Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 夜明けの時間帯
    季節が春めいてきたと感じるのは朝の時間帯です。自分は勤務が早い時間から始まるので、5時半頃に起床して6時には家を出ます。この時季は朝起きるのがつらくて寝床にずっといたい誘惑に襲われます。意を決して起床して、今日一日をイメージしながら朝食に向います。春めいたと思うのはそんなことをしている時間帯に周囲が明るくなっていることに気づいた時です。真冬はまだ夜明け前で真っ暗でした。起床のつらさを通り越すと、職場に向う朝の光景に身が引き締まる思いがします。まだ完全に覚めやらぬ眼で眺める人の雑踏も結構気に入っている風景なのです。あるいは自分は朝型人間なのかもしれません。今の仕事を退職したら、朝の時間帯に制作しようと今から思っています。                          Yutaka Aihara.com
    見えない部分の造形
    絵画と異なり彫刻は四方八方、つまり360度どこからでも鑑賞できます。作品に裏側がないと言っても構わないと思います。加えて陶彫はたたら状(板状)にした面で囲んで立体にするため内側も作品の部分となります。陶彫は面で構成された彫刻のひとつです。ましてや自分の作品は穴が多数開いているため内側が見えるのです。厚板で作っている土台も穴があるため内側が見えます。見える見えないは別として、自分は見えない部分も造形しています。そこがディスプレイとは異なるところかなと思います。彫刻は作品の見え方よりも立体としての考え方を鑑賞者に提示していると自分は考えています。今日の作業はその見えない部分の制作をしていました。実際の展示では隠れてしまうところです。時間をかけて見せない細工を丹念に行った一日でした。                              Yutaka Aihara.com
    慌しい時間の中で…
    制作三昧の週末がやってきました。ブログを読んでくださっている方から「大変そうですね」と声をかけられています。ご心配いただき有難うございます。毎日書いているブログなので、つい目先のことばかり話題にしてしまいますが、今は気持ちが張りつめている状態がずっと続いていて、週末を待ち焦がれるように制作に没頭しています。土台に砂マチエールを貼っているのが現在の作業内容で、現段階ではボランティア学生を頼まなくても一人で何とかやれるかなと思っています。22日の図録撮影には完全でなくても間に合いそうな見通しです。完全ではないというのは制作中の陶彫作品に照明器具を仕込まなければならないのですが、そこまで手が回りそうもないと思っているのです。そうこうしているうち砂の硬化剤が足りなくなり、店に注文したりして時間が瞬く間に過ぎていきました。来週末にひとまずカタチになるだろうと予想を立てていますが、何が起こるかわかりません。この綱渡りのような慌しい制作工程が、自分としては結構好きなのかもしれません。Yutaka Aihara.com
    3月のRECORD
    RECORDとは、一日1点のペースでポストカード大の平面作品を作り続けているシリーズの総称です。3年目になっても毎日作り続けています。3月のテーマも先月に続いて格子模様です。ただし、先月と異なるのは格子のマス目を大きくしています。色彩を多く使ってカラフルな世界になっています。前のシーズンに比べると作品の自由度を少なくして、あえてパターン化しているところがあります。同じカタチを繰り返すというコンセプトは、当初心配していた慢性化は少なく、むしろ不自由な中で新鮮な空間を見つけ出す効果があります。否が応でもまとまってしまう狭空間の中で、どうしたら大きく快い空間を得ることができるか、この課題にいつも真っ向から取り組んでいる感じです。最初のシーズンや昨年のシーズンは自分のホームページ上でみることができます。ブログの最後にあるアドレスをクリックしていただけるとホームページに入ることが出来ます。             Yutaka Aihara.com
    初期の油彩画について
    ヨーロッパ生活から帰国した1985年から、その頃はまだ技術が覚束無い陶芸と併行して油彩画をやっていました。これを初期とよんでいいのかどうかわかりませんが、現在の陶彫作品の前にやっていた作品なので、初期と考えることにしました。その頃は画布に砂を硬化剤で貼った上から油絵の具を塗り、土肌のような鉄錆のようなマチエールを作っていました。描くものは古い機械の一部であったり歯車であったりして、現代美術とはまるで縁のないことをやっていました。ヨーロッパで見てきた表現主義やアールデコの要素を取り入れて、自分なりにやってみたいことをやっていた感じでした。これがいづれ陶の立体になると目論んでいたので、ほとんどの油彩画は未発表です。それらは今も倉庫の奥に埃まみれで眠っています。現在の陶彫や木彫作品が存在するのはこうした初期の作品があるからこそと考えています。 Yutaka Aihara.com