エルミタ」を訪ねることができました。師匠に今日は早めに横浜に戻る旨を伝えて、朝4時に横浜を出ました。国道16号で八王子まで行き、そこから中央高速、長野道を経て、午前9時に「エルミタ」に到着しました。相変わらず「エルミタ」は創作を刺激されるもので溢れていました。池田先生は現在キリスト教に関するモニュメンタルな群像彫刻を制作中で、いずれ長崎県に設置されると言う話を聞きました。自由美術展に出品予定の真鍮による彫刻も制作中でした。70歳を過ぎて今だ現役。声も溌溂としていて話も明快。保存がきく料理を自ら作り、制作の合間に食事を取るそうです。自分も制作が始まると他のことがまるで出来なくなりますが、そこは師匠も同じで、制作を始める前に生活の諸々のことをやるようにしていると言っていました。制作上で自分の内面を突き詰めていく性癖は師匠から教わったものか、もともと自分に備わっていたものか真意はわかりませんが、池田先生と自分が似ていると家内が言っていました。創作に対する弛まぬ意欲はお互い負けじと持っているものかなと思います。今年もいい刺激を頂きました。今後も頑張っていきたいと思います。
2012.08.08 Wednesday
先日、久しぶりに川崎市の生田緑地にある岡本太郎美術館に行きました。駐車場から川崎民家園の前を通って一番奥まった美術館まで歩くうちに休憩をとりたくなり、まず美術館のカフェに入りました。いつぞやのテレビで紹介されていた岡本太郎を表現した「太陽のパルフェ」というスイーツを食べ、今回の目的である「記憶の島」展を見ました。民俗学者宮本常一は日本各地を訪ね、農業を初めとする人々の営みを写真に残し、伝承された文化遺産の調査保存に努めてきた人です。企画展では岡本太郎の土俗的風習を捉えた写真を同時に並べ、2人の視点から日本の原風景を浮かび上がらせるものになっていました。会場には五穀豊穣を願う藁人形や祭礼に使うお面なども展示されていました。そうした土俗的なものに自分は非常に惹かれます。かつては農村や漁村で培った地域特有の風習がありました。私が生まれ育った横浜でも祖祖父や祖父の代に田畑を開墾し、秋には家の軒先で脱穀機を回す風景が見られました。そんな自分の幼児体験があって、自分の中に土俗的な趣向が根を下ろしているのかもしれません。今回の展示を見て懐かしく思えるものばかりではなく、自分がこの世に生を受けていない頃の素朴な日本の風景にも接することができました。失われた風習が多い中で、日本人としての原風景を考えさせられた展覧会でした。
2012.08.07 Tuesday
一日1点ずつポストカード大の平面作品を描いています。RECORD(記録)と称して6年目を迎えています。毎月テーマを決めて、さらに5日間で展開する画面にしています。この方法はその日その日で新たにイメージを捻り出すことが少なく、連続した中で作品を作れるので最近はずっと同じ方法でやっているのです。普段の仕事の多忙さを言い訳にしている面もあります。あと数年で自分は定年を迎えるので、その時にはRECORDの展開方法を見直そうと考えています。今月のテーマを「螺旋」にしました。「螺旋」は過去のRECORDにも別のテーマで登場しています。上昇するイメージが今月には相応しいと思います。余裕があれば色彩に工夫を凝らしたいと考えていますが、具体的にどうするという手段は未だ模索の域を出ません。ただ、緩慢にならないようにしたいと思っています。毎月テーマを決めて日々RECORDを作っていると、展覧会等で同じ要素を持った作品に出会い、ハッとする時があります。風景や自然の織り成す現象でも同じことが起こります。これは毎月拘り続けるものが脳裏にあって、そこに眼に見えたものが敏感に働きかけていくのだと思います。そうしたことでもRECORDをやっていく意義があるように思えます。今月も頑張ります。
2012.08.06 Monday
村山知義という芸術家を自分がいつ知ったのか定かではありませんが、自宅の書棚に村山知義著の構成主義に関する書物があるので、随分前に知っていたことになります。ただし、この書物はいまだ読んでおらず、そのためこの革新的な芸術家の名前を記憶に留めていないのかもしれません。先日、東京砧にある世田谷美術館で村山知義を回顧する「村山知義の宇宙」展があり、ここでようやく村山ワールドに触れて、その全貌を知ることができました。実は神奈川県立近代美術館葉山館で同展が開催されていた時期に行ってみたかった展覧会なのでした。と言うのは村山知義は1922年にドイツのベルリンに出かけ、そこでダダを初めとする前衛的な芸術運動に触れた人で、帰国後にジャンルを横断する創作活動を展開しているからです。この20世紀初頭のドイツはカンディンスキー等の表現主義から抽象にいたる先鋭的な芸術家が活躍していた時代で、自分が最も興味関心を抱いている時代です。そこを体現した日本人が帰国してから造形や詩文、演劇や舞踏といったジャンルに囚われない活動を試みたことは現在から振り返れば必然と考えますが、当時としては世相的にはまるで受け入れられないものであったろうと思います。展覧会の題名になっている「すべての僕が沸騰する」とは、どんな意味があるのか、「すべての僕の情熱と思索と小唄と哲学と絶望と病気とは表現を求めようとして具象されようとして沸騰する」と図録にあります。あらゆる価値の変換を求めて闘った村山知義という存在を今一歩踏み込んで理解してみたいという意欲に駆られます。自宅の書棚にある村山著による「現在の芸術と未来の芸術」「構成派研究」の2冊セットを近々読んでみるつもりです。