Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • アフターセブンの過ごし方
    アフターファイブというのは午後5時に勤務が終わって、その後を自分の時間に当てるという意味ですが、自分の仕事は5時では到底終わらず、差し詰めアフターセブンといったところです。朝は7時前から職場に行って仕事をしているので、超過勤務が日常化してしまっています。私たちの組合でも労働改善を望む声は多いのですが、山積する仕事を前に何ともやりきれない気持ちでいます。だから自分はアフターセブンの過ごし方を楽しみながらストレス解消を図っています。近隣のスポーツ施設に行って身体を動かすのが週3日、残りは工房に行くことにしています。平日夜の工房通いは最近始めていますが、心の充足感は何にも代えがたいものです。皺寄せはRECORDにきています。RECORD制作に夜の時間帯が1時間は必要です。そしてこのNOTE(ブログ)にも30分程度かかっています。勤務の関係で朝が早いためNOTEをアップした後はすぐ床につきます。アフターセブンの過ごし方は優雅なリラックスタイムではないなぁとつくづく思います。週末になり工房で過ごす時間に机上に並べたRECORDを見て、日々時間に追われながら作った形跡を感じ取って大きなため息が出ることがあります。いつぞやNOTEに書いた自転車操業。アフターセブンはそれでも楽しいと感じるこの頃です。
    RECORD10月のテーマ
    一日1点ずつ葉書大の平面作品を作っています。総称はRECORD(記録)。RECORDを始めて4年目に入りますが、毎月テーマを決めてやっています。日によっては描きたいものが出る時もありますが、最近はずっと決めたテーマの中で制作しています。今月のテーマは5ミリ幅の線を縦横に並べた柵のような画面を考えてみました。柵に絡むカタチ、または柵そのものが変形する構成、これをベースにして1ヶ月間頑張ってみようと思います。亡父が造園業者で、自分も学生時代に父の手伝いをして、竹を組んで垣根を作った覚えがあります。シュロ縄の縛り方に特徴があって、なかなか覚えられない自分に腹が立ったこともありました。そうした垣根(柵)の美しさが脳裏に仕舞いこまれていて、今月のRECORDに当時の風情が甦ってきているのではないかと思います。今月は柵のイメージをベースにした造形を楽しみたいと思います。
    「生きのびるためのデザイン」再読
    「生きのびるためのデザイン」(ヴィクター・パパネック著 阿部公正訳 晶文社刊)は30年以上も前に購入した書籍です。購入時2300円。デザイン科志望の受験生なら結構読んでいたのではないかと思います。当時は自分も友人と一緒に読み始め、自分は途中で放棄してしまったものです。頁には小さなシミが付いてしまいましたが、埃を指で落として再読を始めました。昔どこまで読んだか忘れてしまって、何となく記憶が残る箇所も多々あります。10代の終わり頃に自分は工業デザイナーになりたいと思っていました。最先端のテクノロジーを使った製品をデザインすることに漠然と憧れていた自分は、ちょうど幼い男の子がカッコいい車に憧れるように、理想的な自分の将来像を夢見ていたように思います。デザインの基礎学習を続けていくうちに、大量生産として効率化を求め、使いやすさを追求するインダストリアルデザインにおいて、自分がその世界でやれるかどうかわからない自己懐疑に陥りました。「生きのびるためのデザイン」にインダストリアルデザインが齎す社会的責任の在りようが書かれています。あるいはその箇所を読んで、デザインの与える社会的影響のことを考えていたのかもしれません。自分がそれほど有能なデザイナーになれるかどうかもわからないのに自意識過剰とも取れる発想で、若かった自分は我執の強さも手伝ってそんなことに思いを巡らせていたように記憶しています。工業デザインから志望を変えることになったのはその直後だったように思います。「生きのびるためのデザイン」を改めて読み直して、思い出した若かりし頃のひとコマでした。
    週末 陶彫成形が佳境
    今日も制作三昧の一日でした。とは言うものの昨日と今日は職場にちょっと顔を出さなければならない用事もありました。それを挽回するかのように長い時間を工房に留まって制作をしました。新作の成形が佳境を迎えています。主だった成形はほど終わっていると考えていますが、もちろん仕上げや化粧掛けや窯入れがあって、ようやく陶彫部品が完成となるのです。一応ブレンドした陶土がなくなったので、今日も土錬機を稼動して陶土の確保はしましたが、これが予備の陶土となる可能性もあります。これからは新作の全体を見据えながら、じっくり作っていこうと思います。工房に来た若い子が10月に入って急に涼しくなってきたので絵が捗ると言っていました。「芸術の秋」と言うのは創作の現場からすると本当に実感としてあるコトバだなぁと思います。また平日夜に彫り込み加飾が出来ればいいのですが…。制作が捗る気候になった今を有効に使いたいと思います。
    10月 創作に没頭する1ヶ月
    10月になりました。秋の気配が濃厚になり工房での作業が捗ります。10月は創作に没頭できる1ヶ月にしたいと思っています。今日はちょうど週末にあたり、この1ヶ月でどのくらい新作を進めるか、工房の床に広がる作品を見ながら考えました。今月で陶彫部品は一応メドをつけて、6個のボックスそれぞれを補強しようと思っています。箱の内側に木枠を設置して、畳大の箱が陶彫の重さで歪まないようにしようと考えます。場合によっては金具を使う必要がありそうです。そんなことに思いを巡らせながら、今日は朝から夕方6時まで陶彫のタタラと成形に追われました。最近は夕方6時を回ると周囲は暗くなってきます。暗くなった様子に気づかず制作に没頭していました。今日のところは創作に没頭する今月の目標に見合った一日を過ごしました。今月も平日夜に工房に来られることが出来れば幸いと思います。この1ヶ月を有効に過ごせればいいのですが…。創作に没頭することを常に頭に入れて頑張っていこうと思います。