Yutaka Aihara.com相原裕ウェブギャラリー

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  • 慌しい時間の中で…
    制作三昧の週末がやってきました。ブログを読んでくださっている方から「大変そうですね」と声をかけられています。ご心配いただき有難うございます。毎日書いているブログなので、つい目先のことばかり話題にしてしまいますが、今は気持ちが張りつめている状態がずっと続いていて、週末を待ち焦がれるように制作に没頭しています。土台に砂マチエールを貼っているのが現在の作業内容で、現段階ではボランティア学生を頼まなくても一人で何とかやれるかなと思っています。22日の図録撮影には完全でなくても間に合いそうな見通しです。完全ではないというのは制作中の陶彫作品に照明器具を仕込まなければならないのですが、そこまで手が回りそうもないと思っているのです。そうこうしているうち砂の硬化剤が足りなくなり、店に注文したりして時間が瞬く間に過ぎていきました。来週末にひとまずカタチになるだろうと予想を立てていますが、何が起こるかわかりません。この綱渡りのような慌しい制作工程が、自分としては結構好きなのかもしれません。Yutaka Aihara.com
    3月のRECORD
    RECORDとは、一日1点のペースでポストカード大の平面作品を作り続けているシリーズの総称です。3年目になっても毎日作り続けています。3月のテーマも先月に続いて格子模様です。ただし、先月と異なるのは格子のマス目を大きくしています。色彩を多く使ってカラフルな世界になっています。前のシーズンに比べると作品の自由度を少なくして、あえてパターン化しているところがあります。同じカタチを繰り返すというコンセプトは、当初心配していた慢性化は少なく、むしろ不自由な中で新鮮な空間を見つけ出す効果があります。否が応でもまとまってしまう狭空間の中で、どうしたら大きく快い空間を得ることができるか、この課題にいつも真っ向から取り組んでいる感じです。最初のシーズンや昨年のシーズンは自分のホームページ上でみることができます。ブログの最後にあるアドレスをクリックしていただけるとホームページに入ることが出来ます。             Yutaka Aihara.com
    初期の油彩画について
    ヨーロッパ生活から帰国した1985年から、その頃はまだ技術が覚束無い陶芸と併行して油彩画をやっていました。これを初期とよんでいいのかどうかわかりませんが、現在の陶彫作品の前にやっていた作品なので、初期と考えることにしました。その頃は画布に砂を硬化剤で貼った上から油絵の具を塗り、土肌のような鉄錆のようなマチエールを作っていました。描くものは古い機械の一部であったり歯車であったりして、現代美術とはまるで縁のないことをやっていました。ヨーロッパで見てきた表現主義やアールデコの要素を取り入れて、自分なりにやってみたいことをやっていた感じでした。これがいづれ陶の立体になると目論んでいたので、ほとんどの油彩画は未発表です。それらは今も倉庫の奥に埃まみれで眠っています。現在の陶彫や木彫作品が存在するのはこうした初期の作品があるからこそと考えています。 Yutaka Aihara.com
    高崎市の企画展告知
    以前からブログに書いている群馬県高崎市で開催される「古代・現代 思索する手」という企画展の告知を自分のホームページでしています。3月20日から30日までの期間、高崎市観音塚考古資料館の収蔵品と一緒に自作「発掘〜鳥瞰〜」を展示いたします。縄文時代や弥生時代の出土品と並べて展示する機会は二度とないかもしれません。今からとても楽しみです。自分は高崎市には行ったことがありません。家内といい温泉でもあればゆっくり滞在したいと話しているところです。自分は19日に業者と一緒に搬入に行って、そのまま21日まで高崎市にいる予定です。翌22日には次の東京銀座の個展のための撮影があるため横浜に戻ってきます。ホームページにはこのブログの最後にあるアドレスをクリックしていただけると入ることができますので、高崎市の企画展の案内をご覧いただけると幸いです。     Yutaka Aihara.com  
    企画展・個展にむけて
    今月の高崎市での企画展や7月に予定されている東京銀座での個展にむけて、いつも撮影をお願いしているカメラマンとの打ち合わせを持ちました。22日の図録撮影ではどんなアングルで撮るか、どんな試みをするか、ホームページにはどんな作品をアップするか、今後の予定をどうするか、それらは自分にとってこの上なく楽しい打ち合わせなのです。ブログで何回となく書いているように映像表現に関しては、自分はカメラマンに任せることが多いのです。なぜなら自分では気がつかないところを映像化してくれたり、陰影を工夫してくれたりして、それだけで写真の作品として充分通用すると思われるからです。「構築〜起源〜」がどのような雰囲気を纏って生まれ変わるのかがとても楽しみです。加えて現在制作中の陶彫作品も完成にむけて拍車をかけなければなりません。                    Yutaka Aihara.com