Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 横浜の「絹谷幸二展」
    地元横浜のデパートで「絹谷幸二展」が開催されているので見てきました。独特な色彩はますます冴えわたり、補色同士のぶつかり、構成のメリハリが圧倒的な力で迫ってきました。絹谷絵画は、日本人好みの肌理が細かく渋く地味な絵画という概念をひっくり返した世界で、明るい太陽に照らされたカーニバルのような絢爛たる絵画です。最近の「祭り」のシリーズにも奔放な色彩が施され、絹谷絵画らしさが面目躍如としていました。自分もこのくらい強烈な色彩が使えたらいいなと思いつつ、会場をぐるりと回りました。見終わった印象は、たくさんの色彩を使っていながら、不思議と不自然さは感じられず、むしろしっとりとした感じが残りました。色彩が作者によって巧くコントロールされ、心地よい色面構成を作っていたせいかもしれません。
    下野昇リサイタルに寄せて
    声楽家下野昇は家内の叔父です。ちょうど家内と付き合いだした大学4年生の頃、初めて東京文化会館でのリサイタルに連れて行かれ、声量の凄さに驚いたことを覚えています。その頃、叔父は小沢征爾指揮によるオペラに出演もしていて雲の上の存在でした。家内と一緒になってから幾度となくリサイタルに招かれ、その度に豊かな表現力に声援を送ってきました。今年73歳の叔父は横浜市青葉台のホールでリサイタルを行い、昔と変わらぬ声量に驚かされ、またその声量に支えられた歌心に鳥肌が立ちました。自分の創作活動も叔父のようにずっと豊かな表現力を持っていたいとつくづく思いました。ピアノ伴奏した河原忠之氏の技量も特筆すべきものがありました。決して歌より表に出ない伴奏でありながら、その音の表情は雄弁そのもので伴奏に聴き惚れてしまいました。ギャラリーで発表する自分の作品にも言えることですが、こうした場所に客を呼ぶ以上は、来てよかったと思えるものを提供すべきと感じました。                       Yutaka Aihara.com
    RECORDシーズン2アップ
    昨年の2月からRECORDの2年目のシーズンが始まって、今年の1月に完了しました。とりあえず2月分と3月分をホームページにアップしましたのでご覧ください。2月は三角形を、3月は正方形をそれぞれ基本にした構成的な作品を作りました。ずっとポストカード大の平面作品を作り続けていますが、3月は奄美大島に行った記念に、そこで購入した大島紬の生地を使ったRECORDにしています。RECORD(記録)というタイトル通りに旅先で仕入れた素材を使って、思い出を封じ込めるようにしています。なお、ホームページにはこの文章の最後にあるアドレスをクリックしていただけると入れます。よろしくお願いいたします。Yutaka Aihara.com
    とりあえず格子文様
    先月や今月のRECORDで格子文様をやっているためか、立体作品にも格子文様が登場してしまいます。イメージが格子に囚われていると言っても過言ではありません。格子は美しいと感じたことが頭の中で繰り返され、何か作ろうとしても、とりあえず格子を描いてみるという按配です。今制作している陶彫の土台部分は週末にあれこれエスキースを繰り返して、結局は格子文様が波打っているレリーフに落ち着きました。とりあえず格子文様をエスキースの途中からやってみた結果、やっぱりこれでいこうということにしたのです。格子文様を使えば、きっといいものが出来ると信じていて、イメージを捉えやすいのです。初めに考えていたレリーフは一体なんだったのか、日曜日の午前中いっぱい使った時間は無駄だったのか、でもエスキースで試したカタチのあれこれを、自分としては徒労に終わったとは思わず、格子文様の美しさを時間をかけて再確認したと思うことにしました。      Yutaka Aihara.com
    バイオリズムと作業
    いつぞやブログに書いた記憶がありますが、今日は一日のバイオリズムを考えながら過ごしました。丸一日自分のために時間が使える日は貴重な一日で、とことん作業をやっていたいのですが、気分や集中力に限界があって、思ったようには出来ません。創作行為はとくに感情に左右されるところがあって、気持ちが入るまでに時間がかかります。午前9時から作業を始めて、集中力が増すのが11時くらい。昼食後は午後1時から始めて、3時くらいにもう一度ヤマ場が来ると感じました。夏に制作を集中してやっている時も同じような具合だったと思います。また、彫刻だけではなく、別の作業を始めると集中力が再燃します。木を彫ったり土を練ったりする行為と、平面に絵の具で描く行為は別の世界で、新たなバイオリズムがあるように思えます。作業を変えながら複数の技法を同時にやっていくのがいいのではないかと思いました。                           Yutaka Aihara.com