Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 骨のカタチとイメージ
    HPの「OTHER」の中に、「骨の箸置き」と題した作品があります。自分にとっては今のところ唯一の小品です。イメージしたものは恐竜の骨の一部でした。骨は見方によっては大変美しいカタチをしています。骨は人間を初め多種多様な動物の身体を支え、しかも効率よく動かす構造体であるから、その自然が計算したカタチには無駄がありません。イギリスの彫刻家ヘンリー・ムアは骨をイメージして作品にしています。我が師匠の池田宗弘先生も魚の骨を真鍮で作っています。骨の美しさは彫刻家が一番よく知っています。自分も骨をテーマにしたシリーズをやってみたいと考えています。「OTHER」のページの充実を図るためにも、骨をイメージした日用品に取り組むつもりです。                        Yutaka Aihara.com
    「発掘〜遺構〜」運搬
    昨日準備しておいた「発掘〜遺構〜」を、今日は撮影場所まで運搬しました。昨日に続いて手伝いが居ないので、額に汗してレンタルトラックで3往復しました。台座はまだ出来ておらず、鉄製のスタンドを仮の台座としました。台座は現在制作中の「構築〜起源〜」の一部を使うつもりでいます。「発掘〜遺構〜」はひとつひとつの部品が大きく、また重いので箱は木箱にしてあります。ダンボールでは壊れてしまう心配があります。「発掘〜遺構〜」は混在した都市空間をパノラマのように展開する作品です。その都市空間を見る人の視点に合わせたいので高さ90センチほどの台座が必要なのです。昨日からきつい仕事ばかりで身体がヘトヘトです。明日からの公務に差しさわりがあるかもしれないと思うほどです。             Yutaka Aihara.com
    「発掘〜遺構〜」準備開始
    今年7月に予定している個展に出品する「発掘〜遺構〜」は6畳大のスペースを必要とする今までで一番大きな作品です。集合体で構成されているので、部品を梱包した箱がまるで引越し荷物のように自宅の車庫を占領しています。20日にカメラマンが来て撮影をするので、今日は部品を倉庫から出し、それぞれの番号確認や撮影場所に運搬するための準備を行いました。今日は手伝ってくれる学生が一人も居なかったので、自分一人で倉庫から自宅の車庫まで多くの箱を運ばなければなりませんでした。たちまち身体中の筋肉が悲鳴を上げてしまいました。おまけに今日は陽気が暖かったので、夏の時期のように額から汗が流れだし、Tシャツを何枚も替えました。彫刻は身体が頑丈でないと出来ない創作だなとつくづく思います。明日はこれを撮影場所に運搬します。トラックをレンタルしています。明日も元気を出さなければならない一日になりそうです。                  Yutaka Aihara.com
    ぼんやりした時間
    公務に創作、あれもこれも忙しくて、ぼんやりと過ごす時間がありません。眠る前のひと時がホッとできる時間帯です。この日課としているブログを書き終えれば寝ていいと自分に言い聞かせています。それでも夜になって、まだブログもRECORDも描けていないのに思考が停止してしまう時があります。ぼんやりした時間を過ごす気持ちよさに、仕事をやる元気が負けてしまい、うつらうつらしてしまうのです。今もちょうど11時近くになって、思考が途切れそうです。明日は週末です。そろそろ図録のための撮影が近づいていて、その準備に追われる一日になりそうです。暖かくなってきた春の陽気のせいで、身体がだるく感じられますが、週末は再び身体と心に鞭を打って頑張ろうと思っています。                    Yutaka Aihara.com
    ヴェニスの路地散策
    閉塞感のある空間の面白さは路地にあると思います。その中でもとりわけ楽しい街はヴェニスでしょう。滞欧時代に数回訪れたことのあるお気に入りの街です。何と言っても迷路のように入り組んだ路地を歩くと、舞台に出てくるような広場が現れ、運河の橋も現れ、お洒落な商店があったりします。巨大な野外彫刻の中を歩き回る感覚です。壁の色も剥げ落ちて、いい感じになっています。水の都とは言いますが、自分にとってヴェニスはまさに路地の都、迷路の回廊、都市というタイトルのついたオープンギャラリーなのです。上を見ると石造りの建物に切り取られた空がぽっかりしていて、街の閉塞感を忘れさせてくれます。石畳のデコボコ感はゆっくりした散歩にちょうどいいのです。また夜の路地は郷愁に満ちて、ヒタヒタという水音とともに不思議な空間に誘ってくれます。                   Yutaka Aihara.com