2012.04.17 Tuesday
今日は仕事帰りに久しぶりに夜の工房へ行きました。夜9時という時間帯でしたが、昨日作業した「発掘~混在~」のドリッピングを再確認するために工房へ行ったのでした。飛び散った油絵の具のさまざまな色彩がそれぞれ主張しているようで、色彩だけで考えるなら作品は混乱の中にあると言ったほうが相応しいように思えました。夜の照明で浮かび上がる色彩の渦は、どこも強調されているため全体では没個性的にも見えました。ここからさらに油絵の具を霧状に散らす技法を施し、画面に強弱をつけていきます。これは次の週末に行います。夜の工房には独特の雰囲気が漂います。昼間ですら非日常空間である工房は、夜になると益々深みを増して厳しい空気が支配しています。そんな雰囲気も制作には必要です。職場の負担が少ない日には、夜の工房で制作を行いたいと思っています。
2012.04.16 Monday
今日は日曜出勤の代休です。職場を休んで朝から工房に行きました。先日油絵の具による下塗りが出来上がった「発掘~混在~」の次の段階に入りました。畳大のボックス6点を並べて、さまざまな油絵の具の色でドリッピングを行いました。ドリッピングは絵の具を滴らせる技法で、画面に描画道具は一切触れません。カップに溶いた絵の具を画面に降りかけるのです。ゴム手袋をはめた手で行います。偶然の効果を期待しているように見えますが、実際は全て計算していて、色彩計画を一応頭で描いた上でダイレクトに絵の具を散らせます。床の上に工事用シートを置き、その上に作品を並べて作業をするのです。いわゆるアクション・ペインティングです。骨の折れる肉体労働ですが、楽しさ百倍で時間があっという間に過ぎていきます。画面は次第に混乱し、飛び散った絵の具が凄まじさを増していきます。どんどんやってしまいたくなるところをちょっとセーブして、初めのイメージに立ち戻り、どこで作業を中断するかを考えます。今日は夕方まで作業をしたところで、一旦放置することにしました。また来週末。再度ドリッピングされた画面を確認したいと思います。
2012.04.15 Sunday
新しい職場での初めての休日出勤日です。休日出勤は年間で何回かありますが、今までの職場では土曜が一般的でした。場所が変われば出勤日も変わります。ちょうど昨日の作業で油絵の具の下塗りをして、一日放置して乾かせることが出来て、今日の出勤は都合が良いと思いました。明日は今日の分の代休になります。明日は職場を休ませていただいて、油絵の具によるドリッピングを行う予定です。どんな色彩を散らそうか、もう一度初めの頃のイメージを思い起こしながらやっていきたいと思います。そんなことを考えていると今日の出勤も苦ではなくなります。
2012.04.14 Saturday
6畳大の「発掘~混在~」に、先日まで砂マチエールを施し、さらに油絵の具を染み込ませる作業を続けていましたが、ようやく油絵の具の下地の完成まで辿り着きました。これは絵画的な仕事で、ちょうどキャンバスに下地を作るように、6つのボックスに下地の色を塗ったわけです。ここから絵画としての創作になります。次回の作業はドリッピングです。最近、東京で回顧展を行った故アメリカ人画家ジャクソン・ポロックのアクションペインティングの流用です。油絵の具を画面に滴らせたり、叩きつけたりして描写とは異なる表現、つまり風化して索漠となった画面を作るのです。骨の折れる仕事ですが、今までの工程とは比べ物にならない楽しさがあってワクワク感があります。画面の上に陶彫部品を置き、ところによっては色彩との調和を求め、ところによっては反発する要素を盛り込みます。この最後の過程如何によって作品の良し悪しが決まります。何度も色を散らせ複数の色の重なる効果を見ながら、立体と平面双方から求めるイメージを探っていきます。いよいよ「発掘~混在~」は完成に向けて佳境に入ります。
2012.04.13 Friday
家内は高校時代の友人たちと新宿御苑に花見に行きました。私は職場から銀行に出かけた際、花びらがちらほらしている満開の桜を見ました。横浜駅周辺にある職場にも桜の木があります。自宅の近くには横浜でも有名な桜山があって、週末には花見客で賑わっています。この時季だけは桜があちらこちらで自己主張しています。春到来の陽気になり、こんな日はゆっくり花見をしたいと思っても、年度当初の多忙さで春を味わう暇がありません。毎年春はやってくると自分に言い聞かせて過ごしていますが、昨年あった未曾有の大震災を思えば、来年も桜を愛でられる環境であってほしいと願うばかりです。明日は週末。工房のある植木畑の桜を横目で見つつ制作に追われる一日になりそうです。