Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • ダビンチの発明品
    東京国立博物館で開催している「レオナルド・ダビンチ〜天才の実像〜」展では「受胎告知」のみならず、平成館でやっているダビンチの考えた法則や発明品には夢があってとても楽しめます。画家として活躍する一方、様々なことを考え、実行していたことを思うと、天才ダビンチの天才たる所以が見えてきて驚くばかりです。この多面性をもった巨匠の足跡は私たちに多くの遺産を残してくれました。とくに私が面白かったのは空を飛ぶ装置で、リアルではないところが気に入りました。
    「受胎告知」を観て
    東京に出るついでに上野まで足を伸ばし、レオナルド=ダビンチの「受胎告知」を観てきました。金曜日は夜8時まで開館しているとの情報で、遅い時間に国立博物館に行ったものの、やはり人で溢れていました。でも充分時間を取って観ることが出来て、「受胎告知」を堪能しました。何とクリアな画面でしょうか。修復をしているようですが、細部の描きこみには目を奪われました。全体を捉えた空気遠近法では、霞んで見える風景も近づくとしっかり描きこんでいて目を見張ります。ダビンチ20歳の頃の瑞々しさと硬さ、緻密な描写力と確固たる構成力に天才の片鱗が見えていました。ダビンチが思考したり試みたりした諸々も併せて展示されていました。表現の幅に驚嘆するばかりです。
    青葉若葉の季節
    桜が散って葉桜になりました。職場に出かける道すがら、いくつもの街路樹があって青葉若葉が美しく映えています。花粉症もだいぶ楽になりました。ランニングや散歩をする人を横目に見ながら、多忙をきわめる職場に直行しています。外を眺める余裕もなく朝から晩までパソコンの前にいます。年度当初の慌しい時期が過ぎれば、少しは外を眺めて季節感を満喫できるのでしょうが、今はそういうわけにもいきません。作品のイメージは心の中にわだかまり、土を捏ねたり木を彫る行為がやりたくて、それがまるで生理現象のように心に押し寄せてきます。週末はいよいよ新作を始めなければ心身のバランスを失いそうです。もっとも青葉若葉の季節は自分にとって創作意欲が湧く季節なのです。
    「球体都市」に寄せられた評
    「球体都市群が何とも言えない楽しい雰囲気を醸し出していました。全ての究極は球体なのでしょうか。無限の方向と可能性を秘めていて、常に回帰する。不思議な世界ですから。(以下略)」といった手紙を知人からいただきました。個展に来ていただいたお礼状には、この「球体都市」群を使わせていただこうと思っています。いつも撮影してくださるカメラマンが淡い感じに「球体都市」をアレンジしてくれています。その「球体都市」に身に余る評をいただき、本当に嬉しい限りです。円錐やピラミッドも自分の作品要素にはあるのですが、やはり球体が一番面白いと思っています。構造が展開していくなら立方体、幾何的要素だけでなく生命などの有機的要素を考えるなら球体と思っているのです。
    球体都市について
    先日終わった個展には8点の単体の陶彫を出品していました。昨年は10点あって1点が売れ、今回も1点売れています。10数万円から数万円という手ごろな価格なので、売れ筋の作品です。大きな作品は250万円から400万円なので、個人で購入するには少々無理があると思います。おまけに集合彫刻なので組み立てるにも手間暇かかり、やはりこれは展示だけで、終われば解体されて倉庫にいってしまう作品です。単体の陶彫は、すべて「球体都市」と名づけています。サッカーボール大の作品で、抽象的な文様を刻んでいます。半球のものや球体の中にもうひとつ形体を覗かせているものもあります。「球体都市」は全部で40個あります。単純に言えば個展4回分です。いつも集合彫刻ばかり作っているので、併行して単体のバリエーションをどのくらい展開できるかを試みた作品なのです。