2011.10.25 Tuesday
現在読んでいる書籍によって自分の思考が様々な方向へ触手を伸ばし、また思考の偏りに対し自然感覚的に自らバランスをとることがあると思っています。「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部公正訳 晶文社刊)は単なるデザインや美術を論じたものではなく、人間の営みそのものが将来どのようになっていくかを見据えた大きな体系的な研究であることは疑う余地もありません。工業デザインを切り口にして、私たちの生活に及ぼすありとあらゆるモノが、時としてマイナス要素をもっていることも具体的に書き記しています。文明の利器のよって生じた利便性とそこに潜む公害。流行に敏感な大衆の心を掴む一過性のデザインが齎した廃棄を繰り返す現状。考えるに工業デザイナーはテクノロジーと結びつき、人間工学の面からもより専門的な知識が求められる職種です。自分が工業デザイナーの道を断念したのも、デザインのもつ社会的責任に正面から向き合えば、自分に無理を強いる結果になりかねないと判断したためでした。自然感覚的なバランスとして、自分の思考は制約の無い自由な世界に向かい、非日常的な造形に辿り着いたのです。当然の成り行きで自分の将来に対する経済的な保障はなくなりましたが…。もう工業デザイナーに未練はありませんが、大衆をターゲットにするデザインなればこそ、その一消費者である自分は、買う立場から商品はしっかりしたものを選びたいと思っています。
2011.10.24 Monday
ただでさえ月曜日はモチベーションが上がりませんが、午後の出張から帰った途端、身体全体がだるくなり、自宅のソファに暫らく横になっていました。筋肉疲労があって脱力状態でした。それでも夜は工房に焼成の温度の確認に行き、近隣のスポーツ施設に水泳をやりに行きました。不思議なもので、工房やスポーツ施設に行っている時は、まるで疲労を感じないで過ごしているのです。仕事から帰った時間はいったい身体にどんな異変が起きたのかよくわかりません。鬱積したメンタルな疲労が一気に出てきたものか、それとも週末の制作で肉体的な疲労も出てきたのでしょうか。水泳をやって帰ったときは疲労をあまり感じることなく、ついさっきまではRECORDを描いていて、今はこのNOTE(ブログ)を書いています。自分には時折こうした脱力感が一気に出てくる時があります。風邪等の体調不良ではないことはわかっています。ひたすら身体を休めたい欲求が出て、身体を横たえていると全身の筋肉が緩んで、だるさが出てくるのです。ちょっとの間休むと楽になるので、基礎体力はある方かなぁと思っています。
2011.10.23 Sunday
このところホームページのリニューアルを進めています。ギャラリーページは完成した作品の抽出画像と全体画像、それにコトバを添えてアップしているページです。作品が増えたため今まで通りのタイトルの羅列ではわかりにくくなり、「発掘」シリーズと「構築」シリーズを分けてアップすることにしました。カーソルをそれぞれのタイトル上に置くと画像が現れますが、画像は次々に変わるようにしてあります。最後に全体画像と作品サイズ・素材が示されます。「発掘」シリーズと「構築」シリーズはバランスよく作っていないので、「発掘」シリーズの方が現在のところ作品数は多めです。まだギャラリーせいほうで未発表の作品も含まれていますが、今後これを発表するかどうかも未定です。今後ともホームページは時期を見計らってリニューアルをしていくつもりです。私のホームページに入るには、左上にある本サイトをクリックしていただければ入れます。ご高覧いただければ幸いです。
2011.10.22 Saturday
火曜日から金曜日まで残業続きだったので、今日は待ち焦がれた週末です。朝から工房で制作をやっていました。若い子が2人工房に来ていました。雨が降ったり止んだりの天候だったので、野外工房で化粧掛けは出来ず、その時間を使って室内で多くの成形仕上げができました。そろそろ垂木によるボックスの補強も考えていて、明日くらいから取り掛かろうかと思っています。朝からたっぷり6時間の制作工程。ウィークディの仕事中には、早く週末になって工房で制作がしたいと思っていましたが、いざその日になってみると制作の厳しさが襲ってきて、なかなか苦しいものがあります。リフレッシュはしているつもりでも、別の頭脳が働いて緊張を強いる場面もあります。創作は気楽に出来るものではないなぁとつくづく思います。ウィークディの仕事より、ある意味では大変かもしれません。明日も制作続行です。
2011.10.21 Friday
このところめっきり寒くなってきて、おまけに職場は大きなイベント準備に追われているため、体調を崩す職員が増えています。私もこの一週間は超過勤務が続いているせいか背中が張って仕方がない状態です。デスクワークばかりなので、1時間ごとに施設内を巡回してリフレッシュしています。一昨日の遅い時間に工房に行って、窯出しと窯入れをしてきましたが、昼間の仕事とはまるで違う雰囲気の中で、軽い緊張を伴う作業は何とも心地よいものでした。「病は気から」という諺がありますが、本当にメンタルなところで支障を感じる日常なので、自分はこうした創作活動に救われていると思います。工房に行くと日常的なしがらみから解放されて、説明のつかない魔性に憑かれて心が浮揚していくようです。気持ちの持ち方ひとつで健康が保てることを実感できる瞬間です。そう思うと創作活動は必要不可欠、自分にとっては生活の基盤を形作る要素なのです。