Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 奄美大島旅行企画
    家内の亡母は奄美大島出身で、旧姓を「量」と言います。嘉徳という村で生まれたそうです。奄美大島の地図で見ると、南端の古仁屋港の近くに嘉徳があります。奄美大島は義母からいろいろなことを聞かされていましたが、自分はやはり日本画家の田中一村が気になる存在です。かつてNHKの番組で紹介された時は、その構成の新しさに度肝を抜かれました。今月の終わりに奄美大島に行こうと計画しています。沖縄に比べると地味な印象を持ちますが、奄美大島には独特な風情があります。公務や創作に追われる日常の中で、自分の感受性を高めるための投資だと思っています。直接創作に反映することはないかもしれませんが、そこで出会う光や陰、空気、自然や風物を自分の中に取り込んできたいと考えています。             Yutaka Aihara.com
    曲面の追求を感じる時
    マルセル・デユシャンの「泉」とは別の意味で便器の曲面に美しさを感じる時があります。便器をオブジェとして扱うというコンセプトとは違い、もっと単純な感覚です。最近リニューアルした我が家の風呂も、すべて曲面で作られていて、その滑らかさに癒しを感じてしまいます。自家用車も同様です。米国製のPTクルーザーはクラシックなスタイルで大変気に入っていますが、これも曲面ばかりのデザインです。自分の作品も、曲面や曲線を使うときの方が自由さが増す分、ちょっとした手馴れで緊張感のない退屈なものになってしまいます。直線の方が制約される分、失敗が少ないと思います。曲面はより美しく感じられるところを目指して追求されるべきで、そうした作り手の感覚と使い手(鑑賞も含めて)の感覚が一致した時に、その美しさを極めるものだと考えます。                      Yutaka Aihara.com
    骨のカタチとイメージ
    HPの「OTHER」の中に、「骨の箸置き」と題した作品があります。自分にとっては今のところ唯一の小品です。イメージしたものは恐竜の骨の一部でした。骨は見方によっては大変美しいカタチをしています。骨は人間を初め多種多様な動物の身体を支え、しかも効率よく動かす構造体であるから、その自然が計算したカタチには無駄がありません。イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアは骨をイメージして作品にしています。我が師匠の池田宗弘先生も魚の骨を真鍮で作っています。骨の美しさは彫刻家が一番よく知っています。自分も骨をテーマにしたシリーズをやってみたいと考えています。「OTHER」のページの充実を図るためにも、骨をイメージした日用品に取り組むつもりです。                        Yutaka Aihara.com
    「発掘〜遺構〜」運搬
    昨日準備しておいた「発掘〜遺構〜」を、今日は撮影場所まで運搬しました。昨日に続いて手伝いが居ないので、額に汗してレンタルトラックで3往復しました。台座はまだ出来ておらず、鉄製のスタンドを仮の台座としました。台座は現在制作中の「構築〜起源〜」の一部を使うつもりでいます。「発掘〜遺構〜」はひとつひとつの部品が大きく、また重いので箱は木箱にしてあります。ダンボールでは壊れてしまう心配があります。「発掘〜遺構〜」は混在した都市空間をパノラマのように展開する作品です。その都市空間を見る人の視点に合わせたいので高さ90センチほどの台座が必要なのです。昨日からきつい仕事ばかりで身体がヘトヘトです。明日からの公務に差しさわりがあるかもしれないと思うほどです。             Yutaka Aihara.com
    「発掘〜遺構〜」準備開始
    今年7月に予定している個展に出品する「発掘〜遺構〜」は6畳大のスペースを必要とする今までで一番大きな作品です。集合体で構成されているので、部品を梱包した箱がまるで引越し荷物のように自宅の車庫を占領しています。20日にカメラマンが来て撮影をするので、今日は部品を倉庫から出し、それぞれの番号確認や撮影場所に運搬するための準備を行いました。今日は手伝ってくれる学生が一人も居なかったので、自分一人で倉庫から自宅の車庫まで多くの箱を運ばなければなりませんでした。たちまち身体中の筋肉が悲鳴を上げてしまいました。おまけに今日は陽気が暖かったので、夏の時期のように額から汗が流れだし、Tシャツを何枚も替えました。彫刻は身体が頑丈でないと出来ない創作だなとつくづく思います。明日はこれを撮影場所に運搬します。トラックをレンタルしています。明日も元気を出さなければならない一日になりそうです。                  Yutaka Aihara.com