2010.08.10 Tuesday
今日の午前中、出張先で初任者グループによるディスカッションの助言を行ってきました。これから横浜市を支えてくれる人たちに期待する意味をこめて自分も微力ながらサポートしていこうと考えています。午後は職場に行かず、休みをもらいました。明日から続けて丸3日間の夏季休暇に入ります。今までの夏の休日は工房にいるか美術館に行くかどちらかの選択で過ごしてきました。昨年は越後妻有トリエンナーレを見に新潟県に出かけました。今年はどうするか、どこかへ出かけないとリフレッシュできないので、いきなり思い立って飛騨高山方面に行くことに決めました。飛騨高山はかつて行ったことがあります。久しぶりに風情ある保存地区を見てみたいと思ったからです。美術を離れて旅行に出るのも久しぶりです。お盆の時期に入り、また台風も近づいていて、あまりいい条件とは言えませんが、職場や工房を離れるだけでも気分転換になると思います。もうひとつ例年と違う点は、飼い猫を動物病院に預ける手間があることです。
2010.08.09 Monday
先日、千葉市立美術館に「MASKS-仮の面」展を見に行き、改めて自分の仮面好きを認識しました。どうして自分はこんなに仮面が好きなのか、人間や動物の表情を戯画化したものにユーモアを見出したのか、原始的で民族的なものに造形的な生命力を感じたのか、さまざまな要素が絡まって自分の趣味趣向が形成されているのだと思っています。そもそも仮面の起源は、宗教的な儀礼から演劇や舞踏へ発展していったものと考えられます。自然に対して無力だった古代の人々は、超俗なモノによって邪悪から己を守ってきました。人が通常ではない超俗な世界を獲得するための装置が仮面だったのではないかと思われます。世界各地の仮面を見ると、その民族性や神々の多様性が見て取れて、自分にはプリミティヴで豊かな人間集団が感じ取れて、そこに思わず魅せられてしまうのです。自分とは違う自分になりたいという欲求は現在でもあります。仮面が古代の信仰から離れて、現代でも美術的演劇的な世界に登場していることに自分は大変興味があります。自分には仮面劇を創造したい願望があります。そんなことを思い起こさせる展覧会でした。
2010.08.08 Sunday
昨日、土錬機の分解掃除をしたので、今日はさっそく新作用の土を練りました。やはり土はいいなぁと思いました。自分には陶彫が合っていると感じます。イメージも崩れかけた幾何形体のようなものが出てきています。これを他の素材で作ることは難しいと思います。また来年の夏に向けて陶彫の第一歩を始めることになります。本来なら陶彫で雛型を作りたいところですが、ウィークディは公務員という身分なので時間が足りず、今回も雛型はやらずにいきなり本制作に入ります。陶彫は当然粘土による制作なので可塑性があります。少し乾いてから表面を磨くこともできます。自分が調合している陶土は鉄のような風合いがでますが、鉄より軽く細工も自由です。割れたカタチは鉄では巧く表現できませんが、陶彫なら容易です。こんなメリットがあって陶彫を作り続けていると言えます。ただし、陶土は時間との戦いで、長い時間放置しておくと使いものになりません。今日から土練りを開始したので、これから時間を見ながら、そして陶土の乾燥具合を見ながら制作をしていきます。
2010.08.07 Saturday
今年の春に「構築~瓦礫~」が完成し、図録撮影やら個展出品を行いました。「構築~瓦礫~」の陶彫部品の窯出し以来、土錬機は使わずにいました。土錬機の中に陶土が残っていたのでビニールで密閉していましたが、やはり時間が経ちすぎていたのと、夏の暑さのため、土錬機内の残土が固まってしまいました。新作を始めるにあたって今日はまず土錬機の分解掃除を行いました。自分の持っている土錬機は作りが単純なのでメンテナンスは簡単です。工房は今日も暑く汗が滴ってきましたが、工具の管理だけは時間を割いてやりたいと思って半日かけて行いました。こんな状態では念願の真空土錬機は扱えるはずがありません。週末だけの作業が続く現状なら、いつもどおり単純な土錬機にかけて、そのあとは手で菊練りをして成形しようと思います。新作に使う陶土を作るのは明日からになりそうです。
2010.08.06 Friday
一日1枚ポストカード大の平面作品を作っているRECORD。その時の意欲がどうであれ気分が乗る乗らないに関わらず、とにかく一日1枚の課題をずっとやってきています。いつからか月ごとのテーマを決めるようになり、その中で5日間で展開できるような表現方法を考えるようになりました。一日ごとに新たにイメージを考えるよりは、初日から5日目を目指して展開するような継続したイメージがあった方がよいと思ったのです。今月のテーマは「増殖する」に決めました。比較的イメージしやすいテーマかなと思っていますが、果たしてどうでしょうか。日によっては上手くいかない時や、難なく過ぎてしまう時もあります。懲りずに続けることが大切と思い直して、今月もやっていきます。