Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 代休 成形&加飾&焼成
    今日は休日出勤日の代休で、貴重な一日になりました。朝8時から昨日準備したタタラを使って、4点目の根の陶彫部品の成形を行ないました。4点目の成形は約3時間かかりました。その次に前に作っておいた3点目の陶彫部品に彫り込み加飾を施しました。これも3時間はかかりましたが、これで今日の作業を終わるわけにはいかず、夕方には乾燥している陶彫部品をヤスリで滑らかにした後、化粧掛けを行い、窯に入れました。新作では2回目の窯入れになりました。この作業には2時間かかりました。合計すると今日は8時間ずっと作業をしたことになりましたが、制作工程の成形、彫り込み加飾、焼成とそれぞれの段階をひとつずつやっていて、なかなかバリエーションに富んだ作業だったなぁと思い返しています。その都度、集中もしていました。昨日もそうでしたが、凌ぎ易い気候のせいか、このところ集中力が増しています。あっという間に時間が過ぎていくので、気持ちが緩むことがありません。寧ろ作業が終了した後で、心身ともに疲労して動けなくなるのです。彫刻はつくづく精神の産物だなぁと思えることは、集中力が緩んだ時に、私の場合は胃腸の具合が悪くなるのです。自分では意識をしていないにも関わらず、陶土に対面している時は前後左右が分からなくなる不思議な緊張状態になってしまうために、身体の調整ができないのです。心理学で言うところのフロー状態とは、これかもしれないと思っているのですが、果たしてどうでしょうか。夜になって家内と母のいる介護施設を訪ねることにしました。腰の骨折で入院していた母は、手術が無事終わり、退院をして元の介護施設に戻っていたのでした。母の穏やかな顔を見たら、私にも元気が甦ってきました。明日からまたウィークディの仕事が始まります。次の週末も頑張ろうと思います。
    週末 いつものように陶彫制作
    昨日が休日出勤日だったため、私の職場は今日と明日を勤務を要しない日にしています。明日は土曜日の代休になります。先月から今月にかけて週末に雑多な用事が入っていましたが、漸く丸2日陶彫制作に充てられる週末を迎えることが出来ました。そこで「いつものように陶彫制作」というタイトルを敢えてつけさせていただきました。しかもこのところめっきり涼しくなってきて、創作活動には絶好の季節になり、心行くまで制作に没頭できました。今日は基礎デッサンを学ぶ若いスタッフもやってきていました。先日出かけた美術大学の芸祭に刺激をもらい、スタッフも私も新たな気持ちで今日の制作を頑張っていました。私は根の陶彫部品の彫り込み加飾を継続してやっていました。床置きの第1ステーションは4点の陶彫部品で構成しますが、その4点からそれぞれ這い出してくる根の陶彫部品を作っているのです。3点目まで成形が終わっていて、彫り込み加飾をやっていましたが、4点目になる成形を行うため、午後から土練りとタタラ作りを始めました。朝から夕方まで陶土に触れている一日は久しぶりで、集中力が増していくのが自覚できました。自分を忘れるほど夢中になれるものがあるのは幸せなことだなぁと実感しました。休憩として近隣のスポーツ施設に水泳に出かけました。集中した気持ちをちょっとクールダウンして、また工房に戻ってきました。再び集中するのに時間がかからず、あっという間に陶彫制作に埋没しました。夕方、スタッフを車で送るときはかなり疲れていましたが、心は満足していました。明日も継続です。
    休日出勤日に思うこと
    毎週末を創作活動に充てている私は、自分の中に一定のリズムが出来ていますが、それでも休日にいろいろな用事があるため、休日出勤に関しては抵抗がありません。寧ろ代休を月曜日に設定しているので、勤務管理のない雑多な用事よりは歓迎出来るところです。休日出勤で有難いのは、他の職場や方面別事務所から連絡がないため、溜まった仕事を片付けられる利点があるところです。整理が苦手な私にとって有効な時間と言えます。来年度人事を考えていると、迷宮に入り込んでしまうので、逆に時間があるのは辛いかなぁとも思いました。創作活動もいくらでも時間があれば良いというものではなく、作品に主張を語らせる思索や表現方法があって、それに向かって集中して制作できれば、自分のイメージ通りの世界が作れると思っています。密度のある時間を過ごすために、自分なりの手枷足枷を課す場合もあります。少なくても私はそうした条件があった方が集中力が増すのです。どうしたら創作の世界に自分を持っていけるのか、私の場合は普段からのトレーニングでしか考えられません。二足の草鞋生活は、社会的に必要とされる昼間の仕事と、社会的ニーズのない創作活動を巧みに組み合わせることで成り立っています。普通に考えれば創作活動を蔑ろにしてしまうところですが、私は物事の優先順位をつける時に思い切った発想をするようにしています。昼間の仕事に押され、また必要とされる昼間の仕事を言い訳にして創作を怠ることがないように、生涯に後悔を残さないために、大きな視野で捉えた結果として創作活動を第一に考えているのです。昼間の仕事は嫌でもやらなければならないものであるならば、自分が生涯を賭けてやりたい創作活動を最優先にすることで、二足の草鞋生活のバランスが取れるのです。余裕のある休日出勤日に思うこと、それは現在の仕事と週末の創作活動の兼ね合いをどうとっていくか、暫し立ち止まって考えることが出来たことです。
    勤務終了後に地元の美術館へ
    一昨日、地元にある横浜美術館で会議を行っていました。神奈川県全土から関係者を集めて開催した大きな会議でしたが、そこでウィークディにも関わらず、美術館の企画展に多くの鑑賞者が来ていたことを知り、私も企画展が見たくなっていました。会議中に抜け出して見に行くことは、主催者側の人間としてさすがに不可能でしたが、日を改めて行こうと決めていました。多くの美術館は金曜日に夜間延長があって、仕事帰りに立ち寄ることが出来ます。横浜美術館も例外ではなく、夜8時まで開館していて有難いなぁと思っています。週末に陶彫制作をしている私にとって、勤務時間終了後に人気の展覧会に立ち寄ることが出来るのは、本当に良い機会を与えてもらっていると感じています。今晩、勤務時間終了後に横浜美術館で開催中の「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」展に行ってきました。やはり夜間は鑑賞者もまばらで、ゆっくりと鑑賞することが出来ました。同展は印象派が中心ですが、現在通勤中に読んでいる「モディリアーニ 夢を守りつづけたボヘミアン」(ジューン・ローズ著 宮下規久朗・橋本啓子訳 西村書店)に登場する画家たちの作品が、オランジュリー美術館からやってきていたので、興味を持って見ることができました。モディリアーニも数点の油絵が来日していましたが、本展の目玉は何と言ってもルノワールだったと思いました。詳しい感想は後日改めます。日本人は本当に印象派が好きなようで、現代アートに比べるとさまざまな年齢の人が訪れていました。仕事の後で、瀟洒な未来都市であるみなとみらい地区にある横浜美術館に来るのは、何と贅沢なことか、美術館を出るとイルミネーションが輝いていて、観覧車も美しく彩られていて、夜の散策には絶好の場所だなぁと思いました。これで明日は週末の制作に突入できれば最高なのですが、明日は私の職場では休日出勤日に設定していて、通常通りの仕事が待っているのです。やれやれ。週末の制作はちょっとお預けで、もう一日仕事に頑張ろうと思います。
    窯出しの夜に思うこと
    月曜日の夕方に新作第1号となる大きめの陶彫部品を窯に入れました。毎年やっている制作工程最後の作業ですが、同じ作業にも関わらず毎回緊張をしてしまいます。3日間陶彫部品を窯に入れ放しにして、今晩窯出しをしました。焼成中は毎朝出勤前に工房に行って、窯の温度を確認していました。私が所有しているのは電気窯で、温度が自動調整されているため、焼成中はずっと窯を見ていなくても大丈夫なのです。二足の草鞋生活を送っている私は、薪窯やガス窯のように温度調節が常に必要な窯は持てません。茨木県笠間に住む友人が窯内のゼーゲルコーンを見ながら一晩中温度調節をしている様子を見て、羨ましいなぁと思ったことがありました。また、酸化と還元を使い分ける手法にも私は憧れを持っています。私は自作では釉掛けをしません。昔、釉薬のテストピースを作る実験をしたことがあったので、ほんの僅かな釉薬が工房に置いてありますが、20年間まったく使っていません。釉掛けをしないのは陶芸として魅力が半減していますが、私はあくまでも彫刻の素材として陶土を選んでいるので、釉薬や焼成方法には拘りがないのです。私が作る陶彫が陶芸ではないもうひとつの特徴は、窯入れする時の窯内体積を考えずに作品を作ってしまうことです。窯内にはぎっしりと作品を詰めることが経済的にも有効ですが、陶彫は扱いにくい形態をしているので、たった1体で焼成をすることも多々あります。贅沢な窯内空間の使い方をしているなぁと思っていますが、こればかりは効率を考えるより、カタチ優先の陶彫では仕方がないことです。今年も漸く焼成が始まりました。陶彫の醍醐味でもある焼成は、人の手が及ばない工程ですが、それだけに不思議な魅力に惹かれてしまう自分がいるのです。